【結婚式】お車代の渡し方!タイミングと添える言葉【マナー】

【結婚式】お車代の渡し方!タイミングと添える言葉【マナー】

結婚式に参列してくれたゲストへの「お車代」は失礼のないように、事前にきっちりと準備をしておくべきです。

そこで今回は、お車代を渡すタイミング渡し方のマナーについて解説します。

ご両親や受付を頼むご友人にもうまく伝えて協力してもらえるよう、ぜひ参考にしてくださいね!

この記事のポイント!
  • 結婚式の準備中のカップル向け
  • お車代の渡し方のマナーとタイミングがわかる

※本ページはプロモーションが含まれています

結婚式のお車代は、誰から・いつ渡す?

結婚式

お車代は、できれば新郎新婦からお礼の言葉とともに直接渡したいもの。

ただ結婚式を目前に控えた新郎新婦は慌ただしいので直接わたすのは難しいんです。

多くの場合で、新郎新婦の両親または受付係からお車代を渡すケースが多いようです。

結婚式当日、お車代を渡すタイミングは?

お車代を渡すタイミングは、次の4パターンが考えられます。

「誰にはいつ、お車代を渡す!」ということはあらかじめ決めておきましょう。

  • 受付時(受付係から)
  • 披露宴が始まる前(ウェルカムドリンクなど歓談中)
  • 披露宴の途中(お色直し中に両親から)
  • 披露宴が終わってから

ただタイミングをはかっていても、なかなか思うようにさりげなくお車代が渡せないこともあるもの。

「披露宴が終わってからでいいや」と思っても、ゲストがすぐに帰ってしまうと渡しそびれます。

できるだけそれ以前に渡すタイミングを見張っておいて、披露宴終了後は最後の手段にしたほうが安全。

次の段落で、親から・受付係から渡してもらう場合の渡し方を解説していきます。

お車代の金額相場は?

お車代は、単純に「交通費」としてだけではなく、「お礼」の意味を含むことがあります。

お車代の金額相場は、数千円~数万円まで。

渡す相手によって、金額を決めるのが一般的です。

  • 主賓や乾杯のスピーチを頼んだ人:1万円~
  • 受付を頼んだ人:3,000円~

お車代の渡し方① 新郎新婦の両親からゲストへ手渡し

結婚式の両親

  • 主賓・乾杯の挨拶をお願いした方
  • 仲人(媒酌人)
  • 遠方から来てくれた親族
  • 受付を頼んだ友人や同僚

これらのゲストには、忙しい新郎新婦に変わって両親から直接お車代を渡してもらいましょう。

主賓・乾杯の発声をお願いした方へのお車代

主賓や乾杯の発声をお願いした方には、依頼した側の新郎新婦の親からお車代を渡してもらいます。(新郎の上司に乾杯の挨拶を頼んだなら、新郎両親から)

お車代を渡すタイミングは、次のどちらかがスムーズ。

  • 披露宴が始まる前
  • 披露宴で新郎新婦のお色直ししている最中(中座のとき)、両親が主賓のテーブルに行き挨拶を兼ねて渡す

お車代は、お礼の言葉を添えて、目立たないようそっと渡したいもの

仲人へのお車代

仲人を立てた場合、新郎新婦の両家の親が揃ってお車代を渡すようにします。

タイミングは、披露宴終了後が一般的です。

できれば新郎新婦も揃ってお車代を渡すのがベストですが、披露宴終了後は、ゲストへの挨拶に追われていることも。

両家の親に託しても問題ありません。

ポイント!

仲人や媒酌人へは、「お車代(交通費)」とは別に、お世話になった「謝礼金」を渡すのがマナーです。

結納からお世話になった仲人には、結納金の1割程度が相場。

媒酌人へのお礼は、挙式当日にもらったご祝儀の倍返しが一般的です。

遠方から来てくれた親族へのお車代

遠方から来てくれた親族へのお車代も、両家の親から渡してもらいましょう。

お車代を渡すタイミングは、受付の前後に

ただ遠方から来てもらう親族が多く、新郎新婦の両親や身内だけでは手が回らない場合は、受付係にお願いしてお車代を渡してもらうのもアリです。

受付係へのお車代(心付け)

友人や同僚など、たとえ仲のいい人に受付を頼んでも「お礼」はきちんと渡すのがマナーです。

受付係へのお車代(お礼)も、両親から渡してもらうほうがスムーズ。タイミングは次の2つがいいでしょう。

  • 披露宴が始まる前
  • 披露宴で新郎新婦のお色直ししている最中(中座のとき)

新郎新婦から直接渡したいなら、披露宴終演後のお見送りの時にプチギフトと一緒に渡すのもOK。

この場合、ほかのゲストが「あのゲストには何か渡してるのに、私には何もないの?」なんて感づかれないように、こっそり渡して。

ポイント!

現金以外では、引出物をランクアップ一品追加するなどして感謝の気持ちを伝えるのがオススメです。

お車代の渡し方② 受付係からお車代を渡してもらう

新郎新婦の両親からお車代を渡す予定にしていても、「渡すタイミングが難しいかも…」と不安があったら、受付係にお願いしましょう。

受付で芳名帳に記入してもらった後に、席次表や席札と一緒にお車代を渡すと渡し漏れがなく確実です。

受付係には「お車代リスト」を渡しておく

受付を頼んだゲストには、「誰に、どのお車代を渡せばいいのか」がわかるようなリストを渡しておきます。

ゲスト全員のリストの中に、「お車代を渡す人マーク」をつけておくのもオススメ。

芳名帳や祝儀袋の名前と、渡しておいたリストの名前を照らし合わせてチェックをしてもらいましょう。

受付係から他のゲストにはわからないように、お車代をそっと渡してもらえたらいいですね。

受付でお車代を渡し損ねたら、新郎新婦の身内がフォローを

もし受付がお車代を渡し損ねた場合、受付係はその場を動くことが難しいため、披露宴が始まる前に新郎新婦の両親か身内がフォローするようにしましょう。

受付係を引き受けてくれた人にも、「なにかあったら、〇〇に声をかけてね」と、身内を紹介しておくと安心です。

お車代を渡すときの、お礼の言葉・メッセージ例

親族紹介

お車代を渡すときは、相手が遠慮してしまわないように、さりげなく感謝の気持ちを伝えるようにします。

次の3つのパターンで、お車代を渡すときに言うべき言葉の例を紹介します。

  • 新郎新婦が直接渡す場合の言葉
  • 両親から渡す場合の言葉
  • 受付から渡す場合の言葉

お車代を渡すときの言葉【新郎新婦から】

本日はお越しいただき、本当にありがとうございます。
こちら、わたしたち2人の気持ちです。どうかお受け取り下さい。

お車代を渡すときの言葉【新郎新婦から】

今日は来てくれて本当にありがとう。
ほんの気持ちだけど、受け取ってください。本当にありがとう。これからもよろしくね。

お車代を渡すときの言葉【両親から】

○○(新郎or新婦の名前)の母(父)です。いつもお世話になっております。
本日はご多用の中お越しいただき、本当にありがとうございます。
こちらわずかではございますが、お気持ちです。今後とも二人のことをどうかよろしくお願いいたします。

お車代を渡すときの言葉【受付から】

○○様、こちら新郎新婦二人からのお気持ちです。

結婚式のお車代。渡す前の4つの準備

結婚式当日にお車代の渡す際、失礼がないよう、お車代の準備はしっかりしておきましょう。

  1. お車代リストを作る
  2. 新札とお車代を包む封筒を準備
  3. 封筒に渡すゲストの名前を書いた付箋を貼る
  4. 一筆箋などにひとことメッセージを添えて

1.お車代リストを作る

お車代リスト

お車代を渡すゲストが多い場合には、間違いや渡し損ないなどの失礼がないように、まず「お車代リスト」を作りましょう。

  • お車代を渡す相手(氏名)
  • 金額
  • 誰から渡すか
  • どのタイミングで渡すか

リストにすることによって、渡し漏れを防ぐことができますし、お車代を渡してもらう両親も安心です。

受付係には、かならずお車代リストを渡しましょう。ただしこの場合はお車代の金額は伏せておいて。

2.新札と封筒(ご祝儀袋・ポチ袋)を準備

お車代を包む封筒は、金額によって使い分けるようにしましょう。

  • 1万円未満:ご祝儀袋もしくはポチ袋でもOK
  • 1万円以上:ご祝儀袋
  • 5万円以上:水引入りのご祝儀袋(結びきり)

ポチ袋に折りたたんで紙幣を入れる場合でも、かならず新札(ピン札)を用意しておくこと!

渡す際の封筒の表書きには、「お礼」もしくは「お車代」と書くのが一般的です。

3.封筒にゲストの名前を書いた付箋を貼る

お車代のポチ袋

お車代を入れた祝儀袋には、誰に渡すものかがひと目でわかるように、ゲストの名前を書いた付箋をはっておくと便利。

もちろん、渡すときは付箋は外してくださいね。

4.一筆箋などにひとことメッセージを添えて

新郎新婦の両親から、もしくは受付係からお車代を渡してもらう場合、封筒の中にメッセージを添えるとていねいです。

直筆で一筆箋にひとことでも感謝の気持ちを書き添えると、受け取ったゲストも嬉しいものですよ。

書き方に決まりはありませんが、招待状などと同様に区切りをイメージする「句読点」はいれないほうが無難。

一筆箋のメッセージ例

本日は 遠方よりお越しいただき ありがとうございます
わずかではございますが ご帰宅までのお車代に充てていただければ幸いです

こんなときどうする!?結婚式のお車代の渡し方マナー

お車代は新郎新婦からの感謝の気持ち。

渡すときに「この人非常識だなあ…」なんて思われないように、事前にしっかり準備をしておきましょう。

交通費(新幹線代や飛行機代)を負担することは事前に知らせる

遠方からのゲストにお車代を渡す(交通費を負担する)場合は、あらかじめ伝えておきましょう。

招待するときに「交通費(全額or半額程度)や宿泊費を負担するので、ぜひ出席してほしい」と伝えて。

いきなり何の知らせもなく遠方で開催される披露宴の招待状が届くのでは、出欠の返事にも困ってしまうかもしれません。

ゲストがお車代を辞退・受け取らない!後日お返しを

せっかくお車代を準備していても、相手の方が辞退して受け取らないケースもあり得ます。

そんなときは、後日交通費や宿泊費の代わりに、交通費の半額程度を目安に商品券や品物(お菓子など)などでお返しをすると良いでしょう。

できるだけ受付で渡してもらうことが好ましいですが、辞退された場合も把握できるようにしておきましょう。

お車代を渡しそびれた!現金書留で送っても大丈夫?

お車代は、結婚式当日に渡すのが基本

もし渡しそびれてしまったら、後日渡すのでもOK。

結婚式に参列してくれたお礼のメッセージ、お車代を渡しそびれたお詫びとともに、なるべくはやく現金書留でお車代を送るようにしましょう。

お菓子や記念品を送るのもアリです。

渡しそびれた相手が、主賓・乾杯の挨拶をお願いした方だった場合は、なるべくなら訪問して、直接お渡しした方がよいでしょう。

まとめ

  • お車代は新郎新婦の両親、受付係から渡してもらうケースが多い
  • 主賓・乾杯の挨拶をお願いした人、親族には両親から渡してもらう
  • お車代を渡すゲストが多い場合、受付で記帳時に渡すのが確実
  • お車代は、目立たないようにさりげなく渡してもらう
  • お車代リストを作って、誰がいつお車代を渡すか整理する
  • お車代を渡すゲストには、あらかじめ交通費を負担することを伝えておく

以上、お車代を渡すときのタイミングやマナーについて解説しました。

遠路はるばる来てくれたゲストに失礼などのないよう、お車代を渡す予定があるというカップルは是非参考にしてみてくださいね。