「住めば都」は甘い!新婚生活の幸せを左右する街えらびのコツ
結婚前の花嫁さんは「どこにいても彼といればシアワセ!」という気持ちかもしれませんが、幸せな新婚生活を送るには、やはり住まい選びもはずせません。
ちょっと喧嘩をしても、近所の2人のお気に入りのお店で食事すれば気分がよくなったり…。都内には一駅違うだけで、街の雰囲気がまったく違うというところがあります。
それぞれ街の特徴をつかんで、お気に入りの街を探してみよう。
「何を優先するか?」2人で話し合って街選びをしよう
街選びは、「共働き」「出産が目前」など、それぞれのカップルの特徴に合わせてよく話し合って選びましょう。
もちろん「住めば都」で、街の数だけ、その街のよさもあるとは思いますが、2人が暮らしやすいと感じるところに住めるのがベスト。
お仕事を頑張りたい!
繁華街・駅前商店街のある街は、深夜まで開いているお店が多いので、2人とも仕事が忙しいと便利!通勤など、電車での移動には困ることはなさそう。
その代わりに、パチンコ屋・ゲームセンター・風俗店・飲み屋などもあるので、静けさには程遠いのが懸念点。
将来的に子どもと住みたい
ショッピングセンターのある街は、休日のショッピングには困りません。
大型ショッピングモールがあれば、小さな子どもが居ても何かと便利。移動には車があればなおいいでしょう。
お洒落でお金に余裕がある2人に
お金に余裕がある2人には、高級住宅街が住みやすいのでやはりおすすめ。もちろん治安もOK。
スーパーなどの物価は高めですが、おしゃれなカフェなどもあり、セレブなお付き合いも増えそう。
通勤しやすく家賃も安めの穴場
下町・町工場や工場の跡地は、少し出ると昔ながらの人情あふれる商店街で買い物するなど、のんびりとした暮らしができます。
今では比較的家賃の安い、新築のタワーマンションが立ち並んでいるので、綺麗なところに住みたい2人にもおすすめ。ビジネス街への通勤時間も短めです。
新婚生活を満喫するために、重視すべき「通勤時間」
新居選びで最も重視したいのが、どこへ行くにもアクセスが困難でないこと。
特に、毎日通う仕事先までの通勤時間は長いと大変!電車で通勤する時間が1日40分だとすると、1週間で6.6時間、なんと1年で14日分ぐらいを電車の中で過ごすことになります。
「早く家を出て、遅く帰ってくる」というのが続くと、新婚生活にも悪い影響を与えかねません。
彼とゆとりをもって過ごせる時間をつくるためにも、通勤時間を念頭に住居を選びましょう。
東京都心部への通勤時間が30分以内の住居エリア
東京都心部、山手線ターミナル駅(東京、上野、池袋、新宿、渋谷、品川駅)への通勤時間が30分までの住居エリアはこのとおり。
文京区・新宿区・渋谷区・千代田区・港区・中央区・太田区・品川区・目黒区 など
江戸川区・江東区・墨田区・台東区・葛飾区・荒川区・足立区・北区・豊島区・板橋区・練馬区・中野区・杉並区・世田谷区 など
狛江市・稲城市・武蔵野市・調布市・三鷹市・府中市・国立市・国分寺市・小平市・西東京市 など
どこのエリアも、住宅地として栄えており、お嫁さんもスーパーなどのお買い物に困ることはまずないでしょう!
ただし、今まで都心部から離れて暮らしていた人には、少し物価が高く感じるかもしれません。
共働き夫婦には、都心から徒歩20分までのエリアがお勧め
結婚したての二人は、お互いフルタイムで仕事をしていることが多いので、ターミナル駅から20分以内のエリアが便利!
忙しい仕事の合間をぬってショッピングや外食も気軽に楽しめるので、忙しくてもストレスが溜まることはないでしょう。出産後もフルタイムで働きたいというお嫁さんにもぴったりです。
ただ、これからすぐにでも子どもが欲しい二人は、奥さんの実家に近いなどの条件を加えると何かと便利。その場合は、都心から30分から40分の郊外も視野に入れて。
駅からの距離は価格・利便性・住み心地から、何を優先するかで決めて
「駅からは、近ければ近いほどいいはず」という考えは少し安易。近すぎるのも、遠すぎるのもそれなりにリスクが付きまといます。
比較的住みやすいと考えれる駅から徒歩5~15分圏内の住居の特徴を紹介します。
→お店が立ち並び便利な反面、パチンコ・飲み屋などの騒音があり、価格も高め。
→中高層マンションが並び、商店街などもあり便利。
→低いマンションと戸建てが中心。駅前より少し安め。
重い荷物を持っていても疲れない事や、忘れ物をしたときでも取りに帰れるという事も考えるといいですよ。総合的に考えると、ベストなのは駅から10分程度の住居でしょう。
ココもチェック!「用途地域」で、どんな街なのかが分かる
不動産のチラシにちらっと小さく書いてある「用途地域」は、「ここは住宅地」「ここは商業地」といったように、国土交通省が、その土地の使い方や建物の建て方のルールを決めたもの。
見逃しがちだけれどココをチェックすると、住もうとしている街がどんな地域なのかがだいたいわかります。
- 低層住宅専用地域:低い戸建てがならび、ファミリー向き
- 中高層住宅専用地域:飲食店や、中高層マンションが立ち並ぶ。シングルや夫婦二人暮らし向き
- 商業地域:飲食店などが多く、シングルや夫婦二人暮らし向き
- 準工業地域:工場や高層マンションが立ち並ぶ
まずは、ゆとりをもってたくさん見てみよう
挙式の8ヵ月前~3ヵ月前は何かと忙しくなってくる時期。その前に余裕を持って、不動産を回ってみて。
4月の引越しシーズン前の1月~3月は物件数も増えます。
少し見て回ると、相場がわかってくるので、いろいろな街や物件を見たうえでじっくりと話し合って決めよう!