ブライダルインナーで失敗すると残念なドレス姿に!?後悔しない選び方のコツ

ウェディングドレスを綺麗に着るときの心強い味方が、ブライダルインナー。
しかし選び方に失敗して、結婚式が楽しくない思い出になってしまったと後悔している人もいます。
結婚式当日に嫌な思いをしないよう、ブライダルインナーでよくある失敗談と、自分にあった補正下着を見つけるポイントを紹介します。
ブライダルインナー よくある失敗談
ブライダルインナーにまつわる失敗談には、いったいどんなものがあるのでしょう。
脇肉がはみ出た
着替え直後は綺麗にきまっていたのに、披露宴の後半になると脇や背中にお肉がはみ出ていた!という失敗談があります。
ドレスの上に乗るお肉は見た目的にキツいもの。また披露宴後半には、花嫁の手紙をはじめ新婦に目線のいく演出を入れることが多いので、余計に強い後悔をしやすいです。
脇肉がでる原因としては、インナーの補正力が弱いこと、サイズ(特にカップ)が合っていないことが挙げられます。
ウェディングドレスからインナーが見えてた
ウェディングドレスの背中部分や胸元から、インナーが露出していたというのもありがちな失敗。
ドレスとインナーのデザインが合っていないことが原因です。
特にカラードレスを着る場合、ウェディングドレス用の白い補正下着を使うと、インナーが飛び出ていることがかなり目立ちます。
サイズが小さく、締め付けがひどい
細身に見せたい女心から、小さいサイズの下着を買うこともあるでしょう。
しかしジャストサイズの下着でないと、締め付けがきつくなり結婚式当日に体調を崩す原因になります。
試着時にちょっとキツいと感じるサイズのブライダルインナーも危険です。
結婚式は支度~挙式~披露宴でトータル5、6時間はかかる長丁場のイベント。この間ずっと「少しキツイ」状態だと、最後の方には締め付けのせいで辛い思いをしてしまうかもしれないんです。
カップが浮いて、ダサいドレス姿になった
サイズが合っていないことが原因でインナーのカップが浮いてしまい
- ドレス姿がダサくなった!
- 胸がこぼれそうで結婚式を楽しめなかった…
と後悔している卒花もいます。
本来綺麗なドレス姿をサポートしてくれるはずのインナーが原因で、残念な花嫁姿になるのはとても辛いものです。
ウェディングドレスがずり落ちてきた
ウェディングドレスがずり落ちてきた、という失敗談の原因のひとつとしてブライダルインナーが挙げられます。
どういうことかと言うと、ブライダルインナーには、胸の形をキープすることで引っかかりを作ってドレスが下がらないようにしてくれる役割があるんです。またインナーとドレスの摩擦により、ずり落ちを防ぐ効果もあります。
一般的なウェディングドレスは3~4kgと重さがあるので、何もしないとずり下がってしまうことに。
ですから下着がフィットしていないとバストがキープできず、結果、ドレスが落ちてきてしまうんです。
安くてコスパが良いと思ったけど、補正力がなかった
節約したい一心で安いブライダルインナーを買うのは、少し危険かもしれません。
なぜなら安値相応のクオリティで、ブライダルインナーに一番重要な補正力が、イマイチである可能性があるんです。
補正力がないインナーを使うと、これまで紹介したようなハミ肉、ずり落ちといった後悔をするリスクが高くなってしまいます。
ブライダルインナーはいらない?購入するべきなのか
ブライダルインナーは機能性が高い分、値段も高額です。かつ肌に直接触れるものなので、レンタルしているお店も多くはありません。
とはいえブライダルインナーが不要かどうかは、体型はもちろん、ドレスデザインに大きく左右されます。
【専用のインナーを買った方がいい人の例】
- ウェディングドレスを綺麗に着こなしたい
- 体型のはっきり出る、マーメイドラインを着る
- 胸でドレスを支える、ビスチェデザインを選んだ
ちなみに専用インナーには美しいボディラインを作る機能のほか、正しい姿勢キープを助けてくれる意味もあります。
どうしてもブライダルインナーを買いたくない人は、まず普通のブラジャーやヌーブラで試着し、長時間綺麗なドレス姿をキープできそうか確認してみましょう。
お辞儀したり腕をあげたりと、動いた時にズレないかもチェックが必要です。
後悔しない、ドレス用下着の選び方【ポイントまとめ】
ブライダルインナーの選び方について、解説します。
試着は必ずしよう
ブライダルインナーにまつわる後悔の大半は、サイズが合っていないことが原因です。
必ず試着をして、ジャストサイズの商品を選びましょう。
どうしてもピッタリサイズのインナーが見つからなくても諦めないで。オーダーメイドできるお店や既製品のサイズ直しをしてくれるお店があるので、そちらに問い合わせてみましょう。
ドレスに合ったデザイン、色を選ぶ
実はウェディングドレスのデザインごとに、選ぶべきインナーが変わります。
たとえば背中の開いたオープンバックドレスは、インナーも背中が開いたものにしないと下着がはみ出てしまうことに。
万が一ドレスからはみ出してもバレにくいよう、ドレスと同じ色合いを選んでおくとさらに安心です。
必要なアイテムを確認する
ブライダルインナーを購入する前に、どんなアイテムが必要かを確認しておきましょう。
普段の下着でもブラジャー、コルセット、ショーツ、ペチコートと色々あるように、ブライダルインナーにも様々なアイテムがあります。
体型やドレスのシルエットによっても必要となるブライダルインナーの種類は変わるので、選び忘れがないよう、チェックするしておくべき。
お悩み別・ドレス別の具体的なインナーの選び方は、こちらの段落で解説中です。
困ったら、ドレスショップの店員に相談しよう
補正用下着は、普段使わない人にとって選ぶのが難しいアイテムです。
困ったら、ドレスショップのスタッフに相談しましょう。ドレスショップの店員さんはプロなので、ウェディングドレスを綺麗に着れるようインナーについてもアドバイスをしてくれますよ。
どれが必要?ブライダルインナーの種類
補正下着を使うのは結婚式が初めて、という人も多いはず。ここではブライダルインナーの種類を紹介します。
ブラジャー
ドレス用のブラジャーは、アンダーバスト下まで生地がある、長めデザインのものが一般的。たいていの花嫁さんは、次に紹介するニッパーと一緒に使います。
普段使いのものより補正力があるので、脇や背中に流れたお肉をしっかり集め、バストアップを叶えてくれます。
肩ひもの形状は、ストラップレスと取り外し可能の2タイプがあります。
ウエストニッパー(コルセット)
アンダーバスト~腰あたりをカバーし、くびれのある引き締まったウエスト作りをサポートしてくれるアイテムです。
産後に体型の引き締めや骨盤サポートをするときにも使えるので、結婚式のときに用意しておくと使いまわしができてお得。
ビスチェ
ブラジャーとニッパーが一体化した下着で、「一体化」という特徴から背中の大きく開いたアイテムも比較的多いです。
一着で補正できるため、重ね付けの圧迫感や凹凸ラインがないというメリットがあります。
ガードル
ウエスト~太ももをカバーするアイテムで、お腹を引き締め、お尻を持ち上げてくれる効果があります。また腰回りを支える役割も担ってくれます。
下半身のボディラインがでる、マーメイドラインには必須とも言えるインナーです。
ニッパー同様、結婚式で着用したものを産後用ガードルの代用として使う人も多いですよ。
フレアパンツ
フレアパンツとはふんわりとしたペチパンツ、キュロット版ペチコートを指します。
ドレスの中に着るパニエと足が直接触れないので、足さばきを良くする、汗しみを防ぐといった役割があります。
また着替えのときにショーツやガードルが見えると気まずい思いをしやすいので、エチケットとしても着用されています。
マタニティ用
マタニティウェディングをする場合、花嫁さんのお腹を圧迫することは厳禁です。
マタニティ専用のブライダルインナーなら、体を締め付けず、お腹や胸を支えて美しいドレス姿になるようサポートしてくれます。
ちなみに妊娠初期(妊娠1~4ヶ月)は大きな体型変化がないので、通常のインナーでもOKとされています。
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【お悩み・ドレスデザイン別】インナーの組み合わせ例
コンプレックスやドレスのデザインごとに、インナーの組み合わせ例を紹介します。
- 背中の開いたドレス→ビスチェ、フレアパンツ
ビスチェは背中が大開きの一着が見つかりやすい。デザインによってはヌーブラを使うことも - マーメイドライン→ブラジャー、ニッパー、ガードル
マーメイドラインはメリハリ体型のほうが綺麗に着こなせるので、補正力重視 - 薄手生地のドレス→ビスチェ、フレアパンツ
ブラジャー&ニッパーだと、重なる部分の凸凹が表に響くかも - ぽっちゃり→ビスチェ、ガードル
大きいサイズ専用のインナーは、ビスチェの方が多め。かつガードルで美尻を作り、メリハリボディを目指す - 小胸→ブラジャー、ニッパー、フレアパンツ
ビスチェより体型にフィットした下着を選べる。補正力が高いのでバストをしっかり集めてボリュームアップを - 締め付けが嫌い→ビスチェ、フレアパンツ
一着でOKのビスチェのほうが、比較的ラク - コスパのいい補正下着が買いたい→ブラジャー、ニッパー、フレアパンツ
上下別れているので、普段使いや産後の体型補正に使い回せる
なおフレアパンツは、「ガードル、フレアパンツ」の組み合わせへ変更してもOKです。
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ブライダルインナーとヌーブラの併用ってどうなの?
ケースバイケースですが、補正下着とヌーブラの併用を推奨しているドレスサロンやインナーメーカーは多くないのが現実です。
【ブライダルインナー+ヌーブラを併用するデメリット】
- ヌーブラはシリコン製で、ブライダルインナーの「上げてキープする」という機能と相性がよくない
- 厚すぎて不自然な胸元になるかも
- 親戚ゲスト、年配ゲストの目もあるので、極端に胸を盛ると受けがよくない
基本的にはヌーブラではなく、パッドをいれて胸元にボリュームを出すほうが安心です。
まとめ
- ブライダルインナーで失敗すると、悲しいドレス姿になるかも
- 補正下着で後悔するのは、たいていサイズが合っていないことが原因
- インナー選びをするときは、試着をしてジャストサイズの一着を探そう
- ドレスのデザインごとに、選ぶべきインナーの組み合わせが変わる
ブライダルインナーにまつわる失敗談と、インナーで後悔しないためのポイントをまとめました。
見えない部分のアイテムとはいえ、ブライダルインナーはウェディングドレスを綺麗に着こなすのに欠かせない、重要なアイテムです。
特にサイズ選びでミスしないよう、意識してインナー選びをしてくださいね。