ウェディングドレスの色まとめ!似合う「白」の選び方
ウェディングドレスといえば、白が当たり前ですね。
でも同じ白でもいくつか種類があり、微妙に色味が違うので、自分に似合う白を見つけることが大事です。
ここでは、ウェディングドレスの色に注目し、白の種類やそれぞれに似合う人の特徴を紹介します。
また、色付のウェディングドレスと小物との合わせ方なども取り上げていきます。
ウェディングドレスの色が「白」である由来
白いウェディングドレスの歴史的な由来は、19世紀のイギリスにさかのぼります。
1840年、大英帝国(イギリス)のヴィクトリア女王が、シンプルな白いドレスに身を包んで結婚式を挙げたことが、白いウェディングドレスの始まりだと言われています。
それまで、ウェディングドレスといえば、花嫁の実家の富の象徴するものとして、赤や青といった濃い色が定番でした。さらに金銀の刺繍や宝石をちりばめた、絢爛豪華なデザインだったようです。
女王の白色ウェディングドレス姿は当時は目新しく、新聞や雑誌で大きく取り上げられました。こうして、白いウェディングドレスがヨーロッパ中に広まっていったのです。
ウェディングドレスの「白」が持つ意味は?
「白」にはもともと「純潔」「無垢」「清楚」という意味があります。
純真無垢な花嫁のイメージにぴったりの色ですね。
また白は、「何にも染められていない色」でもあります。
そのため、白いウェディングドレスには「あなたの色に染まります」というロマンティックな意味も込められているんですよ。
白無垢の白色の意味は?
余談になりますが、日本の伝統的な婚礼衣装の代表は「白無垢」。
この「白」は、神事のときに神主さんなどが着る斎服(さいふく)に由来すると言われています。
花嫁は白い着物を着て神様に仕え、その後、お色直しで色打掛などに変えることで、人間の世界に戻ってきたことを意味するのだとか。
いずれにしても、白が結婚式にふさわしいことは、洋の東西を問わないようです。
真っ白だけじゃない!ウェディングドレスの色
一重に「白」といっても、実は微妙に色味が違います。
ウェディングドレスの白は、以下の4つに分けることがができます。
- ホワイト
- オフホワイト
- アイボリー
- シャンパンカラー
ホワイトからシャンパンカラーにかけて、徐々に黄色みが強くなっていきます。
どの白を選ぶかによって、見た目の印象が違ってくるので、自分にあった白を選びたいですね。
自分に似合う白は、肌色や髪色で決まる
どの色味が合うかを大きく左右するのが、自分の肌の色や髪の色。
年齢によっても、多少似合う色が変わってくるかもしれません。
肌の色は、青みがかったピンク系の色白肌(ブルーベース)と、黄みを帯びた明るい肌(イエローベース)に大きく分けることができます。
次の段落で、肌色や髪色によって、どの色が似合うのかを紹介していきます。
自分に合う色は?ウェディングドレスの「色味」の選び方
ウェディングドレスの白のそれぞれの特徴と、合う肌色や髪色を説明します。
ホワイト(純白):色白肌&黒髪
- 肌が色白(ブルベ)
- 黒髪
なら、色の白さをさらに引き立ててくれる、純白のウェディングドレスが似合います。
混じりけのない純粋な白色は、少し青みがかったように見えることもあるので、ブルーベースの肌色の方と相性がいいんです。
清楚で上品な花嫁に仕上がるでしょう。
オフホワイト:イエローベース&黒髪
- イエローベースの肌
- 茶髪やアッシュカラー
ホワイトより柔らかい印象の白が、オフホワイトです。純白よりほんの少し、黄色味が強くいのが特徴。
色味が柔らかい分、イエローベースの肌、真っ黒よりも少しグレーや茶色がかった黒い髪によく合います。
実はオフホワイトのウェディングドレスは、イエローベースが多い日本人に一番合うと言われているんです。
ウェディングドレスのほとんどが、オフホワイトで作られているんですよ。
生成り(アイボリー):色黒・イエローベース&明るい茶の髪色
- ヘルシーな日焼け肌
- イエローベースの肌
- 明るめの茶髪
オフホワイトよりさらに黄色がかった白が、生成り(アイボリー)です。
生成りは肌を明るく見せる効果があり、ナチュラルで健康的な印象を与えてくれる色。
同系のイエローべ―スの肌ほか、色黒の肌にもよくなじみます。
黄味かがった色のため、髪の色も真っ黒ではなく、華やかで明るい茶色が合うでしょう。
シャンパンカラー:イエローベース&深い茶色の髪色
- イエローベースの肌
- 黒髪~濃い目の茶髪
- 大人婚の花嫁
シャンパンカラーは、まさにシャンパンのように、少し金色(ゴールド)に近い色味の白。同系のイエローベースの肌によく似合います。
洗練されて落ちついた色味は、深い茶色の髪とも好相性。
上品でゴージャスな印象があるので、ラグジュアリーな会場の雰囲気にも合い、30代以上の大人花嫁にもぴったりです。
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ブライダルインナーはドレスの色味と合わせるのが基本
ドレス姿を美しく見せるためにかかせない、ブライダルインナー。
ブライダルダルインナーの色は、ウェディングドレスの白の色味に合わせて選ぶのが基本です。
ウェディングドレス同様にインナーのカラーバリエーションも豊富で、ホワイト、オフホワイトのほか、ベージュやシャンパンカラーも揃っています。
もしドレスからインナーがはみ出してしまった時に、色味があっていれば、あまり目立たずに済みますよ。
特に上半身に身につける、ビスチェやブラジャーはウェディングドレスの色味に合わせましょう。
ブライダルインナーの色の注意
白いドレスであっても、レースなどの透ける素材の場合は、白ではなく肌色に近いインナーを選んでくださいね。
下半身に身につける、ペチコートやフレアパンツなどは、白系であればそこまで色味を気にしないでも問題ないでしょう。
小物も、ウェディングドレスの色味と合わせるのが基本
ウェディングベールやウェディンググローブなどのドレス小物も、ウェディングドレスの白の色味に合わせるのが基本です。
例えば、ホワイトのドレスに生成りのグローブだと、全体的にちぐはぐな印象を与えてしまします。
あえて小物を白以外に!差し色コーデもおしゃれ
一方、差し色として、あえてドレス小物に白以外の色を使う方法もあります。
色付きアイテムを選ぶときのアイディアを紹介します。
◆サッシュベルト&カラーリボン
ウェディングドレスの腰に巻くサッシュベルトは、取り入れやすい色付き小物。ドレスを変えずにイメージチェンジしたい時に活躍してくれるので、お色直しなしの披露宴にもおすすめです。
◆ウェディングシューズ
ウェディングドレス同様に、シューズも白が基本。とはいえ淡いピンク、ベージュ、シルバー、ゴールドなど、白に近いウェディングシューズなら違和感がありません。
サムシングブルーにちなんで青い靴を選んだり、赤や濃いピンクなどのビビットな色をあえて選ぶのもカジュアルでおしゃれ!靴とパニエの色を合わせるのもオススメです。
◆ウェディングベール
白しかないと思いがちなベールですが、もちろんカラーベールも存在します。写真映えするので、前撮りや後撮りで、淡いピンクやブルーのカラーベールを使うのがおすすめです。
◆ウェディンググローブ
白のウェディンググローブには、花嫁の肌の露出を控えるだけでなく、無垢を象徴する意味があります。そのため色付きのグローブは、挙式ではなく披露宴の時に付けるのがオススメ。
◆ストッキング
基本は肌色ですが、昔はドレスに合わせて白いストッキングをはくのが王道だったとか。全体を白に統一したい場合は、白を選ぶ方法もありです。
ただ屋外ウェディングや丈の短いドレスを着る時は、白をはくと足だけ浮いてしまうので肌色にしましょう。
色付き小物を選ぶ時のポイント
ウェディング小物の色は、一つに統一するといいでしょう。
たとえば、シューズは青色で、グローブはピンクで、ブーケは黄色がメイン…など、色を使いすぎると、まとまりがなくなってしまいます。
結婚式のテーマカラーと同じにすると、全体的にまとまりのある印象になりますね。
ブーケの差し色はもちろん、新郎のタイやポケットチーフとも合わせてコーディネートしてくださいね。
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白以外もあり?色付きウェディングドレスの魅力
白いウェディングドレスは定番中の定番ですが、気に入っているのなら白以外の色にしてもいいです。
とくに自由度の高い人前式なら、カラーウェディングドレスも取り入れやすいでしょう。
海外では、自分の好きな色のウェディングドレスで、結婚式を挙げる花嫁さんも少なくないようですよ。
白以外のウェディングドレスで、人気のカラーをを紹介します。
ピンク
ピンクは、色つきウェディングドレスとして取り入れやすいカラー。
挙式で着るなら、ビビッドなものより、優しい色合いのピンクがオススメです。
30代の大人花嫁は躊躇してしまいそうなピンクですが、ベージュに近いヌードピンクなら、着やすいでしょう。
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グラデーション
白以外一色にするのに勇気がいるなら、グラデーションドレスはいかが?
ピンクやブルー、イエローから、白へのグラデーションなら、純白とカラーのいいとこどり。
ウェディングシューズは色付き、ベールはホワイトを選べば、全身グラデーションのおしゃれ花嫁の完成です。
上半身は白、スカート部分は色付きという、バイカラーのウェディングドレスも魅力的ですよ。
黒
かなり個性的ではありますが、ヨーロッパでは黒いウェディングドレスがスタンダードな時代もあったとか。
日本でも、黒引き袖には根強い人気がありますよね。女性の凛とした美しさを引き立てる色でもあります。
実は黒には「あなた以外に色にはそまらない」という花嫁の強い意志が込められているんですよ。
シックでスタイリッシュなドレスなのは間違いないけれど、 「結婚式に黒なんて」と、眉を顰める年配ゲストがいるかもしれません。
前撮り・後撮りや、友人をメインで招待するナイトウェディングなら取り入れやすいかもしれませんね。
白以外のウェディングドレスの注意
キリスト教式の場合は、色付きのウェディングドレスには注意が必要です。
ホテルや専門式場のチャペルならドレスの縛りは緩いようですが、普段は礼拝を行っている格式ある教会の場合、「ウェディングドレスは白」といったルールがあることも。
キリスト教式の場合は、まずはプランナーさんに相談してくださいね。
パーソナルカラー診断を利用して似合うウェディングドレスを決めよう
ウェディングドレスやドレス小物は、白にこだわる必要はありません。また白にも、さまざまな色味があります。
選択肢が増える分、自分にどんな色が本当に合うのか知りたくなりますよね。
そんな時は自分の主観だけで肌の色や似合う色を判断せず、パーソナルカラー診断を使ってみてはいかがでしょうか?
パーソナルカラーとは
パーソナルカラーとは、生まれ持った肌・瞳・髪と似合う色味のこと。
一般的には、スプリング・サマー・オータム・ウィンターの、4つのタイプに分けて診断します。
ドレスショップでパーソナルカラー診断を行っているところもありますし、質問に答えていくとパーソナルカラー診断ができるWebサイトもあります。
意外な色が自分に合うことが、わかるかもしれません。ぜひ活用してみましょう!
無料!パーソナルカラー診断ができるところ
簡単に診断ができるWebサイトやサービスはこちら。
◆カネボウ化粧品「コフレドール」
Web画面上の丸枠に自分の顔を合わせるだけで、簡単にパーソナルカラー診断ができる。オススメのリップカラーを画面上で塗る疑似体験も可能。
◆@cosme(アットコスメ)
Web上で10の質問に答えると、パーソナルカラー診断ができる。似合うタイプごとにコスメの提案も可能。
◆ベイクルーズ
アパレルブランドのベイクルーズでは、8つの質問でパーソナルカラー&骨格診断が可能。似合う色だけでなく、ジュエリーなども提案。
◆イプサカウンター
コスメブランドのイプサでは、全国のカウンターで肌診断を実施。独自の分析機「イプライザ―」により、肌の状態チェックのほか、パーソナルカラー診断も可能。
まとめ
- ウェディングドレスの白には、主に4種の色味の違いがある
- 自分の肌や髪の色の合わせて選ぶ
- ブライダルインナーはウェディングドレスの白の色味に合わせる
- アクセントとして、色付のドレス小物を選んでもいい
- 白以外のウェディングドレスを選んでもいい
ウェディングドレスには、白ひとつとっても色々な色味があることがわかりました。
白にとらわれず、自分に似合う色を選ぶことも素敵です。
自分の魅力を最大限に引き出してくれる色のウェディングドレスで、結婚式を迎えてくださいね。
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