【披露宴】お色直しのタイミングを回数別に解説!
新婦がドレスを着替え、装いをあらたに再入場するお色直しは結婚式でも一般的な演出のひとつ。
中には、2着以上のお色直しを予定し、再入場を2回予定される方もいらっしゃることでしょう。
今回は、一般的なお色直しのタイミングや注意点などを元プランナーである筆者が実体験を元にご紹介していきます。
一般的なお色直しのタイミングと披露宴の流れ
まずは、一般的なお色直しのタイミングと披露宴の流れを時系列でご紹介していきます。
※11時披露宴スタート、お色直しは1回と想定します
11:00 新郎新婦入場
11:05 ウェルカムスピーチ&司会者より新郎新婦紹介
11:10 主賓スピーチ
11:20 乾杯
11:30 ウェディングケーキ入刀&ファーストバイト
11:45 友人代表スピーチ
12:00 新婦中座・お色直し
12:05 新郎中座・お色直し
12:10 (中座中)プロフィールムービーの上映
12:20 (中座中)お色直し後の新郎新婦記念写真撮影
12:25 新郎新婦再入場(テーブルラウンド)
12:40 新郎側友人余興
12:50 新婦側友人余興
13:05 新婦感謝の手紙朗読&花束贈呈
13:15 両家代表の挨拶
13:20 新郎謝辞・新郎新婦退場
13:25 エンドロール上映
13:30 両家両親退場~送賓
お色直しのタイミングは、披露宴開始から1時間後が目安
あくまでも一般的な披露宴の流れですが、お色直しは披露宴開始の1時間後程度を目安に予定します。
ただし、ウェディングドレス→カラードレスへのお色直しと、ウェディングドレス→和装へのお色直しでは、お仕度に必要な時間が違います。(着付けに時間がかかるため)
またヘアスタイルが、かつらなのか、洋髪なのかなど、新婦の希望する髪型によっても必要時間は異なるでしょう。
衣装によって支度に必要な時間が違うので、もうすこし早いタイミングで中座することもあります。
中座時間は退屈?時間制限があることも
中座が長いとゲストが退屈してしまう恐れもあります。
そのためどんな衣装でもお色直しは「一律25分」など決まっている会場もあります。
会場により、お色直しに充てられる時間については異なりますので、プランナーに確認しましょう。
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2回や3回など、お色直しを複数回やるときのタイミング
一方、お色直しを予定する衣装が3着以上ある場合、お色直しで退席するタイミングは異なります。
お色直し2回の場合
新郎新婦入場
↓
ウェルカムスピーチ
司会者による新郎新婦の紹介
↓
来賓挨拶
↓
乾杯
↓
お色直し1回目
↓
再入場
テーブルラウンド
↓
歓談
↓
お色直し2回目
↓
再々入場
先程紹介した流れを基本とすると、お色直し2回の場合は、乾杯の後すぐに1回目のお色直しをします。
25分程度中座したのち、キャンドルサービスやフォトラウンドなどの、テーブルラウンド演出をしながら再入場。
そのあと20分程度の歓談時間を設け、2回目のお色直しをします。
同じく25分程度の中座時間を経て再再入場しますが、この時は演出をせず、かるくテーブルをまわってご挨拶する程度で新郎新婦の席につきます。
お色直し3回の場合
1回のお色直しに必要な時間が25分だとしても、披露宴中に3回お色直しをする場合、中座時間だけで1時間15分退席している計算になります。
一般的な披露宴は2時間30分を予定するため、披露宴の半分は退席していることになりますね。これでは大切なゲストと過ごす時間が少なくなってしまいます。
そこでお色直しを3回希望する場合、挙式終了時に1回目のお色直しをするのがおすすめです。
***
挙式終了
↓
お色直し1回目
(ウェディングドレス→ピンクのカラードレス)
↓
披露宴開始(ピンクのカラードレスで入場)
↓
乾杯
↓
お色直し2回目
(ピンクのカラードレス→ブルーのカラードレス)
↓
再入場
テーブルラウンド
↓
歓談
↓
お色直し3回目
(ブルーのカラードレス→色打掛)
↓
再々入場
***
挙式後に一度お色直しを行うことで、披露宴中の退席時間を節約することができます。ゲストと過ごす時間を確保できますよ。
お色直し後の再入場演出(テーブルラウンド)は1回だけ
再入場が2回以上ある場合、その度にテーブルラウンドの演出をするのかと悩むこともあるでしょう。
しかし、テーブルをまわってのご挨拶は時間がかかります。
ただでさえお色直しが2回以上あると、中座で時間がかかっているので、お色直し後の再入場演出は1回だけでOK。
フォトラウンドは時間がかかるので要注意
なおテーブルラウンド系演出の中でも、フォトラウンドには特に注意が必要です。
結論から言うと、中座を2回以上行うなら、フォトラウンドは行わないことをおすすめします。
ゲストの余興などの時間もありますし、歓談時間が全く取れず、バタバタした披露宴になる可能性があります。
どうしても取り入れたい場合は、挙式後に1回お色直しするなど、披露宴中の中座回数を減らす工夫をしましょう。
新郎のお色直しは、いつ中座する?
お色直しは、新婦様だけが予定するものでもありません。もちろん新郎様だってお色直しが必要です。
新郎さまのお色直しのタイミングについてまとめました。
新婦とは時間差で抜けるのが一般的
お色直しには、衣装チェンジだけでなくメイク直しやヘアスタイルのお直しなども含まれます。
新婦さまのほうがお仕度に時間がかかることが多いため、新郎様は新婦様がいったん退場したあとに、少しの時間差で抜けるのが一般的です。
新郎さまの中座のタイミングは、衣装の内容により異なります。
タキシード→タキシードの場合
新郎さまの衣装が、タキシードからタキシードに変わる場合、着替えにそれほど時間がかかりません。
新婦さまの退場から、5分程度あけて退場すればOK。もちろん新婦さまの退場後すぐでもOKです。
またお仕事によっては、結婚式用の衣装があったり、制服に着替えたりする場合もあるでしょう(警察官や自衛官、消防士など)。
どちらの場合も洋服から洋服へのお色直しなので、タキシードと同じように考えればOKです。
タキシード→紋付き袴の場合
新婦さまがお色直しで色打掛などの和装をされている場合、新郎さまも紋付き袴に着替えることが多いでしょう。
その場合、着付けに時間が必要になるため、新婦さまの退場後、あまり時間を開けずに退席する必要があります。
新婦のお色直しが複数回の時、新郎はどうする?
新郎さまの中座の回数は、ご自身が着る衣装の数によって異なります。
ここでは、新婦が2回お色直しをするときの、新郎のタイミングについてご紹介します。
新郎と新婦の衣装の数が同じ場合(新郎も2回お色直しする)
新郎も新婦に合わせて、お色直しを複数回行うなら、同じタイミングで行います。
披露宴開始
↓
乾杯
↓
お色直し1回目
新婦:ウェディングドレス→ピンクのカラードレス
新郎:白タキシード→黒タキシード
↓
再入場
テーブルラウンド
↓
歓談
↓
お色直し2回目
新婦:ピンクのカラードレス→色打掛
新郎:黒タキシード→紋付き袴
↓
再々入場
新郎と新婦の衣装の数が違う場合(新郎のお色直しは1回のみ)
新婦だけがお色直しを2回行い、新郎は1回だけ、などでも構いません。
この場合も新婦に合わせて、新郎も複数回入退場をします。
披露宴開始
↓
乾杯
↓
お色直し1回目
新婦:ウェディングドレス→ピンクのカラードレス
新郎:白タキシードのまま。変更なし
↓
再入場
テーブルラウンド
↓
歓談
↓
お色直し2回目
新婦:ピンクのカラードレス→色打掛
新郎:白タキシード→紋付き袴
↓
再々入場
***
新郎さまがお色直しをしない場合でも、新婦のドレスにあわせて、ウェディングブーケが変わることもあるでしょう。
この場合は、ブーケと揃いのブートニアに付け替える時間が必要です。
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新郎がお色直しをしないなら、「サッと退席」でOK
新郎さまと新婦さまで、着用する衣装の数が違う場合、中座のタイミングを悩むことも多いでしょう。
その場合、わざわざ「退場します!」と新郎に注目をさせず、ゲストに気づかれずに中座することもあります。
披露宴でのお色直しの注意点
せっかくの結婚式ですから、気に入った衣装を「思う存分着たい」と思う事は当然ですが、何度も衣装を変えることも考えもの。
ファッションショーのように思われてしまいます。
披露宴中のお色直しは、多くても2回が理想
すでに解説していますが、衣装を3着以上着る場合、お色直しで退席する時間が長くなります。
披露宴の半分が、お色直しのための時間でつぶれてしまい、せっかくお祝いに駆けつけてくれているゲストとお話しする時間が大幅に減ってしまいます。
そのため披露宴中の中座は、多くても2回に抑えることをおすすめします。
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どうしても着たい衣装があるなら、前撮りで
お色直しで着る衣装が多い場合は、着替えの時間だけでなく、記念写真を撮影する回数も増えてしまいます。
もし「衣装を着て写真を残したい」という希望なら、結婚式当日ではなく、前撮りでたくさんの衣装を楽しんでみてはいかがでしょうか?
もちろん「ゲストに見てほしい」という希望もあると思いますが、お色直しをやりすぎて、ゲストを退屈させてしまっては残念です。前撮りを検討することも大切ですよ。
まとめ
- お色直しは披露宴開始後1時間程度で行うのが一般的
- 2回お色直しをするなら、乾杯の後に1回&歓談後に1回
- 3回お色直しをするなら、挙式後に1回やろう
- 新郎はお色直し無しでも、入退場は行う
- ゲストとの時間を確保するために、披露宴内での中座は多くても2回に抑えて
披露宴での中座のタイミングや、衣装の数に合った退場のタイミングについてまとめました。
一生に一度の結婚式ですから、気に入った衣装を着たい思いは皆さん同じです。
しかし、ゲストとの時間も考慮しつつ、衣装の数を決めることが大切です。
着たい衣装が複数ある場合は、前撮りを検討し、披露宴で着る衣装を減らせないかも考慮しましょう。
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