初めて参加の人へ!ブライダルフェアの流れ・内容・注意点!【プランナー解説】
自分たちの希望通りの式場を探すためには、結婚式のリアルを感じることが一番の近道!ブライダルフェアに参加して、会場の雰囲気をつかんでいきましょう。
初めてブライダルフェアに参加する方は、当日の流れが分からず不安を抱かれることも少なくありません。
そこで今回は、フェアの予約~当日の会場でのスケジュールについてご紹介していきます。
予約が必要!ブライダルフェア参加までの流れ
ブライダルフェアに参加が初めての方も、2回目以降方も、参加予約が必要です。
気になるフェアがあれば、式場のホームページや、マイナビウェディングなどのサイトから予約を入れましょう。
1.予約前に!口コミなどリサーチしよう
結婚情報誌、気になる会場のホームページはもちろん、SNS、友人からの口コミなどを参考に、見学したい会場を探します。
ブライダルフェアは、まさに非日常の空間!気分が盛り上がって即決してしまい、失敗することもあります。事前リサーチは欠かさずに行いましょう。
2.ブライダルフェアを予約する
気になる会場のブライダルフェアを見つけたら、予約をいれましょう。
フェアによっては申込期限を設定していることもあります。
特にフルコースを試食できるブライダルフェアは要注意!申込期限だけじゃなく、申込み人数に制限がある場合もあります。
試食会付きのブライダルフェアに参加したい場合、早め早めの行動を心がけましょう。
【関連記事】こちらもCheck!
ブライダルフェア当日の流れ(タイムスケジュール)
待ちに待ったフェア当日!どのようなスケジュールで進んでいくのかをご紹介していきます。
今回は、試食・模擬挙式付きのフェアを例にご紹介します。※フェアのスタートを11時と仮定します。
[10:30]会場に到着、受付、参加費の支払い
会場に到着したら、名前や電話番号などを伝え、受付を行います。参加費が必要な場合は、受付時に支払いを済ませます。
受付後、結婚式に関してのアンケート記入を依頼されることが多いです。
アンケートの情報を元に、担当プランナーが会場での演出を提案してくれたり、見積もりを作ったりしていきます。
【参加者情報について】
〇名前
〇生年月日
〇住所
〇電話番号
【結婚式について】
〇結婚式の日取り
〇結婚式のイメージ
(アットホームな結婚式/親族中心の食事会 など)
〇こだわり
(大安がいい、予算がない、衣装は妥協できない など)
〇予算
(〜99万円/100万円〜199万円/200万円〜299万円 など)
〇挙式スタイル
(人前式、キリスト教式、神前式など)
[10:45]担当ウェディングプランナーが挨拶に来る
フェア当日は、ウェディングプランナーが会場案内や相談担当をしてくれます。
なお、この時のプランナーが、契約後の担当者になるとは限りません。
ブライダルフェアや式場見学会での案内~契約までを行う、”営業担当のプランナー”と、契約後に結婚式までの”プランニングを行うプランナー”と、仕事を分けている式場も少なくありません。
フェアでの案内担当のプランナーさんが好印象の場合、契約後も引き続き担当してもらえるのかどうか確認しましょう。
[11:00]模擬挙式に参加する
チャペルに移動し、模擬挙式に参加します。「自分たちが結婚式を挙げるなら」と、モデルの新郎新婦を自分たちに置き換えてイメージしていくといいですね。
模擬挙式の所要時間は本番と同様に、30分程度となります。
[11:30]式場見学
模擬挙式の後、担当プランナーが披露宴会場の案内を開始します。
会場には、本番さながらの装飾が施されています。会場装花のイメージやテーブルレイアウトのイメージとして参考にできるので、気に入ったコーディネートがある場合には、写真に残しておきましょう。
会場見学時に必須でチェックするべきポイントはこちら。
●披露宴会場の広さ
披露宴に呼びたいゲストの人数が決まっている場合、招待客の人数に応じた披露宴会場を案内してもらうようにします。
●ゲストが待機する、待合スペース
広さだけじゃなく、チャペルや披露宴会場、トイレへの導線もチェック!
●親族控室
親族の人数によっては待機場所が広すぎたり狭すぎたり。控室の広さは要チェックです。
●新郎新婦の控室
ブライズルームとしてお部屋の用意がある場合もあれば、ホテルであれば客室を利用する場合もあります。どこに着替え場所があるのかを確認しておきましょう。
◇
必要に応じて、以下の項目もチェックしておくと安心です。
●ゲストが利用するトイレ(個数、広さなど)
●キッズ用トイレ
●バリアフリー対応(スロープ、エレベーターの有無など)
●授乳室
●ベビー用におむつ交換スペース
[12:15]ウェディングドレスの試着会
ブライダルフェアでドレスの試着会がある場合、着替えがスムーズにできるような服装で出かけましょう。
シャツやブラウス、チャックで脱ぎ着できるようなワンピースがオススメです。
ウェディングドレスはデコルテ部分が大きく出るデザインが多いので、肩紐が取れる下着を着けていくこともおすすめです。また素足ではなく、ストッキングは着用して参加しましょう。
【関連記事】こちらもCheck!
[12:15]婚礼料理の試食会に参加する
結婚式で提供される料理は、ゲストの注目度が高い項目です。自分たちの舌で「ゲストが喜んでくれるか」を確認しましょう。
料理の味や量、盛り付けの他、サービススタッフのおもてなしもよく見ておきましょう。当日のゲストになった気持ちでサービスを受けることをおすすめします。
なお試食会の最中に、プロジェクションマッピングを上映したり、プロフィールDVDのサンプルを上映したり、披露宴の演出体験イベントが組み込まれることもあります。
試食会の時間ですが、メニューにより異なります。ワンプレートやハーフコースであれば30分程度、フルコースであれば1時間程度を見越すといいでしょう。
ミニコラム
ドレス試着と試食会は、どちらか一つだけ!?
ブライダルフェアの多くは模擬挙式+試食会 or 試着体験+相談会といった内容です。
試食会とドレス試着を両方楽しめるのは、規模の大きなフェア、いわゆるビッグブライダルフェアになるでしょう。
試食会付きフェアを選んでも、ドレスは展示してあることが多いので見ることはできます。一方、試着会への参加の場合、相談会のタイミングでコーヒーとデザートを楽しめることもありますよ!
[13:00]ウェディング相談会スタート
試食会終了後は、結婚式の日取りや見積もり相談などができる「ウェディング相談会」に参加します。疑問点や質問がある場合などは、この時点でしっかり確認することが大切です。
もちろんフェア当日に契約をすることも可能。”当日成約特典”や”特別プラン”など、フェア当日の申込みで、結婚式が安くお得になる場合もあります。
[14:00]ブライダルフェア終了
相談会が済み次第、フェアは終了です。この日に解決できなかったお悩みがある場合は、後日、訪問の約束を取り付けておくようにしましょう。
帰宅の際は、申込みの可否にかかわらず見学した会場のパンフレットなどをもらう事も多いため、持ち物として手提げバックなどを持参されるといいですね。
ブライダルフェアの注意点!
ブライダルフェア当日の流れについて、ご紹介しました。
行く前からわくわくして、テンションが上がりがちですが、楽しむだけじゃなく注意も必要です。
豪華な会場装飾に要注意
ブライダルフェアは、新郎新婦の契約獲得を目的とした、いわば広告の場です。できるだけ見栄えを良くするため、会場装飾は最低ランクではなく、最高ランクで用意していることも多いです。
フェアでみた豪華な会場装飾を実現するには、高額なお金が必要になり、見積もり額が予算オーバーになってしまう!という失敗もあります。
相談会で「実際はどんな会場装飾になるのか」と質問し、プラン内で可能な装飾の写真を見せてもらいましょう。
ウェディングプランナーの勧誘が強くて帰れない!?
プランナーによっては勧誘や営業が強く、なかなか帰れないこともあるでしょう。
押しに負けて申し込んでしまっても、キャンセルするときにはお金がかかります。申込金が返ってこなかったり、キャンセル料が請求されます。
「今すぐの即決はできない」「他の会場も見学したい」など、無理なものは無理とハッキリ断ることが大切です。
【関連記事】こちらもCheck!
ブライダルフェア予約後から当日までに!事前準備をしておこう
ブライダルフェアを予約してから当日までの間に、結婚式に向けての具体的な内容をふたりで話し合っておくことがおすすめです。
ある程度結婚式のイメージを持っておくと、会場で見るべきポイントがわかり、ウェディングプランナーとの相談の場面でも役立ちます。
フェア参加前に2人で決めておくべきこと
ブライダルフェアに参加する前に、ふたりで話し合っておきたい具体的な内容は、以下の通りです。
- 結婚式の日取り(開催月を決めなくても、季節を絞るだけでもOK)
- 曜日(土日限定、平日でもOKなど)
- 時間帯(日中がいい、など)
- 結婚式スタイル(人前式、キリスト教式など)
- 招待したいゲストの人数(だいたい60名など、おおよそでOK)
- 予算
- 費用の捻出方法(両親の援助の有無、ゲストからのご祝儀だけ、2人の貯金のみなど)
またこの項目に加え、以下も人によっては重要なポイントです。できれば話し合っておきましょう。
- 六輝六曜(大安がいい、仏滅はNGなど)
- 両親の意向
【関連記事】こちらもCheck!
元プランナーがすすめるブライダルフェアの上手な回り方(順番)
気になるフェアや会場が複数ある場合、ご自身が納得いくまで参加したいですよね。
元ウェディングプランナーである筆者のおすすめは、「優先度の低い式場から、見学に行く」こと!
1.優先度の低い式場で、結婚式とは?を学ぶ
ちょっと気になるけど、本命ではないかも?という結婚式場では、結婚式の基本をウェディングプランナーから教わることを考えます。
必要になる結婚資金やアイテム、スケジュールなどを学びましょう。知らないことや疑問に思う事は質問し、リアルな結婚式事情を確認しておくことを目的にしてください。
「えっこんなにお金かかるの?」「持ち込み料ってなに?」などなど、知らないことがたくさんでてくるはず。
思いのほか会場が気に入ったとしても即決はせず、本命の会場と比較するべく、見積もりだけもらって帰りましょう。
2.準本命の式場で、結婚式を具体的にイメージする
ある程度結婚式に対しての知識を得た後、2番手の式場へ見学に行きましょう!
模擬挙式はもちろん、ドレス試着や試食会など、より本番をイメージしやすいフェアへの参加もオススメです。
相談会では見積もりをもらい、ドレスや引き出物の持ち込み可否など、具体的な質問もしましょう。仮予約をして、日程を抑えておくこともおすすめです。
3.本命の式場で、これまでの会場との違いを比較する
憧れの式場を前に、テンションが上がりそうになるのを抑えて、ぐっと冷静に!
今までの会場との違いをしっかり比較しなければなりません。結婚式見積もり、アクセス、会場の雰囲気、広さなど、現実的な部分をこれまでの式場と比較します。
申込みを心に決めている場合は即決してもOKですが、冷静に考えるために、一旦は仮予約で帰宅し、お二人はもちろんご両親と相談することも大切です。
ブライダルフェアのはしご参加は、1日2会場までがベスト
忙しい方は、何日もブライダルフェアに時間を避けないことでしょう。しかし日にちがないからと言って一日に何軒もまわるのはNG!
あまりにたくさんのブライダルフェアを1日でまわると、各会場の特徴や印象がごちゃごちゃになり、最後の方は集中力が切れてしまいます。
フェアのはしごは、午前中と午後に1件ずつ、1日2件までとするのがオススメです。
ブライダルフェアに必要な時間は、2時間~3時間。聞きたい質問があっても、時間がないと解決できないので、ゆとりを持った予定をたてるようにしましょう。
【関連記事】こちらもCheck!
まとめ:ブライダルフェアの流れ
- ブライダルフェアの流れは、模擬挙式→会場見学→試食会・試着会→相談会
- ブライダルフェアの時間は2時間~3時間ほど
- フェアのはしごは1日2件までにしよう
- 事前に、結婚式の日取りやゲスト数、予算などを決めてから行こう
ブライダルフェアの予約から当日のスケジュールについてを中心にフェアの回り方についてご紹介しました。
楽しいイベントであるブライダルフェアで、より結婚式のリアルを感じ、自分たちに合った会場選びをすすめていってくださいね!