お色直しの平均回数と時間が知りたい!衣装の組み合わせ集
結婚披露宴では「お色直し(衣装替え)に力を入れたい!」と考えている花嫁も多いはず。
しかし芸能人のように、何度もお色直しをするわけにはいきませんよね。
そこで今回は、披露宴でのお色直しの平均的な回数や衣装の組み合わせ、順番、時間、中座する際にゲストを退屈させない方法についても解説します。
この記事のポイント!- 披露宴のお色直しについてお悩みの花嫁向け
- 披露宴のお色直しについて、平均時間や回数を知ることができる
- お色直しにかかる費用が分かる
披露宴の新婦のお色直し平均回数は、1回!
「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、披露宴でのお色直しの回数は1回と答えた方が最も多いことがわかりました。
挙式から披露宴で着用した衣装の合計は2着が圧倒的に多く、平均2.3着という結果に。
- 2着(お色直し1回):64%
- 1着(お色直し無し):15%
- 3着(お色直し2回):9%
披露宴前は「お色直しはしなくていい」と思っていても、ドレスや衣装を見ているうちにお色直しをすることにした花嫁も。
また両家の両親から「お色直しはして当然!」と言われることも多く、花嫁花婿がするつもりはなくても、親や親族の意向でお色直しを追加するという花嫁もいました。
お色直しの回数が多い地域は、新潟・四国・九州
お色直しの回数は地域によっても微妙に違います。
特にお色直しの回数が多い地域は新潟、四国、九州で、カップルの3割~4割は、2回以上のお色直しを当たり前にしているようです。
なかでも九州は披露宴も盛大に挙げることで知られています。
九州地方で披露宴をする際は、本人たちが満足していてもお色直しが少ないと、ゲストによっては「物足りない披露宴だった…」「お金がないのかな…」と思われることもあるようです。
新郎のお色直しはナシというケースも多い
一方で、新郎のお色直しは「しなかった」という方が最も多いようです。
同調査によると、新郎が着用した衣装の合計は平均1.6着という結果に。
- 1着:53%
- 2着:42%
お色直しをする新郎は、新婦が洋装から和装にお色直しする場合は、新郎も一緒にお色直しをするパターンがほとんど。
新婦にあわせて色違いのタキシードに着替えるという新郎もいます。
新郎新婦のお色直し 衣裳の組み合わせパターン!
新婦のお色直しで一番多い組み合わせ「ウェディングドレス + カラードレス」
新婦のお色直しの組み合わせで、半数以上の花嫁が行っているのが、「ウェディングドレス + カラードレス(カクテルドレス)」の組み合わせです。
【人気の新婦の衣装組み合わせ】
- 1位:ウエディングドレス + カラードレス(2着)
- 2位:ウエディングドレスのみ(1着)
- 3位:ウエディングドレス + 色打ち掛け(2着)
- 4位:ウエディングドレス + カラードレス + 色打ち掛け(3着)
ちなみに、2018年に一番人気だったカラードレスの色はピンク系!
カラードレスを着用した4人に一人は、ピンクのカラードレスを選んでいるようです。
お色直しの回数別!衣装組み合わせパターン
参考までに、その他の新婦の衣装の組み合わせ(1着~4着)についてもご紹介!
4着となると花嫁も忙しくなりますが、これぐらいお色直しをしないとゲストが満足しないというケースもあるようです。
● お色直し1回(計2着)
- ウエディングドレス + カラードレス(2着)
- ウェディングドレス + 黒引き(2着)
- ウェディングドレス + 白無垢(2着)
- 白無垢 + 色打ち掛け(2着)
● お色直し2回(計3着)
- ウエディングドレス + カラードレス + 色打ち掛け(3着)
- ウェディングドレス + カラードレス + 白無垢(3着)
- ウェディングドレス + カラードレス + 黒引き(3着)
- ウェディングドレス + 白無垢 + 色打ち掛け(3着)
- ウェディングドレス + 白無垢 + 黒引き(3着)
● お色直し3回(計4着)
- ウェディングドレス + カラードレス + 白無垢 + 色打ち掛け(4着)
- ウェディングドレス + カラードレス + 白無垢 + 黒引き(4着)
新郎は「タキシードのみ」が一番多い
新婦がウェディングドレスからカラードレスにお色直しをする場合、新郎は必ずしもお色直しする必要はありません。
そのせいか新郎の衣装の種類は「タキシードのみ」と答えた方が69%と最も多い結果に。
- 1位:タキシードのみ(1着)
- 2位:タキシード + 紋服(2着)
- その他 タキシード + タキシード(2着)
新婦のカラードレス(色打掛)に合わせて工夫をする新郎をするのがオススメ!
- 新婦のカラードレスに合わせたチーフを胸ポケットに入れた
- ネクタイを変えた
- 髪型だけちょっと変えた など
▼カラードレスとタキシードの組み合わせ方など、新郎衣装の基本はこちら
披露宴のお色直しの順番は「洋装から和装」がおすすめ
お色直しを2回以上する場合は、順番にも注意しなければなりません。
ウェディングドレスから和装、さらにカラードレスといった順番にしてしまうと、着付けの時間、着物を脱ぐ時間がかかってしまい、かなり時間のロスにつながってしまいます。
そのため最初にウェディングドレスなど洋装だった場合は、次のように洋装を続けて着用するのがおすすめです。
- ウエディングドレス(洋装)
- カラードレス(洋装)
- 白無垢or黒引きなど(和装)
挙式でウェディングドレス、披露宴の一着目が和装、お色直しで洋装…となると和装に着替える時間が必要になりますが、「和装→洋装」の順番の場合、お色直しの時間を短縮することができます。
お色直しにかかる時間は?ウェディングドレスからカラードレスは15分〜20分
お色直しにかかる平均時間については、以下のとおり。
- ウェディングドレス → カラードレス:
15分~20分程度 - 洋装 → 和装:
20分~30分程度
和装は着付けに時間がかかる他、髪型も和装の雰囲気に合ったものにするため必然的に時間が長くかかってしまうんですね。
お色直しの時間を短縮したい場合は、和装は諦めて洋装にするのがおすすめ。
挙式・披露宴の時間に要注意!
披露宴会場の使用時間は2時間半から3時間程度。
お色直しを何度もすることは難しいことも。
時間がない場合はヘアスタイル、ブーケだけを変えるというお色直しの方法もありますよ。
お色直しの時間はもちろん新郎新婦は会場からいなくなるので、中座の時間でいかにお客様に楽しんでいただくか、いかに時間を短くするかが重要!
中座の時間をなくし、ゲストとたくさん話したいから、とお色直しの回数を抑えるカップルも多いようです。
お色直し2回以上は多い?ゲストに「多すぎ」と思われないために
- 「お色直しを2回以上したいけど、非常識では…?」
- 「何回もお色直しして、ゲストから“やりすぎ”と思われないか心配…」
と悩む花嫁さんも多いはず。
披露宴の時間が許すならば、好きな回数で衣装替えするのが一番後悔は少ないでしょう。
でも新郎やゲストからの本音が気になるなら、次の3つの方法を検討してみて!
- 衣装替えのタイミングを工夫
- 前撮り(後撮り)で衣装を楽しむ
- 中座時間を盛り上げる
衣装替えのタイミングを工夫
通常お色直しというと、披露宴中に衣装替えする、というイメージですよね。
衣装を何着も着たいなら、挙式と披露宴の間に1回衣装を変えて、披露宴の最中に1回衣装を変えれば、合計3着たのしむことができますよ。
前撮り(後撮り)で衣装を楽しむ
最も費用の節約になるのは、披露宴でのお色直しをあきらめて、前撮り(フォトウェディング)で違う衣装を楽しむ方法。
ゲストにお披露目はできませんが、自分の満足度は満たされるはず。
結婚式でお色直しをせずに後悔した場合、「後撮り」をする、という方法もあるので安心して。
中座時間を盛り上げる
お色直しを2回、3回、4回…と何度もする場合、ゲストから「また衣装変えするの?!」と思われるのは仕方のないこと。
残念ながら結婚式のこだわりは、花嫁さん本人以外にはなかなか伝わりにくいものです…。
ゲストに「やりすぎ」「退屈」と思われないためには、着替えで退出する中座時間をめいっぱい盛り上げて、おもてなしを!
中座演出のアイディアは、下の段落で詳しく紹介します。
お色直しの中座アイディア。映像やクイズでゲストを退屈させない!
中座の時間を長くとり過ぎないことはおもてなしの大前提ですが、その間もゲストに楽しんでもらえるように工夫することが大切です。
人気が高く定番の催しが「ゲストに映像演出を楽しんでもらう」アイディア。
- プロフィールムービー
- ビデオレター
ふたりの生い立ちや出会い、結婚までの流れをまとめたプロフィールムービーは定番ですね。
友人からのビデオレターもおすすめです。
またお色直しのドレスの色や衣装の種類など、ドレスの色当てクイズを出して正解者には景品が当たるなどの工夫をすれば、お色直しをみんながもっと楽しみにしてくれることでしょう。
他には、友人が余興を披露してくれたというケースもあれば、歓談の時間にあてて特になにもしなかったという新郎新婦もいます。
お色直し2回以上の中座スケジュール
中座時間が多くなるので、ゲストを退屈させないように演出を工夫する必要があります。
参考までに、お色直しで3回中座したカップルの演出方法です。
- 1回目:プロフィールムービーとビデオレター(10分程度)+カメラマンによるゲストの撮影
- 2回目:お色直しの衣装・色あてクイズ(10分程度)+ 歓談タイム(10~15分)
- 3回目:シェフによる実演(デザートの盛り付けなど)
この他では、新婦がお色直しで中座している間、新郎が会場に残り友人の余興に参加したというケースも。
お色直しにかかる平均費用!カラードレスの場合は21.8万円
お色直しにかかる費用は会場や衣装によって大きく異なりますが、一般的には和装より洋装の方が安く抑えることができます。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、結婚式の衣装の費用相場は以下の通り。
- カラードレスの平均費用:23.7万円
- 色打掛の平均費用:32.2万円
もちろんカラードレスでも、オーダーメイドやブランドものにすれば価格は高くなりますが、やはりカラードレスの方が費用が抑えられる場合が多いでしょう。
他にもお色直し用のブーケ、ヘアスタイルのチェンジにかかる費用が必要で、2万円~4万円程度かかることを忘れずに。
新婦が洋装から洋装にお色直しをする場合、新郎はそのままか、小物を少し変えるだけなら2万円程度で抑えることも可能です。
まとめ
- 新婦のお色直しの人気回数は1回
- お色直しの平均時間は15分〜30分
- 和装を最初か最後にすることでお色直しがスムーズに
- お色直しにかかる費用は洋装で24万円、和装では32万円程度
- 中座している間、ゲストを退屈させない工夫を
お色直しは披露宴の雰囲気をガラっと変える重要なイベントです。
費用や雰囲気、周囲の声なども参考にしつつ、自分たちが一番納得できる形のお色直しを考えていきましょう!