ブライダルインナーは「もったいない」出費?種類・相場など基本を解説
結婚式の日にちも会場も決まったし、次はドレス選び!となったときに必ず出会うのが、ブライダルインナーの存在です。
どんなアイテムがあるのか?どれを選べばいいのか?選び方のコツや、おすすめのブランドはある?
ブライダルインナーの基本を解説していきます。
ブライダルインナーとは?
そもそもブライダルインナーとは、ウェディングドレスをより美しく着こなすための専用下着を指します。
ウェディングドレスという特別な衣装のために作られているので、普段使いのランジェリーより高い補正力を持っています。
またウェディングドレスがずり落ちてこないよう、滑り止めの役割も担っています。
ブライダルインナーの種類
のちほど解説しますが、選んだドレスによって使うブライダルインナーは変わります。まずは、ブライダルインナーの種類を確認していきましょう。
ブラジャー
ドレス用ブラジャーは、普段使うものより補正力が高いのが特徴。脇や背中に流れたお肉を集めて、バストアップを叶えてくれます。
基本的には次に紹介するニッパーとセットで使います。
ウエストニッパー(コルセット)
コルセットはウエスト部分を補正する下着で、くびれのあるウエストを作ってくれるアイテムです。
ウエスト部分を支えてくれるので、綺麗な姿勢維持にも一役買ってくれるでしょう。
ビスチェ
ビスチェはブラジャーとニッパーが一体化した補正下着で、一枚で済むため比較的圧迫感を感じにくいインナーです。
一枚で着れるので、背中の開きが大きいものを見つけやすいのもポイントです。
ガードル
ウエスト~太ももを補正するインナーが、ガードルです。お腹を引き締め、お尻を持ち上げる効果があるので、マーメイドラインのドレスを着るときによく使われます。
メリハリのある綺麗な下半身を作ってくれるほか、姿勢サポートもしてくれる優れものです。
ちなみに、ショーツの上から着るタイプかショーツ不要のタイプかは、商品ごとに違います。
フレアパンツ
ショーツの上に着用するアイテムで、ドレスの汗しみを予防し、足さばきを良くしてくれる役割があります。
また着替えのときにショーツやガードルを着付け担当さんに見せて気まずい思いをしない、というエチケット的な働きもしてくれます。
似たようなアイテムとしてペチコート、ドロワーズがありますが、違うのはシルエットだけで役割はどれも同じです。
- ペチコート…スカートタイプ
- フレアパンツ…腿丈キュロットタイプ
- ドロワーズ…膝丈ズボンタイプ
マタニティ花嫁専用のインナー
妊娠中の女性にお腹の締め付けは厳禁。
ブライダルインナーも体を締め付けず、けれども美しいドレス姿になるようサポートしてくれるマタニティ用インナーが用意されています。
ヌーブラを使うケースも
なかにはガッツリ背中の開いたウェディングドレスを選ぶ花嫁もいるでしょう。
デザインによってはドレスからインナーがはみ出してしまうので、そういう時にはヌーブラを使うことになります。
ブライダルインナーの相場
専門店でブライダルインナーを購入する場合の相場をまとめました。
- ブラジャー…1万~2万円
- ニッパー…1万~2万円
- ビスチェ…2万~3万円
- ガードル…5千~1.5万円
- フレアパンツ…5千~1万円
- マタニティ用ビスチェ…1.5万~2万円
基本的に「ブラジャー+ニッパー+ガードル」もしくは「ビスチェ+ガードル」の組み合わせで使うので、ブライダルインナー一式で3~6万円かかると思っておきましょう。
ウェディングドレスに、専用インナーは本当に必要?
「ドレス用下着に3~6万円」というのは、結婚式の一日のためだけに買うのをためらう値段です。本当に専用のインナーじゃないとだめなのか、疑問に思う人もいるでしょう。
結論から言うと、ブライダルインナーは用意するべき。それも単に買えばOKではなく、補正力のあるしっかりしたものを用意するべきなんです。
- ドレスが似合うメリハリボディにしてくれる
- 高い補正力で、結婚式の長丁場でも綺麗なドレス姿をキープしてくれる
- 美しい姿勢作りを助けてくれる
なお下半身のラインがスカートで隠れるなら、ガードルなし(フレアパンツだけ)にしても大丈夫です。
レンタルでも十分?購入しないとダメ?
節約のためにレンタルや卒花からのお譲りを活用する人もいるでしょう。
後ほど解説しますが、ブライダルインナーでまず注目するべきなのは
- 自分の体に合ったサイズか
- ドレスと合わせてもはみ出ないデザインか
です。この2点をクリアして、そのうえで花嫁本人が他人の使ったインナーを身に付けても構わないなら、レンタル・お譲りも有力な選択肢になります。
ちなみにレンタルの値段はお店によってかなり差があり、安いと8,000円で一式借りられます。
結婚式後や出産後にも使える
実は結婚式以外の場面でも、ブライダルインナーを使う機会はあるんです。
- 結婚式にお呼ばれしたときに、パーティードレスと合わせて使う
- 出産後の補正アイテムとしてニッパーやガードルを使う
挙式当日は美しいドレス姿を作れるし、それ以外のタイミングでも使い回せると考えると、ブライダルインナーを用意する価値は十分にあるでしょう。
ブライダルインナーの選び方
ブライダルインナーを選ぶときには、いくつか注意点があります。
ドレスデザインによって、選ぶべきインナーは変わる
ブライダルインナーは、選んだウェディングドレスのデザインに合ったものを着用しましょう。
例えば背中の大きく開いたドレスなら、インナーも同じくらい背中が開いていないとはみ出すことに!胸元も、デコルテ部分がハート型かビスチェ型かで肌の見える部分が変わります。
ブライダルインナーの購入は、当日の衣装が確定してからにしておきましょう。
必ず試着をしておこう
ブライダルインナーを選ぶときに一番大切なことは、サイズが合っているかどうかです。必ず試着をして、自分に合ったサイズのブライダルインナーを選びましょう。
もしもサイズの合わない下着を使うと、こんな後悔をしてしまうかもしれません。
- 脇肉がはみ出た
- サイズがきつく、苦しい
- カップが浮いて、胸がパカパカする
- ウェディングドレスがずり落ちてきた
どこで買う?おすすめのインナー販売店 3選+α
世の花嫁さんから支持を集めている、定番のブライダルインナーブランドを紹介します。
ワコール
ワコールは女性用下着を専門に取り扱っている日本企業です。ですから、ブライダルインナーも質の高いものが揃っています!
全国各地に店舗があるので試着しやすいのも嬉しいポイント。
- 価格目安(ビスチェの場合)…1万円~
Triumph(トリンプ)
ドイツ発祥の世界的な下着メーカーであるトリンプ。歴史ある専門店ならではのクオリティの商品を、比較的安く買えるのが特徴的です。
コスパ重視でドレス用下着を探している人は、ぜひ一度チェックをしてみてください。
- 価格目安(ビスチェの場合)…7,000円~
C'EST MOI(セモア)
セモアのブライダルインナーは、ドレスをより綺麗に着こなせるよう人間工学に基づいて作られているので、高い補正力を持っています。
デザインも非常に洗練されているので、結婚式という特別な日にぴったりです!その分お値段も張る点には注意してくださいね。
- 価格目安(ビスチェの場合)…2.8万円
UNIQLOやしまむらは使える?
ネットで「ブライダルインナー」と検索するとユニクロやしまむらが検索候補に表示されます。
ですがブライダルインナーはドレス専用下着ということもあり、基本的に専門店でしか販売されていません。
ユニクロ等の商品で結婚式当日に使えるのはペチコート・ペチパンツ類だけです。
ブラジャー、ニッパー、ビスチェ等はきちんと補正力のある、しっかりした作りのものを買いましょう。
まとめ
- ブライダルインナーは、ウェディングドレスを美しく着こなすための専用下着
- ブライダルインナー一式の相場は3~6万円
- 結婚式の一日中、美しいドレス姿でいるためにはブライダルインナーが必要
- 下着選びのときは「ジャストサイズか」「ドレスからはみ出ないデザインか」に注目しよう
ウェディングドレスに合わせる下着・ブライダルインナーについてまとめました。
ドレスの下に隠れる補正下着はついケチりたくなるかもしれませんが、美しいボディライン、そして美しいドレス姿を作ってくれる大切な役割を担っています。
結婚式当日に後悔しないよう、きちんと補正してくれるブライダルインナーを選んでおきましょう!