婚約指輪・結婚指輪はアフターサービスにも注目を!4つのチェックポイント
結婚指輪を選ぶときは、「デザイン」「価格」を重視する人がほとんど。
でも、それと同じくらい重要なのが「アフターサービス」なんです。
何十年も指輪を使っていると、汚れたり石が取れたりするので、メンテナンスが必要になります。
結婚指輪を長く使うために必要なアフターサービスの内容や、アフターサービスを重視する人におすすめのジュエリーブランドを紹介します。
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結婚指輪のアフターサービスは、必要?
結論から言うと、結婚指輪や婚約指輪を買うときに、アフターサービスはあったほうがいいです。
- 挙式直前に磨き直して、キレイにしたい
- つけっぱなしにしてできた細かい汚れ・傷を消したい
- 地面に落として、指輪から石が外れた
- 出産、ダイエットなどで指のサイズが変わった
- 長年使って、表面加工が取れた
このように、意外と結婚指輪のアフターサービスを使う場面は多いもの。
指輪選びでデザイン・予算は重要ですが、アフターサービスにも気を配ってみましょう。
結婚指輪&婚約指輪のアフターサービスの内容
一口にアフターサービスといっても、その内容はさまざまです。代表的なサービス例を紹介します。
なおデザイン・素材によっては、アフターサービスが受けられないことも。購入前によく確認しておきましょう。
リングのサイズ直し
結婚指輪のアフターサービスで、特に利用されるのがサイズ直しです。
出産、ダイエットなどで指のサイズが変わり、指輪が合わなくなったときに、サイズを調節してもらえます。
なお永久保証がついていてサイズ直しが無料のブランドでも、リングサイズを大きくする際に地金の継ぎ足しが必要な場合は、材料費がかかるのが一般的です。
クリーニング(掃除)
日常の汚れを落とすクリーニングも、よく使われるアフターサービスのひとつ。
たいていのジュエリーショップでは、無料で結婚指輪や婚約指輪のクリーニングを行っています。店頭に持ち込めば、すぐにサービスを受けられますよ。
ただし指輪のコンディションによっては、有料クリーニングになりますのでご注意を。
表面の磨き直し
普段から指輪を使っていると、汚れ以外にも細かい傷がついてしまうもの。
磨き直しをすれば、購入当時のような美しい状態に戻ります。
なお指輪の磨き直しは、表面を削って傷を消しているので、繰り返し行うと耐久性が下がります。あまり頻繁に磨き直しするのは避けましょう。
メンテナンスする頻度は、3~5年に1回が目安です。
ゆがみ直し
高い所から落としたりして強い衝撃が加わると、指輪はゆがんでしまいます。
購入当時のようなきれいな正円に戻すための、ゆがみ直しもアフターサービスの代表的な内容。
歪んがままの指輪を使い続けると、修理できないほどの状態になってしまう場合もあるので、早めにメンテナンスへ出しましょう。
宝石のゆるみ、外れの修理
リングを落としたり、長年使っていたりすると、宝石の留め具がゆるんでしまうことも。最悪の場合は、石が外れてしまいます。
大切な指輪から宝石が外れないよう、定期的に留め具(宝石)のゆるみ確認をしてもらうと安心です。
石が外れた場合は留めなおしてもらうことができますが、外れた石をなくすと、新しい宝石を用意するための材料費がかかります。
万が一指輪から宝石が外れても、なくさないよう、大切に保管しておきましょう。
ショップによっては、紛失した宝石を無料で用意・修理してくれるケースもあります(石紛失保証)。
表面加工の直し
- ナノジュエリーコート加工
- つや消し(マット)加工
- メッキ加工
- 槌目模様
- ヘアライン加工
結婚指輪には、様々な表面加工が施されています。
日々使用しているうちに表面加工は取れていくので、定期的にメンテナンスをして、購入当時の美しさを維持しましょう。
【結婚指輪の選び方】購入前にチェックしておくべき4つのポイント
気に入った結婚指輪があっても、すぐ購入しないで!
リングのアフターサービスについて、購入前に確認しておくべきポイントがあるんです。
1.保証期間
「永久保証あり」と言われても、保証期間の確認は必要です。
ブランドによっては、一定期間のみ無料保証で、それ以降は有償保証に切り替わることも。
無料保証期間と、有償保証時の料金、この2点を確認しておくのがオススメです。
2.アフターサービスの種類、内容
アフターサービスの内容はブランドごとに違うので、必ず確認しておくべきポイント。
- サイズ直し
- クリーニング
- 磨き直し
この3つのサービスは比較的利用頻度が高いので、無料保証の対象になっていたほうがいいでしょう。
なかには「通常使用の傷、汚れ、破損のみ無料」としているブランドもあります。
どれくらいの傷なら保証対象となるのかも、事前にチェックしておきましょう。
3.修理受付してくれる店舗の数
指輪のアフターサービスを受け付けてくれる店舗が全国にあれば、引っ越しをしたときも安心です。
郵送で修理を受け付けてくれるブランドもありますが、来店するより納品までの時間が長くなります。
4.修理できる回数
ブランドによっては耐久性を理由に、サイズ直し・ゆがみ直し・磨き直しなどに回数制限を設定しています。
例えば指がむくみやすい人などは、サイズ直しを何回もする可能性があるでしょう。
修理回数に上限がないブランドにしておくのがベターです。
こんなデザイン・素材の結婚指輪は、アフターサービス(サイズ直し)を断られるかも!?【具体例】
結婚指輪のデザインや素材によっては、アフターサービスを受けられないことも。
特にサイズ直しは、デザインを損なったり、技術的に難しかったりして、制限を設けているブランドが多いです。
サイズ直しをするためには、指輪をカットする必要があります。そもそもカットが難しいデザインや素材の指輪は、サイズ直しを断られてしまう可能性があるのです。
どうしてもサイズ直しできない場合は、サイズ交換というかたちで対応してくれるので、まずはショップに相談してみましょう。
フルエタニティリング
ダイヤモンドがリング全周に入っている「フルエタニティ」は、カットできる場所がないので、サイズ直しできないケースがほとんど。
指輪の半周にダイヤモンドが入っている「ハーフエタニティ」なら、サイズ直し可能です。
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パヴェ
石畳のように、ぎっしりとメレダイヤモンドが敷き詰められた「パヴェ」も、サイズ直しが難しいデザインのひとつです。
理由は、石を留めている爪がゆるんでしまい、ダイヤモンドが外れる可能性があるから。
サイズ直しができたとしても、大幅なサイズ変更は難しいでしょう。
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全面に刻印が入っている
サイズ直しをするときに指輪をカットするので、刻印が不自然に途切れてしまいます。
とはいえ、リングの内側に刻印が入っている指輪なら、サイズ直し後に改めて刻印する、という対応も可能。再刻印の費用はブランドによります。
ミルグレイン(ミル打ち)
ミルグレインとは、リングのラインに沿って細かな粒状の模様を施す装飾技法のこと。
模様が均等に施されているため、指輪をカットすると不自然なデザインになる可能性があります。
さらに修復に技術力が必要なデザインなので、ブランドによってはサイズ直しをしてくれません。
コンビネーションリング
プラチナ×ゴールドなど、2種類以上の素材を使ったリングをコンビネーションリングと言います。
上半分がピンクゴールド、下半分がプラチナなど、全周にわたって2種類の金属が使われているデザインは、修理できないケースがほとんど。
デザインを損なう可能性があるほか、金属によって作業温度が違うため、技術的に難しいといった理由があるからです。
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鍛造の指輪
マリッジリングの作り方は「鋳造(ちゅうぞう)」と「鍛造(たんぞう)」、2つの方法があります。
鋳造とは、蝋で作った型に溶かした金属を流し込んでリングを作る方法です。繊細で複雑なデザインの指輪が作れます。
鍛造とは、金属をプレスして塊にし、その塊を伸ばしたりしてリングを作る方法です。プレスされることで金属が硬くなり、変形しにくくなります。
鍛造の指輪は、素材の金属自体が硬くなっている分、サイズ直しのためのカットと、その後の溶接作業が難しくなります。サイズ直し後の強度も落ちるので、修理してくれないブランドが多いです。
ピンクゴールドの指輪
プラチナやゴールドに比べると、ピンクゴールドは硬くて加工しにくい素材です。
最悪の場合ヒビが入るので、ピンクゴールドの指輪は交換対応になることが多いようです。
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チタンの指輪
チタンは、金属アレルギーがある人向けの結婚指輪の素材として使われています。
とても硬い金属なので、再加工が難しく、「サイズ直し受付不可」「大幅なサイズ直し不可」としているジュエリーブランドが多いです。
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アフターサービスが充実している、おすすめのブランド比較【国内編】
アフターサービスを重視してブライダルリングを購入したい人におすすめの、ジュエリーブランドを紹介します。
海外ブランドに比べると保証内容が手厚く、永久保証のブランドも多いので、アフターサービスを重視して結婚指輪を選ぶなら、国内ブランドのほうがおすすめですよ。
※ご紹介する内容は2020/10時点のものです
銀座ダイヤモンドシライシ
- リングのサイズ直し
- クリーニング
- ゆがみ直し
- 宝石のゆるみチェック、留め直し
- 再ナノジュエリーコート加工・再つや消し加工(表面加工の直し)
ブライダルリングのブランドとして有名な、銀座ダイヤモンドシライシもアフターサービスが充実しています。
上記サービスは全て無料かつ、回数制限なしで受けられます。ただし大幅なサイズ直しなど、一部有料の交換対応になるケースも。
全国に店舗があるので、引っ越しがあっても安心してメンテナンスを受けられますね。
ケイ・ウノ
- リングのサイズ直し
- クリーニング
- ゆがみ直し
- 宝石のゆるみチェック、留め直し
- 磨き直し
- 表面加工の直し
- シルバーの変色直し
国内のジュエリーブランドの中でも、トップクラスで充実したアフターサービスを提供しているのが「ケイ・ウノ」。
上記のアフターサービスが、永年無料・回数制限なしで受けられます。
メンテナンス内容によりますが、工房付きの店舗なら、即日で修理してくれます。預かり修理の場合も、ほかのブランドより数日~数週間早く仕上げてくれるのが嬉しいポイント。
またフルエタニティなど、一般的には断られがちなデザイン・素材の指輪も、サイズ直し可能です。
4℃(ヨンドシー)
- リングのサイズ直し
- クリーニング
- ゆがみ直し
- 爪作り直し
- 宝石の留め直し
- 宝石の紛失保証
- 磨き直し
- 表面加工の直し
- 刻印
4℃はジュエリーの永久保証として、様々なアフターサービスを無償で提供しています。
特に注目したいのが「宝石の紛失保証」が無料でついてくるところ。万が一、リングからダイヤモンドが外れても、新しい石を無料で用意・修理してくれますよ。
スタージュエリー
- リングのサイズ直し
- クリーニング
- ゆがみ直し
- 宝石の留め直し
- 宝石の紛失保証
- 磨き直し
スタージュエリーも、無料で受けられる結婚指輪の永久保証が用意されています。ただし耐久性の問題で、サイズ直しは1回しか受け付けていません。
こちらも宝石の紛失保証があるので、もしダイヤモンドがなくなっても無料で用意・修理してくれます。
アフターサービスが充実している、おすすめのブランド比較【海外編】
ティファニーを筆頭に、女性のあこがれるハイブランドが集まっている海外ジュエリー。
結婚指輪や婚約指輪購入時に、アフターサービスを重視するなら、以下の3ブランドがおすすめです。
※ご紹介する内容は2020/10時点のものです
EXELCO DIAMOND(エクセルコ ダイヤモンド)
- リングのサイズ直し
- クリーニング
- ゆがみ直し
- 宝石のゆるみチェック、留め直し
- 再ナノジュエリーコート加工・再つや消し加工(表面加工の直し)
海外ジュエリーブランドのなかで、ダントツにアフターサービスが充実しているのがエクセルコです。
有料で修理対応することが多い海外ブランドとしては珍しく、エクセルコは基本のアフターサービスを無償で受けられます。回数制限がないところもポイントです。
Cartier(カルティエ)
- リングのサイズ直し
- クリーニング
- 刻印
カルティエでは、こちらの3サービスを無料で受けられます。ただし無料でサイズ直しができるのは初回のみで、2回目以降は有料です。
石の留め直し、ゆがみ直し、磨き直しもできますが、有料なので注意!
※クリーニングは現在、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、サービス受付停止中(2020/9時点)
Tiffany & Co.(ティファニー)
- リングのサイズ直し
- クリーニング
- 宝石のゆるみチェック、留め直し
- 磨き直し
ティファニーにも基本的なアフターサービスが用意されていて、無期限でメンテナンスができますが、料金に注意が必要です。
ティファニーのメンテナンスは基本的に有料です。特に気をつけたいのがサイズ直しで、婚約指輪は無料、結婚指輪は有料になっています。
なおクリーニングは店頭で無料受付をしています。
※現在新型コロナウイルス感染拡大防止のため、サービス受付停止中(2020/9時点)
手作りした結婚指輪も、メンテナンスは受けられるの?
工房で作ったハンドメイドの指輪も、基本的にはメンテナンスを受けられます。
- クリーニングは無料
- サイズ直しは無料or条件付きで無料
- そのほかのメンテナンスは有料 など。
工房によって、アフターサービスの充実度が異なる点は、一般的なジュエリーブランドと同じです。
結婚指輪の製作を申し込む前に、よく確認しておきましょう。
結婚指輪のアフターサービスにまつわる、よくある質問
ジュエリーショップのアフターサービスを気にするのは、結婚指輪が初めて。
そんな人も安心の、結婚指輪のアフターサービスにまつわる疑問をまとめました。
Q1.永久保証なら、生涯無料でメンテナンスできる?
A.永久保証でもメンテナンスに費用がかかるケースがあります。
- 修理の難しいデザイン・素材
- 修理のために地金やダイヤモンドが必要
永久保証ありで、ほとんどのメンテナンスを無料で受けられるブランドでも、上記の場合は料金がかかることが多いでしょう。
Q2.ブライダルリングの修理期間はどれくらい?
A.修理内容によりますが、国内ブランドだと1ヶ月ほど時間がかかります。
例えばサイズ直しだと、短いショップで2週間、一般的には1ヶ月必要です。
海外ブランドだと国外の工場で修理するケースもあり、その場合も1ヶ月ほどの修理期間を覚悟しておきましょう。
なおクリスマスシーズンや年末年始は、ショップが混んでいるため、さらに時間がかかります。早めに行動するのが吉!
Q3.保証書が見当たらない。アフターサービスは受けられる?
A.保証書を紛失した場合は、有料でアフターサービスを受けることになります。
ただしリングに刻印されたブランドのロゴマークや、名前、電話番号で顧客登録の確認ができれば、メンテナンスを受けられるケースもあります。
まずは購入店舗に問い合わせてみましょう。
Q4.保証書を紛失したので、再発行したい
A.保証書の再発行をしているブランドはほとんどありません。
正規ルートの販売品か中古品か、区別を付けられないので、一般的なブランドでは保証書の再発行は不可としています。
一方でケイ・ウノのように、もともと保証書なしのブランドもあります。購入時点で保証書の有無を確認しておくといいでしょう。
なおダイヤモンドの鑑定書も再発行不可のブランドが多数。鑑定書も紛失しないよう、注意が必要です。
Q5.ダイヤモンドがリングから外れてしまった。修理は可能?
A.はい、修理可能です。
ただし石を紛失すると材料費がかかるので、外れたダイヤモンドはなくさないようにしましょう。
石紛失保証付きのブランドで結婚指輪を購入すると、万が一外れた宝石をなくしたときも安心です。
まとめ
- 結婚指輪・婚約指輪のアフターサービスは必要
- リング購入前に「保証期間」「アフターサービスの内容」「店舗数」「修理できる回数」をチェック
- デザイン・素材によってはアフターサービスを受けられない
- 手厚い保証を受けるなら国内ブランドがベター
- 永久保証ありでも、修理に費用がかかるときもある
結婚指輪のアフターサービスについてまとめました。
日常的に結婚指輪を身に着けていると、案外メンテナンスが必要になるもの。
アフターサービスを活用して、大切な結婚指輪を長くキレイに使いましょう。