【重要】結婚式の司会者打ち合わせで大切なポイント(プランナー解説)
披露宴の進行を務める重要なスタッフが「司会者」です。
いかに司会者とのコミュニケーションをスムーズにはかれるかが、披露宴成功のカギといってもいいほど、司会者の役割は重要だといえます。
しかし司会者との打ち合わせは、披露宴前に1回だけ。限られた時間の中でどのような項目に気をつけるべきか、元プランナーがまとめてご紹介していきます。
司会者との打ち合わせは、いつ?回数は何回?
司会者の打ち合わせは、披露宴の1カ月前〜2週間前に行います。回数は1回のみ、打ち合わせ時間は1時間~2時間程度が目安です。
しかし、繁忙期は会場だけでなく司会者も忙しいことが考えられますので、打ち合わせの日程調整がスムーズに進まない可能性もあります。
土日でも夕方〜夜に打ち合わせの時間を設けたり、平日に仕事を休んで打ち合わせをしたり、あらかじめ日程を空けておく必要が出てくるでしょう。
平日休みが取れない、土日も忙しいなど、打ち合わせの日程が限定されてしまう場合は、早めにプランナーに相談してください。
早めに打ち合わせスケジュールを組むことで、司会者の打ち合わせ時間を確保できるようになります。
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結婚式の司会者との打ち合わせは絶対にやるもの?
元プランナーの筆者としては、司会者との打ち合わせは必須だと思います。
司会者は披露宴成功のキーパーソン。これまでいくら素晴らしい進行を計画していても、お二人の思いが司会者に伝わっていないと、披露宴が成功に至らない可能性が高いからです。
多くの結婚式に携わっている司会者は、盛り上げるシーンや感動で涙を誘うシーン、笑いをとるシーンなど、さまざまなシュチュエーションを熟知して進行を行います。
さらに新郎新婦の希望する雰囲気に合うよう、言葉使いや声のトーンなどを変えるなどのテクニックも駆使して、披露宴を成功に導いています。
新郎新婦の希望をしっかり把握できていないと、プロの司会進行ができず、披露宴の成功に結び付かない可能性があるでしょう。
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披露宴の司会者との打ち合わせ内容
では早速司会者と打ち合わせを進めていく内容をご紹介していきます。
1)新郎新婦のプロフィールや馴れ初め
披露宴の最中に新郎新婦の紹介を行う場合、司会者に新郎新婦のプロフィールや馴れ初めを話しておく必要があります。
プロフィールシートなどが用意されていて、それに記入を求められることもあるでしょう。シートがない場合でも司会者に情報を伝えますが、司会者が新郎新婦にヒアリングしていくスタイルが一般的です。
司会者により異なりますが、プロフィール紹介の原稿を提示してもらう事も可能。原稿チェックを希望する場合は、打ち合わせ段階で相談してください。
また家族やゲストとの思い出を特別に紹介してほしい場合は、その内容も伝えておくようにしましょう。
【司会者との打ち合わせ前に準備しておく内容】
- 生年月日
- 血液型
- 家族構成(兄弟姉妹がいるのか、いるなら兄弟姉妹の構成も)
- 出身地
- 現在の趣味や好きなこと
- 小さい頃どんな性格だったか
- 学生時代の思い出
- 打ち込んだスポーツなどがあればその思い出
- 両親、兄弟との思い出
- 現在の仕事について
- 二人の出逢い
- 思い出のデート先
- お付き合いの年月
- ゲストに向けて一言 など
2)結婚式当日の進行(タイムスケジュール)
当日の進行(タイムスケジュール)を打ち合わせることも大切な内容です。
司会者の打ち合わせを行う時期には、おおよそ全ての演出などが決まっていることでしょう。
進行の流れを確認し、入場や退場の方法、サプライズや余興の流れなどについて、すべて細かく共有していくことが大切です。
また披露宴の進行内容で、しっかり固まっていない部分がある場合は、司会者とプランナーを交えて詳細を決めていくこともあります。
3)ゲストの肩書きや名前の読み方の共有
司会者のミスとして致命的なのが、名前や肩書きの読み間違いです。
主賓の挨拶や乾杯の発声など、特別な役割をお願いしているゲストの名前や肩書きを間違えることは、大変失礼なこと。ミスが起きないよう、打ち合わせの段階でしっかり説明しておくようにしましょう。
- 前株、後株(○○株式会社/株式会社○○)
- 役職名(代表取締役社長/取締役社長)
など。これらの項目などは少しの間違いですが、致命的なミスに繋がります。新郎新婦自身でも、ゲストの肩書きに間違いがないかしっかり確認しておきましょう。
4)当日紹介して欲しいこと・言ってほしくないことの共有
披露宴の最中、司会者から紹介して欲しい事があれば、共有しておきましょう。
【司会者に言ってほしいことの例】
- ペーパーアイテムは、新婦のハンドメイド
- ウェルカムボードは、新郎友人◎◎さんからのプレゼント
- ウェディングドレスは、新婦母の私物。新婦母も袖を通した大切なドレス など
反対に、披露宴中に言ってほしくないことがある場合も伝えておくようにしましょう。
【司会者に言ってほしくないことの例】
- 年の離れた弟が居るのは、両親が再婚だから
- 二人の出逢いは新郎からのナンパ(合コン、マッチングアプリなど)
- 新婦が夜の仕事をしている
- 授かり婚である(新婦が妊娠中)
なお、授かり婚であることをまだ公表したくないと思っている場合でも、当日の進行は新婦さまの体調を考慮する必要があるため、司会者には話しておくほうが安心です。
そのうえで、「ゲストにはまだ伝えたくない」という気持ちを司会者にしっかり伝えておきましょう。
5)披露宴を「どんな雰囲気にしたいか」を伝える
司会者との打ち合わせで、最も重きを置いて欲しいのが「どんな雰囲気・イメージにしたいか」を伝えることです。
- ゲストといっぱい楽しめる盛り上がるパーティーにしたい
- 感動の雰囲気が好み。しっとりと大人なパーティーが希望
- 年配者も多いので、落ち着いたリラックスムードがいい
どのような雰囲気にしたいのか、結婚式へのこだわりを伝えて置くことはとても大切です。
お二人がイメージする披露宴によって、司会者の声のトーンや話口調も異なります。具体的にイメージしている内容を伝えるようにしましょう。
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披露宴司会者に望むことは、どんどん伝えてOK!
「注文が多い=ウザい新郎新婦」と思う司会者は、まずいません。
注文が多いということは、それだけ結婚式に対して真剣に準備をしていることを感じ取れるので、司会者側もやる気がぐんとあがるでしょう。
こだわっているポイントや成功させたいサプライズがある場合は、「こんな事お願いしたらウザイかな?」と思わず、正直に司会者に望むことを伝えてOKです。
- 司会で伝えて欲しいこと
- どんな風に盛り上げてほしいか
など、具体的なイメージを伝えるようにしましょう。
結婚式の司会者と合わないかも…。嫌な時は変更可能?
プランナーとの相性があることと同じように、司会者との相性もとても重要です。
司会者との打ち合わせで「この人に任すのは心配」と思う場合、変更を申し出ることをおすすめします。
司会者にも準備期間があることを考慮し、変更を希望する場合は一日でも早いほうが望ましいですね。
また、のちのちのクレームや不満に結びつかないよう準備段階で、以下のように司会者の雰囲気についてリクエストしておくこともおすすめです。
- 女性(or男性)希望
- 年代が若い人(30代くらい)が希望
- 超ベテランの人希望
まとめ
- 司会者の打ち合わせは、結婚式の1カ月前〜2週間前くらいに行う
- 打ち合わせの回数は、通常は1回のみ
- 打ち合わせ内容は、進行や新郎新婦のプロフィールなどの共有
- 「どんな披露宴にしたいか」イメージを具体的に伝えよう
- 司会者の希望を事前に伝え、相性が良くないと感じたら変更可能
披露宴の重要なスタッフである、司会者との打ち合わせについてまとめました。
披露宴成功のキーパーソンでもある司会者。お二人のイメージする披露宴をしっかり伝え、重要な進行などはがっちり共有していく必要があります。
そのためどんなに忙しくても、司会者との打ち合わせを行わないことはおすすめできません。
また、司会者との相性も重要!合わないと思ったら変更を申し出ることも可能ですが、あらかじめ希望の司会者像がある場合はプランナーに共有しておきましょう。
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