結婚式の前撮り・フォトウェディングに必要な準備と持ち物【チェックリスト】
ウェディングフォトは何度も見返すものですから、絶対に失敗したくないですよね。
結婚式の前撮り・フォトウェディングを成功させるためには、事前の準備が大切です。
前撮りまえにやるべき準備についてまとめました。
結婚式の前撮りは、どれくらいの準備期間が必要?
結婚式の前撮りはスタジオ探しに約1ヶ月、申し込みから撮影までに約1~2ヶ月、合計2~3ヶ月かけて準備をします。
ちなみに前撮りは挙式2~3ヶ月前に行うのが一般的です。この時期はペーパーアイテムや演出など、色々な結婚準備を進めないといけません。
撮影小物などにこだわりのあるカップルは、早めに撮影スタジオを決めて、準備時間を長めに取るといいでしょう。
前撮り・フォトウェディングの準備スケジュール
結婚式の前撮り・フォトウェディングを準備する流れについて、簡単にまとめました。
【STEP.1 スタジオを決めよう】
・撮りたい写真のイメージを決めておく
・フォトスタジオ(カメラマン)の選び方&チェックポイント
【STEP.2 撮影前日までの準備】
・美容ケアを始めよう
・前撮りに必要な持ち物について
・撮影指示書を作る
・ヘアメイクのイメージをかためる
・新郎がやるべき、前撮り準備とは?
【STEP.3 撮影前日の心得】
・撮影前日の過ごし方
【STEP.4 撮影当日の注意点】
・撮影日はメイクをするべき?すっぴんでOK?
・当日選ぶべき服装のポイント
前撮り準備をスムーズにするために。フォトスタジオを決めるときのポイント
ウェディングフォトを撮ってもらうスタジオを決めるときは、いくつかのポイントを確認しておきましょう。
どんなウェディングフォトを撮りたいのか考えておく
スタジオやカメラマンによって、得意なウェディングフォトの雰囲気は違います。カジュアルで楽しい雰囲気やシックで落ち着いた雰囲気など、事前にどんな結婚式写真を撮りたいのかイメージしておきましょう。
撮影したい写真のイメージが決まっていれば、それが基準となるので、スタジオ探しや衣装選びなどで迷うことが少なくなりますよ。
衣装の種類、数、グレードなど
撮影衣装は、前撮り写真の印象を決める大切なポイントです。衣装をスタジオでレンタルする予定なら、選べる衣装の種類をチェックしておきましょう。
多くのスタジオや撮影プランでは、無料で着られる衣装の種類に限りがあり、豪華な衣装は追加料金が必要になりがちです。
前撮りの際は、追加料金なく衣装を選べるスタジオに申し込むと安心ですよ。
スタジオの「撮影小物」に含まれるもの
各スタジオの用意しているプランには「撮影小物」という項目がありますが、何が含まれているかはさまざまです。
以下の、ウェディングフォトを撮る際に必要なアイテムが含まれているかどうかをチェックしてくださいね。
- ベール
- グローブ
- ヘッドドレス(髪飾り)
- イヤリング
- ネックレス
- ウェディングブーケ
- 和装小物(筥迫、懐剣、末広)
- ガーランドなどの撮影小物
衣装や小物の持ち込み料
「衣装」「撮影小物」の内容と一緒にチェックしたいのが、持ち込み料です。
こだわりの衣装・小物をたくさん持参すると、高額な持ち込み料が発生するかもしれません。
たとえばあるスタジオでは、ウェディングドレス持ち込みの場合30,000円、ブーケ持ち込みの場合10,000円の持ち込み料がかかります。
経済的な事情のあるカップルは、「持ち込み料がかかるなら、スタジオからのレンタル品を使ったほうがいい」なんてことも考えられます。
【番外】撮影申し込み前に確認するべきプラン内容
衣装や小物、持ち込み料以外にも、結婚式の前撮りスタジオを選ぶときに、あらかじめ確認するべきポイントがあります。
【確認しておくべきポイント例】
- ヘアメイクリハーサルはできるか
- 撮影カット数
- アルバムの有無
- 全データ譲渡が含まれるか
- 写真の納期
- キャンセル料
- 雨天時の対応(ロケーション撮影の場合)
- 出張料(ロケーションフォトの場合)
申し込み後~前日までにやっておくべき準備
結婚式の前撮り・フォトウェディングに向けた準備は、時間のかかるものも多いので、早めに支度を始めるのがベターです。
「美容ケア→持ち物準備→撮影ポーズ・ヘアメイク探し」の順番で撮影準備をしましょう。
美容ケア(ブライダルエステなど)をする
写真という形で残るので、前撮りやフォトウェディングには綺麗な花嫁姿で挑みたいですよね。
余裕のある人は前撮りの1~2ヶ月前から、痩身やニキビケアといった、効果が出るまでに時間のかかるブライダルエステを受けておきましょう。
コストをかけられない人も、最低限ブライダルシェービングは受けておくのがおすすめです。シェービングをすれば産毛がなくなるので、写真写りも化粧ノリも良くなりますよ。
前撮りのためにエステを受ける場合は、1dayコースや前撮り専用コースがぴったりです。2万円前後から施術を受けられます。
なおエステやシェービングは、肌に合わないと荒れてしまう可能性があります。肌荒れしても慌てないよう、撮影日の1週間ほど前に施術を受けるのがおすすめです。
もちろんブライダルエステ以外にも、ヘアカラーのメンテナンスや歯のホワイトニング、ネイルケアなどを受けておくと、より綺麗な姿になるでしょう。
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持ち物を揃える
たいていのものはスタジオからレンタルできますが、衣装用下着など、一部のアイテムは自分たちで用意しないといけません。
前撮りに必要な撮影小物はこちらで紹介しています。
なおスタジオによって用意するべきアイテムは若干違うので、あらかじめスタジオスタッフに確認しておくと安心です。
撮影ポーズを考える(撮影指示書を作る)
卒花さんたちの前撮り写真をリストアップしておけば、「このポーズも撮ればよかった」などと後悔しません。
また、撮りたくない構図もあらかじめ2人で決めておくと、お互い嫌な思いをせずフォトウェディングができるでしょう。
考えたポーズは、当日カメラマンに見せられるよう、指示書を準備しておくのがおすすめです。
ヘアメイクを考える
衣装と同じように、ヘアメイクにはどの花嫁さんもこだわりを持っていますよね。
自分のこだわりを伝えるときは、「華やかなアップスタイル」など口頭で話すより、写真を見せたほうがイメージが正確に伝わります。
ポーズ同様、ヘアメイクさんへ見せるために写真を用意しておきましょう。
なお新郎のヘアセットは自分で行うのが一般的。自分でセットする場合も、当日慌てないために、事前にやりたい髪型を考えてくださいね。
体調を整えておく
事前準備も大事ですが、撮影直前は体調を整えておくことも大切です。
徹夜で準備をして、青白い顔で撮影することになったら、とても悲しいですよね。
栄養バランスのいい食事、適度な運動、8時間睡眠を意識して、最高のコンディションで撮影に臨みましょう。
結婚式の前撮り・フォトウェディングに必要な撮影アイテム
衣装など、基本的なアイテムはスタジオからレンタルできますが、一部のアイテムは自分たちで用意しないといけません。
しっかり確認して、忘れ物がないようにしましょう。
基本の持ち物
【全員に必要なもの】
- 衣装用下着(ブライダルインナー、肌襦袢など)
- やりたいヘアメイク・撮影ポーズの写真
- 婚約指輪・結婚指輪
- 飲み物
【人によっては必要なもの】
- 衣装
- アクセサリー
- ウェディングブーケ・ブートニア
- ガーランドなどの撮影小物
- メイク道具
【ロケーションフォトに必要なもの】
- 日焼け止め&日傘
- 手鏡
- 虫よけスプレー
- 冷却グッズ(夏の場合)
- 防寒グッズ(冬の場合)
衣装用下着は肌に直接触れるので、自分たちで用意する必要があります。オプションとして衣装用下着を販売しているスタジオもあるので、手間なく用意したい人は、スタジオから購入するといいでしょう。
和装の衣装用下着
和服とドレスでは、用意する下着が変わります。着物に必要な下着をまとめました。
【女性】
- 肌襦袢
- 裾除け(ワンピースタイプの肌襦袢なら不要)
- 和装用ブラジャー
- 白足袋
- 補正用タオル
- 襟の大きく開いたTシャツ(防寒用)
- 肌色レギンス(防寒用)
【男性】
- 胸元の大きく開いた肌着
- ステテコ
- 白足袋
- 肌色レギンス(防寒用)
スタジオによっては、衿芯、腰紐、伊達締め、帯板なども持参する必要があります。
なお和装用ブラジャーは、ノンワイヤーブラで代用しても問題ありません。
洋装の衣装用下着
【女性】
- ブライダルインナー
- ストッキング
【男性】
- 肌着
- 靴下
挙式なしで撮影時の1回しか使わないなら、ブライダルインナーをほかのもので代用してもいいでしょう。
代用品は、ストラップレスブラジャーやヌーブラが一般的です。ウエストニッパーを着用すれば、メリハリのついたボディラインにすることができます。
ちなみにヌーブラとウエストニッパーの組み合わせなら、5,000円程度で用意することも可能です。
それから意外と盲点なのが、男性用の靴下。座ったときに脚が見えないよう、ふくらはぎ丈のものをチョイスしておきましょう。
結婚式の前撮りで、この撮影小物は用意するべき?必要ない?
衣装や小物を準備していると、「これって必要なの?」「意外と高いから、なしにしようかな」と悩むアイテムが出てきます。
婚約指輪・結婚指輪
指輪があると撮影ポーズの幅が増えますし、プロに綺麗なリングフォトを撮ってもらえます。婚約指輪と結婚指輪を持っているなら、ぜひ両方の指輪を持って撮影に行きましょう。
ただし前撮り中に、指輪が傷ついたり汚れたりする可能性がないとは言い切れません。
「挙式まで1ヶ月を切っていて磨き直しをする時間がない」「絶対に綺麗な指輪で挙式を迎えたい」といった場合は、婚約指輪だけ持っていったり、恋人時代のペアリングを使ったりしましょう。
ウェディングブーケ
たいていのスタジオではプラン内の「撮影小物」にブーケが含まれているため、無料でレンタルできます。
もしも有料レンタルだったり自分で持ち込まないといけない場合も、ウェディングブーケは用意しておくのがおすすめです。
ウェディングブーケは、持っているだけで結婚写真らしい雰囲気が演出できるアイテムです。安いものなら3,000円ほどで用意できるので、ぜひ準備しておきましょう。
自前のメイク道具
基本的に自前の化粧品を持っていく必要はありません。
ただし以下のような事情やこだわりのある花嫁さんは、普段使っている化粧品を持参したほうがいいですよ。
- 敏感肌で、決まったコスメを使わないと肌荒れする
- アイプチやつけまつげをする
- 絶対に使いたい色のコスメがある
花嫁だけじゃ不十分?前撮りで新郎がやるべき撮影準備はある?
結婚準備は花嫁がメインで行うカップルが多いと思いますが、新郎にもやるべき準備はあるんです。
新郎の撮影準備は、最低でも4つ。
- 「やりたいこと、やりたくないこと」といった意見を伝える
- 花嫁と一緒に撮影小物の用意や、挙式準備をする
- 当日のヘアスタイルをイメージする
- 美容ケアやダイエットをしておく
結婚準備はやることが多く、新婦ひとりでは準備が終わりません。2人で話し合い、協力しながら用意を進めてくださいね。
へアセットや美容ケアも大切です。
撮影は数時間~半日かかるので、髪がボサボサにならないよう、簡単にでもヘアセットをする必要があります。あらかじめシミュレーションしておくと、当日慌てません。
また結婚写真は一生ものですから、新郎も自分磨きしたほうがいいんです。
余裕があるならブライダルエステを、お金も時間もかけたくないならシェービングだけでも受けておくと、写真写りがよくなりますよ。
フォトウェディング・前撮りの撮影前日は、どんな用意をすればいい?
撮影日の前日はまず、体調を優先させましょう。
余裕があれば、荒れない程度にお肌のケアをしておくと、綺麗な姿を写真に残せます。なおシェービングやブライダルエステは肌荒れ防止のため、前日の施術はNGとしているサロンもあります。あらかじめ問い合わせておきましょう。
翌日むくまないよう、お酒や塩分の多い食事などは避けておくことも大切です。
前撮り撮影当日は、すっぴんでスタジオに行こう
当日の準備は基本的にスタッフさんへお任せします。ですから、ヘアメイクがしやすいよう「メイクなし」「スタイリングなし」で来るように指定するスタジオが大半です。
そうはいっても、普段からアイプチをしていて、自分で二重を作らないと不安な人は、自宅でアイプチをつけておきたいと考えますよね。
アイプチ程度ならOKの場合も多いですが、スタジオごとに対応が違うので、あらかじめヘアメイクさんに事情を説明しておきましょう。
スタジオまでの服装は、前開きのものを選ぶ
当日はヘアメイク→着替えという順番で支度をします。
そのため、着替えのタイミングで髪型が崩れないよう、前開きの服を着て行く必要があるんです。
なおオープンバックやビスチェタイプなど、肩や背中が露出するウェディングドレスを着る場合は、下着の跡が付かないよう注意が必要です。普通のブラジャーは避けて、カップ付きタンクトップなどを着ておくことをおすすめします。
セルフ前撮りの準備、どんなことをすればいい?
最近では、ローコストで気軽にできるセルフ前撮りをするカップルも増えてきました。
セルフ前撮りも「撮影場所を決める→衣装や撮影小物を用意する→写真を撮る」という基本の流れは、プロに撮影してもらうときと変わりません。
ただし撮影スポットから撮影許可をもらったり、撮影機材を用意したりと、セルフ前撮りならではの支度があります。
セルフ前撮りの準備については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
まとめ
- スタジオ探しから撮影日まで、2~3ヶ月かかる
- スタジオ探しの前に、どんな雰囲気の写真が撮りたいか考える
- 申し込み前に衣装の選択肢や、撮影小物に含まれる項目、持ち込み料を確認する
- ブライダルエステなど、美容ケアをしておく
- 前日までに撮影ポーズ・ヘアメイクの写真を用意する
- 最低限「衣装用下着」「ポーズ・ヘアメイクの写真」「婚約指輪・結婚指輪」「飲み物」を持参する
- 当日はすっぴん&前開きの服装でフォトスタジオへ行く
結婚式の前撮り準備についてまとめました。
前撮りする時期は、挙式や披露宴の準備もあって忙しいもの。
最低限のポイントだけ押さえて、効率よく前撮り・フォトウェディングの用意をしていきましょう。