徹底解説!ウェディングドレスの選び方で迷わないコツ
結婚式準備のなかでも、とくに楽しいのがウェディングドレス選びですよね!
とはいえドレスはデザインが沢山あって、「ドレス迷子」が出るくらい選び方に悩むもの。
今回はウェディングドレスを選ぶコツについて、紹介します。
ウェディングドレスを選ぶときのポイント3つ
ウェディングドレスを選ぶ時に注目するポイントは、大きく3つあります。
1.花嫁の印象
まずはどんな印象の花嫁になりたいか、はっきりイメージを持っておきましょう。
たとえ同じシルエットのドレスでも、一着ごとに受ける印象は違います。
結婚式当日、そしてウェディングフォトを見返したときに自分の花嫁姿を見て後悔しないよう、まずは自分の憧れの気持ちを大切にしてあげてください。
【花嫁のタイプ例】
- クラシカルな正統派花嫁
- 凛としたエレガント系
- 可憐で優しい花嫁
- 自然体で過ごせるナチュラル系
- 愛らしく、キュートな花嫁
2.体型に似合うデザイン
誰が見ても「綺麗な花嫁姿!」と思ってもらうためには、体に合っているかが重要です。
また正しいドレスを着れば、コンプレックスをカバーし長所をより良く見せてくれます!
体型ごとのおすすめドレスデザインは、こちらの段落で紹介しています。
3.会場との相性
自分とドレスの相性のほか、会場と花嫁衣裳の相性も注目しておきたいポイントです。
たとえば大聖堂といった豪華な会場で、ナチュラル系のシンプルなドレスは、貧相に見える危険があります。
新郎新婦もゲストも満足できる結婚式にするためには「全体のバランス」や「トータルコーディネート」が重要なポイントのひとつになってきます。
ですから会場と衣装の相性も、必ず確認しておきましょう。
「白」の種類、動きやすさも大切
これまで紹介した3点のほか、
- 「白」の種類
- ドレスを着たときの動きやすさ
も、ぜひチェックしておきたい箇所です。
実はウェディングドレスの白には種類があり、自分に合った色を選べば肌をより綺麗に見せてくれます。
また結婚式では歩いたりお辞儀したりと、かなり動きます。試着時には衣装の動きやすさも確認しておきましょう。
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【基礎知識】ドレスデザインの種類 基本の5つ+個性派2つ
大まかなドレスの方向性が決まったら、ドレスショップへ行って花嫁衣裳を選んでいきます。
このとき基本的なドレスデザインの種類を押さえておくと、選ぶ効率があがります。
Aライン
ウェディングドレスの王道デザインで、高いウエストから徐々に広がるフレアスカートが特徴的。
体型を問わず似合ううえ、デザインが豊富なので綺麗に着こなせる一着を見つけやすいでしょう。
Aラインのウエディングドレスはどんな人にも似合う?基礎知識を徹底解説!
プリンセスライン
その名の通りお姫様のようなシルエットで、腰から大きく開いたスカートが目を引くデザインです。
ディズニーのシンデレラが着ているドレスが、まさにプリンセスライン。
スカート部分が大きいので、対比で上半身が華奢見えするというメリットがあります。
マーメイドライン
こちらも名前の通りのデザインで、マーメイド(人魚)をイメージさせるシルエットをしています。
具体的には膝あたりまではボディラインに沿い、その下から人魚の尾びれのようにスカートの広がっていく形をしています。
ウェディングドレスの中でも、大人っぽい印象になるのがこちらの一着です。
憧れのウエディングドレス「マーメイドライン」の特徴・着こなし術!
エンパイアライン
エンパイアラインは、古代ギリシャの人々が着ている服をベースに作られたデザイン。
バスト下の切り替えから、すとんと自然に落ちるラインをしています。
大人フェミニンな印象、かつ締め付けが少ないデザインなので最近多くの花嫁さんから支持を集めているんですよ。
エンパイアラインのウェディングドレスは、着こなし次第で自由自在!
スレンダーライン
全体的に細身のシルエットで、ウェディングドレスのなかでも特にコンパクトな印象を受けるラインです。
デザインにもよりますが、ほっそりした作りなので比較的ボディラインの出やすい衣装となっています。
シンプル志向や少人数婚の花嫁さんなどにぴったりの一着でしょう。
大人の女性を演出!タイトなウェディングドレス「スレンダーライン」
ミニ丈
近年注目を集めているドレスのひとつが、スカート丈の短いデザインです。
丈やスカートの形は様々ですが、共通して「足が見える」という特徴があります。
スカート丈が短い分動きやすいので、少人数婚やリゾート、前撮り、二次会などで選ばれています。
パンツスタイル
海外の花嫁さんや流行に敏感な人の間で話題なのが、パンツスタイルのウェディングドレスです!
個性的なドレスがいい、スタイリッシュな花嫁になりたい、という人はぜひチャレンジしてみたいところ。
オーバースカートやガウンなどがついていて、2wayで着れるものが多いのも特徴として挙げられます。
体型別!綺麗に見せてくれるウェディングドレスの例
花嫁さんをより魅力的に見せてくれるウェディングドレスの選び方アイデアを、体型別に紹介します。
なおブライダルインナーやパッド、着付け方法などで工夫すれば、体型的に不得意なデザインでも着こなせる、なんてことはよくあります。
ここで紹介する内容はあくまでも参考程度にして、実際のドレス姿を基準に花嫁衣裳を選んでくださいね。
背が低い
- おすすめデザイン…Aライン、エンパイアライン
身長の低さが気になる女性は、目線を上に集めるデザインを選ぶのがおすすめ。Aラインもエンパイアラインも、胸下~ハイウエストで切り替えがあるため、足長効果があります。
プリンセスラインもハイウエストで切り替えがありますが、身長とスカートボリュームのバランスが難しいので、Aラインを選んでおくのが無難です。
背が高い
- おすすめデザイン…マーメイドライン、スレンダーライン
マーメイドライン・スレンダーラインは基本的に細身の印象を受けるドレスなので、身長の高い女性が着ると、そのスタイルの良さが活きます。
ロングトレーンのドレスなども、背の高い女性の方がバランスよく着こなせるでしょう。
痩せ型体型(胸が小さい)
- おすすめデザイン…Aライン、プリンセスライン
ガリガリで貧乳が気になる…。こんな方はウエストが細く、かつスカートにボリュームがある一着を選ぶと、上半身の細さを上手くカバーできるはずです。
ハイネックなどで、痩せたデコルテを覆い隠すのも◎。
また長袖を着ても太って見えないのは、華奢な花嫁さんならではの特権ですよ。
ぽっちゃり体型(胸が大きい)
- おすすめデザイン…Aライン、マーメイドライン、エンパイアライン
特にぽっちゃりさんは、身長によって着こなしやすいドレスシルエットが変わります。
- 全員におすすめ…Aライン。スカートとの対比で上半身がスタイルアップ!
- 背が高い…マーメイドライン。グラマラス体型が映える
- 背が低い…エンパイアライン。縦長効果をゲット可能
また胸元といった細部のデザインも重要です。基本的に、二の腕やデコルテなどの気になる部分は、露出させたほうが細く見えます。
逆に太いのが気になるから…と覆い隠すと、窮屈な印象になり、余計に太って見えるかもしれません。
肩幅がある、いかり肩
- おすすめのデザイン…肩を露出させる、デコルテで「縦のライン」を強調する衣装
がっしりした肩が気になる人は、ビスチェなどで思い切って出すほうが、目線が集まりづらくスッキリしてみえるでしょう。
また肩幅があると、横のラインが強く出てしまいます。
それをカバーするために、アメリカンスリーブやホルターネックなどで胸元~首元に強調した縦のラインを作るするのも◎。縦の印象が強まる分、対比効果で肩まわりが細い印象になります。
なで肩
- おすすめデザイン…肩を隠し、かつ横のラインを強調するデザイン
いかり肩と反対で、なで肩はパフスリーブやオフショルダーなどで、肩を隠しつつ横のラインを強調してあげると、バランスよくドレスを着こなせるでしょう。
肩に大きな装飾があるドレスも、カバー力が高いのでおすすめです。
二の腕が太い
- おすすめデザイン…ふんわりヒラヒラした袖のドレス、胸や肩に大ぶりの装飾があるドレス
二の腕カバーのポイントは、袖や小物との対比による細見え効果。具体的には、以下のようなごまかし方があります。
- ベルスリーブなど、ふんわりした袖でカバー
- オフショルダーで、腕の一部を隠しつつ対比させる
- ビスチェで腕は出すけれど、胸元の大きな飾りや大ぶりのヘッドドレスで目線を外す
お尻が大きい(小さい)
- おすすめデザイン…Aライン、プリンセスライン、お尻を隠す装飾があるデザイン
お尻が気になる人は、下半身のシルエットが一切出ないドレス、Aラインかプリンセスラインを選んでおきましょう。
マーメイドラインやスレンダーラインなどを着るなら、下着で補正しつつ、腰にリボンがあるなどお尻を隠してくれるような衣装を選ぶのが安心です。
ブライダルエステの力を借りて、憧れのドレスを着る方法も
どうしても着たい憧れのドレスがあるけど、ダイエットやお肌の手入れをしないと絶対綺麗に着こなせない…!
こんなときに頼れるのが、ブライダルエステです。もちろんホームケアだけでも痩せることは可能ですが、プロの力も借りたほうがいっそう効率よく、かつ綺麗になれるでしょう。
ブライダルエステも活用して、がっつり痩せを目指そうかな。という人はぜひこちらの記事をチェックしてください!
妊娠中に着るなら…?
- おすすめデザイン…プリンセスライン、エンパイアライン
マタニティウェディングドレスは基本的に、お腹を締め付けたらNG。
胸下に切り替えがあってウエスト部分に余裕を持っている、プリンセスラインやエンパイアラインを選ぶのが無難でしょう。
思ったよりお腹が大きくなったときにも対応しやすいよう、編み上げでサイズ調整する衣装を選んでおくと更に◎。
ただし妊娠週数によって着られるドレスの幅はかなり違うので、自分の好みと挙式のタイミングも踏まえてドレス選びをしてください。
【おめでた婚】マタニティウエディングドレスの選び方【妊婦向け】
体型以外のポイントも気になる…。ドレス選びでよくある悩み
ドレス選びはまず体型が気になるもの。そして人によっては、体型以外の箇所も気になってドレス選びで悩んでしまいます。
【年齢】30代~40代のドレス、痛いと思われない?
特に大人婚の花嫁さんは「この年齢でドレスって痛くない…?」とためらうこともあるでしょう。
30代~40代の花嫁が自信を持ってドレスを着こなすためには最低限
- 自分の体に合っている
- 素材の質が良い
のふたつを意識してください。
また20代の花嫁では難しいような、大人っぽさや上品さを出してあげると「若い花嫁じゃ出せない美しさがあるわね!」と思ってもらえるはず。
これらの点が押さえられていれば、プリンセスラインでもピンクのドレスでも美しく着こなせるでしょう。
ここで大切になるのが、色々なウェディングドレスを試着することです。見ると着るではドレス姿の印象が違いますし、意外なデザインが似合うというのもよく起きます。
【サイズ】好みのデザインで、自分サイズのドレスが全然ない…
- 体型の問題で、どうしても選べる衣装の数が少ない
- 式場の都合で提携ドレスサロンから選ばないといけないが、自分サイズの衣装が少ない
こんな悩みを抱える花嫁さんも、案外多いものです。
多少は調整できるとはいえ、レンタルドレスの場合は選べるサイズがどうしても限られてきます。
サイズが原因でドレスが決まらない場合は、以下の方法で対応してください。
- ショップに頼み、自分サイズの衣装を取り寄せる
- 提携外のサロンで探し、持ち込む
- セミオーダー、フルオーダーして持ち込む
- 妥協して選ぶ
なおドレスの持ち込みNGの会場と契約している人が提携外サロンやオーダーを利用するなら、事前に持ち込みについて交渉が必要です。
ウェディングドレス持ち込みの基礎知識!花嫁が知るべき「持ち込み料」のすべて
カラードレスの色 どうやって選ぶ?
ウェディングドレスと一緒に選ぶ、カラードレスも選び方に困るケースが多いです。なぜなら、好きな色が自分に似合う色と限らないから。
とはいえ実際ドレスを着てみ前に「この色はやめよう」と自分から試着しない色を作るのは避けてください。たとえば同じピンクでも、チェリーピンクとサーモンピンクでは、衣装の印象も自分に似合うかどうかが変わります。
そのうえで、こんなポイントに注目して選ぶと、比較的ラクにカラードレスを絞り込めるでしょう。
- 自分の肌に合う色をパーソナルカラー診断で調べ、それを基準にする
- 客観的に見て似合う色・デザインを教えてもらう
- 季節に合った色合いにする
- 会場の雰囲気や結婚式のテーマに通じるドレスを選ぶ
またせっかくお色直しをするのですから、ウェディングドレスと全然違う印象・シルエットのドレスを選ぶのがおすすめです。
ドレス試着で、ありがちな失敗談と注意点
ウェディングドレスで失敗しないために重要となる、試着。先輩花嫁の失敗談を参考に、何に注意すればいいかを知っておきましょう。
同行者選びを間違えた…。誰と試着に行くべきか
試着をするときは、客観的な視点がとても大切です。ですから彼や母親、女友達といった本音を言ってくれる人と行くのが失敗しにくいです。
【ドレス選びの同行者 ありがちな失敗】
- 長時間の試着に彼が飽きてしまった
- 義母と行ったら、彼女の意見を断りづらくてしんどい…
- 全てに対して「良いね」としか言わないので、ドレス選びの参考にならない
- 複数人に付き添ってもらったら、意見が分かれて、余計にドレス選びで悩んだ
ちなみにドレスショップへの来店は花嫁1人でもOKです。同行者の時間を気にせずゆっくり選べますし、写真を撮っておけば後で母親や友人と相談できます。
ドレス選びにかける時間が足りない!いつから試着に行く?
ドレス選びにはとにかく時間がかかります。ですから早めに行動を始めないと、
- 着たいドレスの予約が埋まっていた
- 結婚式準備が本格化して、衣装を選ぶ時間が足りない
なんて後悔をしてしまうかも!
挙式会場が決まったら、とにかく早くウェディングドレス選びを始めましょう。
ちなみにゼクシィ結婚トレンド調査2021によると、先輩花嫁がドレス探しをスタートした時期は、平均で挙式の8.5ヶ月前。1年以上前から探し始めた人は全体の22.8%にものぼります。
好きなデザインが全然似合わない!食わず嫌いはNG
カラードレスの話と少し被りますが、憧れのドレスが一番自分に似合うドレスだとは限りません。
意外な一着がとても似合う、なんてことはよく起きるので、最初から「こう!」と決めつけず、色々なデザインを試すことがとっても大切です。
衣装選びのプロである、ドレスショップのスタッフにおすすめを聞くのも良いですね。
彼・家族とドレス選びの意見が合わないときの対応方法
試着をしていると、花嫁さんが着たいドレスと彼・家族がすすめるドレスが違う、反対される、というトラブルが起きるケースも。
こうなった場合、対応方法は4つになります。
- 自分の着たい衣装を選び通す
- 折衷案を探す
- 相手の意見に合わせる
- 全く別の1着を探す
自分の着たい衣装を選び通す
新婦の気持ちとしては、相手を説得して、自分の着たいドレスを着たいところでしょう。
ドレス選びで妥協すると一生続く後悔になるかもしれません。そもそも、「あなたに似合うのはこれ」と選んでくれるドレスが人によって全部違う、なんてこともあります。
自分の好みを通すなら、相手の性格にもよりますが、ドレスショップの店員やウェディングプランナーなどを味方につけて説得すると「プロの意見だから」と納得してもらいやすいでしょう。
ただし、客観的に見ると新婦の選んだドレスはイマイチ、という可能性も0ではないので、相手を説得する前に冷静になって、自分のドレス姿を客観視しておきましょう。
折衷案を探す
お互いの意見に折り合いをつける方法は色々あります。
例えばウェディングドレスとカラードレス、どちらも新郎と新婦で意見が分かれたとします。この場合、ウェディングドレスは花嫁さん好みの1着を選び、カラードレスは彼が選んでくれたものを着用すればお互いの意見を尊重できますよ。
この方法は、お色直しや前撮りなどをするから複数枚の花嫁衣裳を着る、という場合に効果的!
ほかには「新郎と並び立った時によりマッチする方を選ぶ」という決め方もあります。
相手の意見に合わせる
花嫁さん好みのウェディングドレスを選んで後悔しないようにする、というのも大切です。しかし
- 親孝行をしたいから、母親の意見を尊重したい
- ゲストを大切にしたいから、第三者目線で似合っているものを着たい
- 冷静なときに改めてドレス姿を見たら、相手の選んだ1着の方が客観的に似合っている
といった気持ちがあるなら、相手の選んだ花嫁衣裳を着たほうがいいかもしれないですね。
全く別の1着を探す
お互い意見が合わないならどちらも選ばず、新婦も同行者も両方が似合うと思う新しい一着を探す、という方法もあります。
いちからドレス探しをやり直す手間はかかりますが、より自分に似合う新婦衣装が見つかるかもしれないし、もめごとを起こさずにすむ、と考えれば悪くない対応でしょう。
まとめ
- ドレスは「なりたい花嫁姿」「体型とのマッチ度」「会場との相性」を踏まえて選ぶのが◎
- 体型のお悩みは、ドレスデザインでカバー可能。インナー等で補正する方法も
- 大人婚の花嫁は「体に合っているか」「素材は上質か」をなにより重視しよう
- 最高のウェディングドレスを見つけるためには試着が一番大切!
ウェディングドレスの選び方について、まとめました。
花嫁衣裳は人によって正解が違うので、選ぶのがかなり難しいもの。
もしドレス選びで悩み過ぎたら、一度冷静になって、ウェディングドレスに対するこだわりを整理してみてもよいでしょう。