ウェディングケーキはなしでもOK?代わりのアイテム&演出アイディア
結婚式の披露宴会場で、当り前のように用意されるウェディングケーキ。ケーキカットやファーストバイトなど、結婚式らしい演出の主役でもあります。
華やかにデコレーションされたケーキと新郎新婦の姿は、写真に納めるのにもピッタリ。
でもウェディングケーキそのものやケーキカットに、あまり魅力を感じないカップルもいます。
結婚式にウェディングケーキ゚がなくてもいいのか、ケーキ以外のアイテムを使っても大丈夫なのかをまとめてみました。
披露宴にウェディングケーキはなしでもいいの?変じゃない?
結論からいうと、ウェディングケーキは結婚式の象徴的なアイテムではありますが、なくてもOKです。
実際にウェディングケーキを用意しない新郎新婦もいます。
ただ二人のケーキカットを写真におさめようと、楽しみにしているゲストも多いはず。
ウェディングケーキなしにするとしても、場を盛り上げる演出を二人で何かを行うことを検討してみてはいかがでしょうか(代わりのアイディアについては後述します)。
なぜ結婚式でケーキを食べるの?意味と由来
古くから西洋では、悪魔は甘いものが嫌いという言い伝えがありました。
そのため、魔除けの意味を込めて、甘いケーキを新郎新婦の近くに置くようになったと言われています。
また現在のような、高さのあるウェディングケーキになったのは、19世紀のイギリスでのこと。
イギリス王女の結婚式に、高さ2メートルに及ぶ大きなウェディングケーキが登場したのがきっかけです。
ケーキカットの意味
披露宴がもっとも盛り上がる瞬間ともいえるケーキカットは、二人が結婚後最初にする共同作業の象徴と言われています。
またカットしたケーキをゲストに振る舞うことで、幸せのお裾分けをするという意味もあるんですよ。
ファーストバイトの意味
ファーストバイトは、ケーキカットの後で、新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合う演出のこと。
新郎から新婦へのファーストバイトは「一生食べるものに困らせません」、新婦から新郎へは「一生美味しいものを作ります」という意味が込めれれています。
結婚式でウェディングケーキをなしにするメリット
なぜウェディングケーキなしにしたいのか、なしにしたらどんなメリットがあるのか、花嫁さんの考えを調べてみました。
ウェディングケーキは値段が高い!節約したい!
生ウェディングケーキは、ゲスト一人あたり1,000円~1,500円と、とても高額。
ゲスト70人の結婚式なら、7万円~10万円くらいのウェディングケーキ代がかかることになります。
この高いケーキ代を思い切って節約して、他のことにお金をかける花嫁さんもいます。
またウェディングケーキは高いのでなるべく節約したいけど、ケーキカットやファーストバイトの演出はしたい!というカップルは、価格の低いイミテーションケーキを使うのもおすすめ。
イミテーションケーキの料金相場は平均5万円弱と、生ケーキの平均約7万円より、2万円以上価格が低くなっています(「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」※より)。
イミテーションケーキは偽物ですが、ケーキカットやファーストバイトを行えるように、一部分だけ生ケーキを用意してもらうことが可能です。
ケーキ以外にデザートがあるから、いらない
生ケーキの場合、ゲストに一切れずつ振る舞われるのが一般的。
ところが小さな一切れで、1人1,000円なんてコスパが悪い…とも思えますよね。
コース料理の最後には、きちんとデザートを提供するので、おすそ分け程度のウェディングケーキは削るという合理的な考えもあります。
デザートビュッフェをするから、ウェディングケーキはいらない
デザートビュッフェの費用は、1人1,000円くらいから。
同じ1人1,000円なら、ケーキ一切れより、ビュッフェの方がお得感がありますよね。
ゲストが自由に選べるし、きれいに並べられたデザートは、気持ちをハッピーにしてくれます。
ケーキカットはイミテーションを使って、デザートはビュッフェにするという方法もあります。
自分たちらしくありたい!
節約やコスパも重要だけど、それ以上に、自分たちらしさを重視して、ウェディングケーキなしがいいとする考える花嫁さんもいます。
- 定番すぎてイヤ、人とは違うことがしたい
- ケーキカットやファーストバイトは恥ずかしい
- 和装なのでウェディングケーキがしっくりこない
- 生クリームが大の苦手だから、他の物にしたい
他の人がやっているからやるのではなく、自分たちの納得のいく披露宴のあり方を決めていいのです。
ウェディングケーキ無しの場合。ケーキ入刀の代わりになる披露宴演出
ウェディングケーキなしにするとしたら、ケーキカットなしという流れになります。
前述したようにケーキ入刀には、二人で行う初めての共同作業という意味がこめられています。
ウェディングケーキをなしにても、二人で共同作業ができる他の演出を取り入れる方法もありますよ。
鏡開き
和装にピッタリなのが、鏡開き。「せーの!」や「ご結婚おめでとうございます!」の掛け声で、新郎新婦が木槌で樽のふたを割ります。
ゲストも一緒に大きな声を掛けてもらえば、会場全体が盛り上がりますね。
水合わせの儀
水合わせの儀とは、朝一番に汲んだ両家の水を母親に持ってきてもらい、新郎新婦がそれぞれの家の水を一つの盃に注いで飲むという儀式。
もともとは神前式の儀式でしたが、披露宴に取り入れてOK。
水を飲むのではなく、二人で植木に水を注ぐなど、アレンジを加えるカップルもいます。
サンドセレモニー
新郎新婦が様々な色の砂をひとつに容器に流し入れ、世界に一つしかないサンドアートを完成させる演出です。
今まで別々の道を歩んできた二人が、一つになることを象徴しています。
ゲストが最初に砂を入れ、最後に新郎新婦が仕上げるという、全員参加型演出にアレンジできるのもポイント。
ルミファンタジア
ルミファンタジアとは、新郎新婦が透明な液体を注ぎ合わせると化学反応が起こり、美しく発光するという演出です。
二人で液体を注ぐことで、一つの家族になるという意味を持っているんですよ。
ロマンティックで幻想的な光の演出は、ナイトウェディングにもぴったり。キャンドルサービスの代わりとしても、注目されている演出です。
果実酒づくり
イチゴやキウイフルーツ、オレンジなどのカットフルーツが入った大きなボトルに、新郎新婦の二人がお酒を注ぎ、果実酒を作る演出です。
お酒ではなく、サイダーやジュースにして、披露宴の最後にデザートとしてサーブするアイデアも。
ケーキの代わりになる変わり種&おもしろアイテム
ウェディングケーキの代わりに、別のアイテムを用意する方法もあります。
結婚式らしい華やかなものから、ゲストに楽しんでもらえそうなおもしろアイテムまで集めました。
クロカンブッシュ
小さなシュークリームをツリーのように高く積み上げた、フランスの伝統的なウェディングケーキ。
クロカンブッシュには、子孫繁栄やゲストへの感謝の気持ちが込められています。
カップケーキタワー
カラフルにデコレーションしたカップケーキを、タワー状に並べたもの。
高さがあるので披露宴のシンボルとして見栄えもしますし、見た目が可愛いので女性ゲスト受けはバッチリ。
ドーナツやマカロンを使って、タワーを作る花嫁さんもいますよ。
ドーナツウォール
壁一面にさまざまなドーナツを飾るドーナツウォールは、おしゃれでインスタ映えも抜群。ドーナツビュッフェができることもポイントです。
日本ではまだまだ珍しいので、他の人の結婚式との差をつけられそう。
ケーキの代わりに、ウェディングスイカ
夏の結婚式でウェディングケーキの代わりにするなら、インパクト大のスイカはいかが?
ケーキカットの代わりは、スイカカットならぬスイカ割りで。
二人でバッドを握るのもよし、新婦の掛け声で新郎が割るのもよし!会場が盛り上がることでしょう。
超ビッグな食べ物
ゲストを「わっ」と驚かせたい新郎新婦におすすめなのは、ウェディングケーキの代わりに巨大な食べ物を用意するアイデア。とくに二次会でオススメです。
準備するアイテムは、お肉(ローストビーフ)・マグロ・バーガー・おにぎり・お饅頭・バケツプリン・バームクーヘンなど、なんでもOK!甘いものが苦手な新郎新婦にもぴったりです。
まとめ
- ウェディングケーキを披露宴で用意しなくても問題ない
- ケーキカットの代わりに新郎新婦の共同作業ができる演出もある
- ウェディングケーキに代わるアイテムを用意する結婚式もあり
二人らしい結婚式を挙げたいなら、ウェディングケーキの有無にこだわる必要はないかもしれません。
ウェディングケーキそのものやケーキ入刀に込められた意味を、他の形で表現するのも素敵ですね。