【アフターブーケ】ウェディングブーケを記念に保存したい!5種類の方法
結婚式で使ったウェディングブーケを美しいまま残しておけたら素敵ですよね。
今回は、アフターブーケと言って、挙式の日のブーケを保存しておく種類の方法をご提案します。
生花のまま、プリザーブドフラワー、押し花、ドライフラワー、アイスフラワーブーケと、それぞれのメリット・デメリットも解説します。
この記事のポイント!
- ウェディングブーケを記念に残したい方向け
- アフターブーケの5種類の保存方法がわかる
- アフターブーケ保存方法それぞれのメリット・デメリットがわかる
※本ページはプロモーションが含まれています
アフターブーケとは、結婚式の生花ブーケを加工保存すること
アフターブーケとは、結婚式で使ったウェディングブーケを、挙式後もキレイに保存しておけるように加工したブーケのことをいいます。
結婚式ではドレスに合わせて、こだわりのウエディングブーケを作る人も多いでしょう。
でも残念ながら、生花のブーケの場合、挙式後にはすぐに枯れてきてしまうもの。
そこでアフターブーケとして加工してもらえば、思い出のブーケをいつまでも保存しておけるのです!
アフターブーケはいらない?注文しないと後悔するか
アフターブーケは安くても3万円~の予算が必要なので、注文をためらう人も多いよう。
ただ、ブーケを残さなかったことに後悔を感じている卒花さんも、比較的よく目にします。
- ブーケが枯れていく様子や、自分の手でゴミ箱に捨てるのが悲しい
- 友達のアフターブーケが羨ましく見える
- とても可愛いブーケなので、写真以外に何か残せばよかった
結婚式当日をやり直すことはできないので、もしも費用が理由で迷っているなら、思い切って注文したほうが、後悔は少ないかもしれません。
ひとつ注意しておきたいのが、アフターブーケを飾るスペースがあるかどうか。
ウェルカムボードやリングピローなど、結婚式で使った小物をたくさん置く予定なら、ブーケは結婚式当日の写真に残すだけでも満足できそうです。
アフターブーケ5種類の保存方法【メリットデメリットまとめ】
ひとくちにアフターブーケと言っても、いくつか加工方法があり、それぞれ完成イメージや費用が変わってきます。
ブーケの保存方法は5種類。
- 生花のまま飾る
- プリザーブドフラワー
- 押し花(プレスブーケ)
- ドライフラワー
- フリーズドライ(アイスフラワーブーケ)
それぞれの保存方法のメリットとデメリットをご紹介します。
1.生花のまま短期間の保存
- メリット:本物ならではの質感と香り、保管コストの安さ
- デメリット:保存期間が数日~10日程度しかない
なんといっても、生花ならではの色や香りを楽しめるのが、そのまま保存するときのメリットです!
とはいえ生花ブーケを花瓶で保存するのなら、どんなに長くても10日ぐらいが限界。
できるだけ長く楽しみたいなら「延命剤」を使うといいでしょう。
切り花のための「延命剤」には、花に必要な栄養素や抗菌剤など、花を生き生きと保つために必要な成分が含まれています。近所のお花屋さんやネットで、数百円で購入できますよ。
「水切り(水揚げ)」をする、直射日光の当たらない場所に飾るといった工夫もすれば、いっそう長くお花を楽しめます。
2.プリザーブドフラワーで雰囲気そのままに保存
- メリット:生花のような仕上がり
- デメリット:本来は花が開ききる前に加工するべき。湿度に弱く、1~2年で劣化し始めることも
プリザーブドフラワーとは、特殊な加工液を使ってお花の水分を抜きつつ、着色液で色を付ける加工方法。
仕上がりは生花のような柔らかさがあり、色も生花とかなり近いものを残せます。
ただしプリザーブドフラワーは本来、花が咲ききる前に加工するものです。ウェディングブーケは結婚式の時点で一番きれいに咲ききっているので、加工の難易度は高め。
また湿度に弱い加工方法なので、日本だと保存期間は5年程度、長くても10年以下と考えましょう。
3.押し花(プレスフラワー)で平面的に保存する
- メリット:省スペースで飾れる
- デメリット:保管状態によっては花の色が抜ける
思い出の品とはいえ、ずっと飾っておくためにはかさばらないことも大切。
そんな花嫁さんには、ブーケを省スペースで壁に飾れる、押し花加工がおすすめです。
押し花といえば、本や手帳などに生花を挟んで作るイメージですが、アフターブーケの場合は厚みが出るように立体的に組み立てた「立体押し花」が主流。
立体押し花なら、ブーケの華やかさが表現できますし、台紙とガラスの間に空間があるので、当日使ったリボンやパールも一緒に保存できますよ。
時間経過とともに、どうしても色が抜け落ちてしまうので、直射日光と多湿に注意して保管するのが◎
こちらの記事でプレスフラワー加工した卒花の体験談を紹介中
>>>アフターブーケは『押し花』にしてみた!卒花嫁のリアル体験談
4.ドライフラワーでブーケを立体的に残す
- メリット:枯れずに立体的に保存できる
- デメリット:花の色が変化してしまう、加工不可のお花がある
ドライフラワーであれば、ブーケを立体的に残せるので、当日の雰囲気をそのまま取っておきたい人にぴったりです。
自分でドライさせることも可能ですが、結婚式の思い出としてブーケを残すなら、専門の業者に頼むのがおすすめ。プロに依頼すればブーケそのものの形を残せますし、長期間楽しめるよう専用ボックスに密封保存してもらえます。
- ハンギング法(吊り下げて乾燥。簡単)でセルフしても、綺麗な色が残らない
- 自分でやるシリカゲル法(乾燥材を利用。色が綺麗)だと茎を切る必要があり、ブーケの形が残せない
- 乾燥が甘いと、すぐ傷んでしまう
なお保管場所が悪いと2〜3ヶ月ほどで退色が始まります。直射日光の当たらない場所に置きましょう。
さらにお花によってはドライフラワー加工ができなかったり、色味が大幅に変わったりします。
5.フリーズドライして保存する、アイスフラワーブーケ
- メリット:ブーケ全体を自然な色・形で残せる、他の加工方法では残せない花材にも対応可
- デメリット:取扱店が少ない
アイスフラワーとは、フリーズドライした花のことです。
生花をマイナス30℃で凍らせて真空状態で乾燥。すると、花の水分が氷となって昇華されることから、アイスフラワーという名前がつきました。
プリザーブドフラワーのように着色剤を使用しませんし、花を分解して組み立てる工程もないため、生花の持つ自然な色合いや繊細な形、花びらの重なりなどブーケ全体をそのまま自然に残せます。
ほとんどの花材を加工できるので、たとえばドライフラワーにしづらい花材(実ものや多肉植物など)を使ったブーケを持つ人におすすめです。
【番外】ハーバリウムやキャンドルなどに加工
- メリット:格安で結婚式の思い出を残せる
- デメリット:ブーケの形が残らない、ごく一部のお花しか使えない
ブーケの一部をドライフラワーや押し花にし、そのお花を作って小物を作る、というアイデアもあります。
アフターブーケにはお金も時間もかかりますし、飾る場所も必要です。
その点、小物に加工するなら安く省スペースにウェディングブーケを残せるので、気軽に注文したりdiyしたりできるはず!
とはいえブーケのごくごく一部しか残せないので、「思い出を残す」という意味ではイマイチかもしれません。どちらかと言うと、会場装花やプロポーズでもらった薔薇の保存などに向いているでしょう。
アフターブーケの費用相場
ウェディングブーケは、紹介した加工保存方法によって費用が異なります。
業者によっても様々ですが、参考にしてみてくださいね。
- 生花のまま飾る:0円(延命剤は数百円)
- プリザーブドフラワー:5万円~
- 押し花(プレスブーケ):3万円~
- ドライフラワー:4万円~
- フリーズドライ(アイスフラワーブーケ):5万円~
いつまでに注文すればいい?挙式後でも加工してくれる?
美しいアフターブーケを残すためには、お花の鮮度が大切です。
挙式前に業者を決めて注文→結婚式直後に受け渡しするのが理想ですが、結婚式後の注文に対応している業者もあります。
結婚式当日に実物のウェディングブーケを見て「やっぱりブーケを残したい!」と思ったなら、すぐに業者探しをしましょう。
日にちがたってからだと、お花が傷んで加工できないかもしれません!
傷んだお花でも、オーダーして大丈夫?
使っている花材や傷みの具合によるので、まずは一刻も早く業者へ問い合わせてください。
しおれて元気がなくなっている程度なら、たいていのお店は受付してくれます。
花の色が茶色くなっている場合は、綺麗なお花だけ使ったり、新しいお花に差し替えたりといった対応になることもあります。
ちなみに、ドライフラワーより押し花のほうが、元気のないお花でも対応できるケースが多いそう。
アフターブーケが注文できる専門業者 5選
アフターブーケ作成におすすめの専門店を5つ紹介します。
アフターブーケが注文できる専門業者【ドライフラワー・立体押し花】
◆挙式後にいそいで注文したい!→ウエディングブーケ保存加工専門店Fatina Fiore
挙式後に注文しても加工してくれる、嬉しい業者。料金目安はドライフラワー3~7万円、押し花5~7万円。
◆ブーケを入れる額縁だってこだわりたい!→ アフターブーケのカナックス
フレームデザインが豊富で、こだわりの強い人向け。価格帯はドライフラワー、押し花ともに4~8万円。
◆ミニサイズで作ってほしいなら→ 花ぐるま
フレームのサイズと色展開が豊富な、メディアにも取り上げられる有名店。費用はドライフラワーが4~7万円、押し花が3~6万円を目安に。
◆可愛いボトルやフレームが沢山→シンフラワー
ボトルや額縁のデザインが豊富で、キャスケードブーケや108本のバラなどにも対応可能!値段はドライフラワーが4~20万円ほど、押し花が5~20万円程度です。
アフターブーケが注文できる専門業者【プリザーブドフラワー・アイスフラワー】
◆インテリア向きのデザインがほしい!→ ナテュールフラワー
ブーケの一部だけ残すこともできるうえ、額縁の種類が豊富なので、インテリア用にぴったり!料金はだいたい3~10万円。
◆お花を長く、綺麗に残したい!→ アイスフラワーブーケ
アイスフラワー加工してくれる貴重なお店で、写真入れや刻印といったオプションにも対応。6万コースか8万コースの、分かりやすい料金体系も◎
注文前に知っておきたいアフターブーケの注意ポイント
イメージ通りのアフターブーケを作ってもらうために、事前に知っておきたいことがあります。
納期は長くなりがち
アフターブーケ製作はとても繊細な作業なので、どうしても完成まで時間がかかり、納期が長くなりやすいんです。
- アイスフラワーの納期 1~2ヶ月
- それ以外の加工方法の納期 3~6ヶ月
こんなに時間がかかる理由はいくつかあります。どれも、美しいアフターブーケを作るために必要な工程なので、完成品が届く日を指折り楽しみに待っていましょう。
- お花の乾燥に時間が必要(長いものだと1ヶ月)
- 乾燥させたお花は壊れやすいので、丁寧に扱わないといけない
- 額やボックスに合わせつつ、元のブーケのイメージを壊さないよう配置を考える
- 全ての工程を手作業でやる
アフターブーケにできないお花もある
花材によっては、アフターブーケへの加工を断られることがあります。
理由としては、水分量の関係からアフターブーケ用に乾燥させると、激しく変色したり、シワシワになったりするから。
代表的なものだと、実ものや多肉植物、プルメリア、カトレアなどが加工不可になりがちです。
またキングプロテアやカサブランカといった大きめの花は、フレームに入りきらないことも多いので注意が必要。
もちろん花材や品種によって対応が変わるので、まずは気になる業者へ問い合わせてみましょう。
アフターブーケにまつわる、よくある疑問
普段手にすることのないアフターブーケ。いざ注文するか考えたとき、気になることも沢山あるはずです。
Q1.保存期間はどれくらい?変色しない?
A.加工方法やボックス入りかどうかといった条件にもよりますが、短いと数日、長いと10年以上綺麗にお花を残せます。
おおよその目安は以下の通り。上手に保管すれば、もっと長くアフターブーケを楽しめますよ!
- 生花…3~10日
- プリザーブドフラワー…3~5年
- 押し花…10~15年
- ドライフラワー…10~15年
- アイスフラワー…5~10年
ただ年数が経過すると、どうしても色褪せは起きてしまいます。
変色の原因は主に、直射日光や照明の紫外線、高温多湿、急激な温度湿度の変化なので、風通しのよく陽の当たらない場所へ飾るようにしましょう。
色が薄くなって、アンティーク調に変化したお花の風合いを楽しむのも素敵ですね。
Q2.自分でやって、綺麗なアフターブーケは作れる?セルフは無理?
A.セルフでもアフターブーケに加工することは可能です。とはいえ、加工が甘いとすぐにお花が色褪せたり、形が崩れたりします。
また結婚式後の後片付けで忙しい時期に作業するので、時間の余裕がないことも十分あり得ます。
状態が良く長年楽しめるアフターブーケが欲しいなら、やはプロに頼んだほうがいいでしょう。
Q3.ブーケ以外のお花や装花(プロポーズのバラ、生花の花冠など)も残せる?
A.はい。花かんむりや生花のヘッドドレス、新郎のブートニア、リストレット、プロポーズの薔薇、会場装花、さらには両親贈呈品の花束など、ブーケ以外のお花もアフターブーケへ加工できます。
とはいえ花冠やリストレットは長時間身に着けるのでブーケより傷みやすく、加工しても綺麗な姿で残せないことからオーダーをお断りしている業者もあります。
気になるお店があったら、念のため問い合わせておいてください。
Q4.色味を綺麗に残すことって可能?
A.乾燥加工させる以上、生花そのままの色を残すのは難しいのが現実です。
どの方法・業者でも、なるべく同じ色味になるよう調整したうえで加工しているのですが、どうしてもくすみカラーになったり、生花より濃い色になったりしてしまいます。
下の記事で、実際に先輩花嫁がオーダーしたアフターブーケ体験談を、ビフォーアフター写真付きで紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まとめ
- 生花の保存は数日間だが、新鮮な花の美しさを記憶に留めることができる
- プリザーブドフラワーは湿気に弱いが生花のような仕上がり
- 押し花は壁に飾れるので省スペースで楽しめる
- ドライフラワーは花の退色があるがブーケを立体的に残せる
- アイスフラワーはブーケ全体を自然に美しく残すことができる新しい加工法
- 加工費用は3~10万円、納期は2~6ヶ月が目安
幸せな結婚式の1日をともにした愛着のあるウェディングブーケ。
できるだけ長く眺めていられたら、と思いますよね。
アフターブーケの専門店なら美しく保存することが可能です。
より良い状態で保存するためにも、結婚式の前に保存方法を決めて、希望に答えてくれるお店にオーダーしておきましょう。