結婚式はウィッグで理想のヘアアレンジに!ヘアウィッグを使うメリットとは
結婚式のヘアアレンジを考えたとき、髪の長さが足りない!という問題に直面する花嫁さんも多いことでしょう。
そんなときには、ヘアウィッグを使ってみませんか?
結婚式でウィッグを使うメリットや、ウィッグを自然に見せるコツなどを紹介します。
結婚式や前撮りのヘアアレンジで髪の毛が足りないときは、ヘアウィッグでカバーしよう
結婚式準備をしている花嫁さんが持つ悩みのひとつに、「髪の毛の長さが足りない!」という問題があります。
そんな悩みのある卒花が使っていたのが、ヘアウィッグです。実はヘアウィッグは結婚式の定番アイテムで、長さ出しやボリューム出しのために使う花嫁さんがたくさんいるんです。また簡単に印象チェンジできるので、お色直しの際にカラーウィッグを使った先輩花嫁さんもいますよ。
もしもやりたい髪型があって、かつ挙式や前撮り当日までに髪の毛を伸ばすのが間に合わないなら、ヘアウィッグを使ってみませんか?
地毛だけで作れるウェディングヘアも多い
- うなじの見えるシニヨン
- 肩~鎖骨くらいの編み下ろし
といったウェディングヘアは、鎖骨~胸くらいの長さがあれば、地毛でアレンジ可能です。結婚式に向けて無理にロングヘアにしたり、わざわざウィッグを購入したりする必要はありません。
そうはいっても、やりたいブライダルヘアや髪質によっては、ウィッグを付けた方がいいケースもあります。花嫁さんごとに取るべき対応は違うので、まずはヘアメイクリハーサルより前に行うヘアメイクさんとの打ち合わせで、髪型とウィッグについて相談しましょう。
結婚式で花嫁がウィッグを使うメリット
花嫁さんが結婚式でウィッグを使うメリットはたくさんあります。
地毛の長さ、量を気にせず、好きな髪型にできる
ウィッグを使えば、地毛に関係なくヘアアレンジができます。
髪の毛のボリュームを出すことも可能なので、おめでたい場にぴったりな、大きくて華やかな髪型も作りやすいですよ。
短時間でヘアメイクやお色直しができる
ヘアアレンジや使うヘアウィッグによっては、事前に髪型をセットしておくことが可能です。
当日はウィッグをかぶるだけでセットが完了するので、短時間でヘアメイクが終了します。ササっとお色直しをして、ゲストと過ごす時間を長くしたい花嫁さんにもぴったりです。
湿気でヘアアレンジが崩れにくい
雨のように天気が良くない日は、ヘアスプレーなどで固めても、湿気のせいでヘアアレンジが崩れやすくなります。
しかしプラスチックで作られた人工毛のウィッグなら、湿気の影響を受けにくいので、ウェディングヘアを維持しやすいです。
白髪や脱毛症をカバーできる
ウィッグによっては、地毛を完全に覆い隠すことができます(フルウィッグの場合)。
白髪や脱毛症といったコンプレックスをカバーできるので、自信を持って結婚式に臨めるでしょう。
ウィッグにかかる費用はいくらくらい?
結婚式にはなにかとお金がかかりますから、ウィッグの費用も気になるところです。
ゼクシィの調査によると、先輩花嫁さんがウィッグにかけた費用は平均4,515円です。
なおウィッグの入手方法は購入と式場からのレンタル、2種類あります。使うウィッグにもよりますが、式場の仲介手数料がない分、購入したほうが安くなる傾向があります。
ヘアウィッグの種類
ウィッグというと、髪の毛を全部覆い隠すかつらをイメージしがちです。しかしひとくちにウィッグと言っても、種類がたくさんあります。
ウィッグの種類と、併せて素材についても解説します。
フルウィッグ
一般的にイメージされるウィッグが、フルウィッグです。地毛を全て覆い隠すところが特徴的。
ロングからショートに、ショートからロングになど、地毛の長さに関係なく髪型を変えられます。地毛となじませる必要がないため、事前にヘアセットをしておくこともできます。
ハーフウィッグ
ハーフウィッグは、後ろ半分だけを覆い隠す形をしています。フルウィッグと違って、前髪部分は地毛です。
フルウィッグより締め付けが少なく、蒸れにくいので、長時間使うのに向いています。
部分ウィッグ(前髪ウィッグ、襟足ウィッグ)
前髪だけ、襟足だけなど、ピンポイントの髪の毛を増やすのが部分ウィッグです。ブライダルの場合、部分ウィッグを使ったという花嫁さんの声をよく聞きます。
- 襟足ウィッグ
- 前髪ウィッグ
- ポニーテール用ウィッグ
- シニヨン(お団子)用ウィッグ など
医療用ウィッグ
抗がん剤などの影響で一日中ヘアウィッグを使う人向けに作られた、機能性に優れたものが「医療用ウィッグ」と呼ばれています。
医療用と呼ばれてはいますが、楽天などの通販サイトでも購入可能です。セミオーダー、フルオーダーで作ることもできます。
いわゆるファッションウィッグより高性能な分、費用も高くなりがちです。
エクステ
エクステはウィッグと違って、地毛に直接毛束をくっつけて髪の長さを伸ばすアイテムです。長さ出しはもちろん、つける位置によってはボリューム出しに使うことも可能です。
2~3ヶ月ほどつけっぱなしにできますが、基本的に美容院で施術してもらう必要があるため、ウィッグよりコストがかかります。
ウィッグに使われている素材は「人毛」「人工毛」「人毛ミックス」の3種類
ウィッグやエクステに使われている毛は「人毛」「人工毛」「人毛ミックス」の3種類があります。
人毛ウィッグは、本物の人間の髪の毛を使っているので、ほかの素材より自然な見た目をしています。ただし人間の髪の毛という天然素材を使用しているため、価格が高くなりがちです。
値段を重視するなら、ポリエステルなどプラスチックで作られた、人工毛がおすすめです。プラスチック製のため髪型が崩れにくいのが特徴ですが、不自然なテカリがあるので、ウィッグだとばれる危険性があります。
人毛ミックスウィッグでは、人毛と人工毛の両方を使っています。人毛の自然さと人工毛のスタイリングしやすさという、それぞれのいいとこ取りをしたウィッグなんですよ。
結婚式でウィッグを使っていることがばれないようにするコツ
理想通りの髪型になっても、ゲストに「あ、ウィッグ使ってるんだな」とばれるのは嫌ですよね。
基本的なセットはヘアメイクさんがやってくれますが、自分でも準備をしておくと、一層ばれにくくなるでしょう。
くしを通して、地毛になじみやすくする
人間の髪の毛と違って、ウィッグの髪の毛には不自然な毛束感があります。髪の毛の流れが異様にまっすぐだったり、絡まったりしていることもあります。
あらかじめウィッグにくしを通して、自然な毛束感にしておきましょう。
余計なテカリを消す
ウィッグを使っているとばれるポイントのひとつが、独特のテカリです。
- 制汗スプレーをかける
- ベビーパウダー・フェイスパウダーをかける
- ウィッグ用シャンプーで洗う
などしてテカリを消し、地毛の質感に近づけましょう。
ショートヘアでも大丈夫!ウィッグを使ったかわいい花嫁ヘアアレンジ
実際にウィッグを使ってヘアアレンジをした花嫁さんの髪型を紹介します。
ウィッグを使っていると分からないくらい自然な髪型ばかりですね!
ナチュラル可愛い!ラプンツェルヘア
こちらの花嫁さんは、もともとショートヘアだそうです。髪の毛が短くても編みおろしができるのは、とっても魅力的ですね。
しかも、使っているウィッグは人工毛!とてもプラスチック製のウィッグには見えません。
ラプンツェルのように、お花を飾ったアレンジもキュートです。
ウィッグなら、長めのポニーテールも楽ちん
ポニーテールウィッグを使ったヘアアレンジです。とっても自然で、パッと見ただけではウィッグを使っていると分からないですね。
ふんわりとしたローポニーが、ナチュラルでおしゃれです。
結婚式の定番!お団子ヘア
ブライダルヘアといえば、アップスタイルが定番です。
高い位置でまとめたお団子ヘアは、すっきりとした印象に。
おくれ毛のラフな雰囲気もおしゃれです。
ウィッグ選びをするときに注意するポイント
ウィッグは理想通りのウェディングヘアを作れる、とっても便利なアイテムです。しかし、ヘアウィッグを選ぶときに気をつけるべきポイントが、いくつかあります。
ウィッグを購入(レンタル)するときは、実物の髪色を見て決める
ウィッグの手配方法は、購入と式場レンタルの2種類があります。どちらの方法でも、実物を見てから使うウィッグを選びましょう。
写真と現物では色が微妙に違いますし、モニター環境などによっても見え方が変わります。
なおガーデンウェディングやロケーション前撮りなど、日光の下でウィッグを使う場合は、太陽光での見え方もチェックしておくのが無難です。蛍光灯の光で見たときと、違う色に見えることも多いですよ。
地毛を染めている場合、同じ色のウィッグがない可能性がある
販売されているウィッグの色は限りがあるため、染めている地毛と同じ色が見つからないことも考えられます。
どうしてもヘアカラーと同色のウィッグが見つからない場合は、ウィッグの色に合わせて地毛を染めなおしてもらいましょう。
コテ・アイロンOKのものを選ぶ
結婚式の髪型をセットするときは、髪の毛を巻いたり細かいニュアンスを付けたりするのに、コテやアイロンを使います。
ウィッグを選ぶときは必ず、耐熱性の商品を選んでくださいね。
襟足ウィッグは、ショートヘアには使えない
一番簡単に髪の長さを伸ばせるのが、襟足ウィッグです。このウィッグは地毛になじませて使うので、自然な見た目にするには、ミディアムヘアくらいの地毛の長さが必要です。
短めボブやベリーショートの花嫁さんがロングヘアにしたい場合は、ハーフウィッグかフルウィッグを使いましょう。
あとから調整できるよう、長めのウィッグを選ぶ
ウィッグを購入するときは、長めのウィッグを選んでおくのがおすすめです。初めから長めのウィッグを買っておくと「ウィッグを使ったけど、もう少し長さやボリュームが欲しかったな」というトラブルを避けられます。
もしもウィッグの毛が長すぎる場合は、カットすれば問題ありません。
和装を着るときの、かつら事情
白無垢や色打掛を着る場合、かつらを使って無理に日本髪にする必要はありません。洋髪も和服によく似合いますよ。
ただし角隠しを使うときは、セットの都合があるので必ず日本髪を結います。一般的にはかつらを使います。
かつらを使うとなると、重さや髪色が気になりますよね。
最近は軽いかつらもありますが、かつらにプラスして櫛・かんざしの重さが加わるので、合計で800gくらいの重さになります。
髪色はダークブラウン、チョコレートカラーなど、黒以外にも選択肢があるので、好みに合わせて選べますよ。
まとめ
- 髪の毛が足りないときは、ウィッグを使ってヘアアレンジしよう
- 地毛に鎖骨~胸くらいの長さがあれば、ウィッグのいらない髪型も多い
- ウィッグにかかる平均費用は約5千円
- 自然に見せるためには、テカリなどの作り物感を消すといい
- コテ・アイロン対応のウィッグを選ぼう
- 角隠しを使う場合は、日本髪用のかつらが必須
結婚式で花嫁さんが使うウィッグについてまとめました。
ヘアスタイルは、花嫁衣装の雰囲気を決める大切なポイントです。
もしも髪の毛に悩んでいるなら、ヘアウィッグを使って理想通りの髪型にしませんか?