受付後や披露宴前など。結婚式の待ち時間にゲストを退屈させない演出
受付から挙式、挙式から披露宴など、結婚式では思っている以上に待ち時間が出てしまうこともあります。こ
の時間もゲストに楽しんでもらいたいと想う気持ちは、みなさんきっと同じでしょう。
そこで、結婚式の待ち時間でゲストにも楽しんで頂ける演出やおもてなしのアイデアをご紹介します。
結婚式は待ち時間が長い!?ゲストの待ち時間ってどのくらいあるの?
実際結婚式でゲストを待たせてしまう時間は、どのくらいあるのでしょうか。受付からお開きまでのおおよその待ち時間は、以下の通りです。
- 受付から挙式の間・・・1時間程度
- 挙式後から披露宴開始までの間・・・30分程度
- 中座中・・・20分〜30分程度
あくまでも目安の時間なので、当日の仕度状況に応じて前後する可能性があります。ですが、単純に考えても合計すると約2時間の待ち時間が生じてしまいます。
なぜ待ち時間が生じるの?
ゲストを待たせてしまう時間の多くは、新郎新婦の仕度に時間がかかるためです。涙をメイクでカバーしたり、強風で崩れたヘアセットをなおしたり…人生の晴れ舞台ですからゲストの前に登場するためにはそれなりの準備が必要です。
この時間が、ゲストにとって待ち時間となってしまいます。
仕度時間はどうしても設ける必要がありますが、だからといって、新郎新婦の支度に長時間を割いてしまえばゲストは退屈し、マイナスポイントになることは確か。
致し方ない待ち時間だとしても、おもてなしの気持ちを忘れずゲストに楽しんでもらう演出を取り入れる事をおすすめします。
【受付~挙式まで】ゲストを退屈させない!待ち時間のおもてなしアイデア
受付から挙式の間は、控室やゲストルームなどで待っていただくことになります。
受付は結婚式の1時間前からスタートすることが多いため、早い時間に来館された方は1時間の待ち時間が発生してしまいます。
新郎新婦が思っている以上に、ゲストは暇を持て余してしまうかも。そのためゲストにもより楽しんで頂くために少し演出を取り入れてみましょう。
ウェルカムドリンクを用意
会場により対応できる・できないが異なりますが、可能ならばウェルカムドリンクを用意しましょう。
コーヒーや紅茶だけでも十分ですが、ソフトドリンクやノンアルコールカクテルなども含め、いろいろ選べる内容であれば、より喜ばれる演出になります。一口サイズのお菓子もあるといいですね。
ドリンクがあるだけで手持ち無沙汰にならないので、会場側に相談してみましょう。
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思い出の写真をアルバムで用意
ゲスト同士で盛り上がるアイテムの一つが「写真」です。
学生時代のものや社会人になってから、お二人で出かけた際の写真などをアルバムにし、自由にご覧頂けるように準備しましょう。
幼いころをよく知っているご親族の方はもちろん、同じ青春時代を過ごしたご友人たちは、懐かしさも感じられゲスト同士の会話が弾むきっかけになります。
ゲストにメッセージの記入を依頼
メッセージカードを用意し、ゲストにお祝いメッセージの記入を依頼することもおすすめの演出です。
文字を書くとなると、思っている以上に時間がかかるもの。待ち時間もあっというまに過ぎるでしょう。
さらに結婚式後、新郎新婦がゲストのメッセージをみることができ、記念に残せるため、一石二鳥の演出です。
【挙式後~披露宴まで】ゲストを退屈させない!待ち時間のおもてなしアイデア
挙式後の新郎新婦は、披露宴入場前の準備があるため一旦退席します。この間にゲストは披露宴会場に移動し、新郎新婦の登場をお待ち頂きます。
この間の30分ほどが、ゲスト側の待ち時間となります。
席札にメッセージを記入しておく
会場内に誘導されたゲストは、席次表を確認しながら着席していただきます。
この際の席札にメッセージを添え、ゲストに感謝の気持ちを伝えましょう。
もはや定番の演出とされている席札メッセージ。入場前の暇つぶしになる以上に喜んで頂ける演出です。
手書きが苦手な方は、メッセージをプリントしたものを用意したり、QRコードでメッセージが見られるというサービスを利用してみてもいいですね。
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オープニングムービーを上映
新郎新婦入場まで5分~10分前になったら、オープニングムービーを上映しましょう。
お二人の馴れ初めを簡単に紹介する内容でも良いですし、思い出の場所を紹介する内容でもOK。
これからスタートする結婚式の見所や主要なゲスト(主賓の挨拶や乾杯の発声、余興のご友人など)の紹介を含めてもいいですね。
アップテンポな曲(BGM)をチョイスすると、自然とワクワクした気持ちになるのでおすすめです。
入場前にこういったDVDの上映を用意することで、ゲスト側も待たされている感覚がぐんと減りますよ。
【お色直しの中座中】ゲストを退屈させない!待ち時間のおもてなしアイデア
お色直しの予定があると、必ず退席する時間があります。この時間は、おおよそ20分〜25分。ゲストも楽しめる演出を取り入れましょう。
プロフィールムービーの上映
中座中にもっとも多い演出が、新郎新婦の生い立ちをメインにした、プロフィールムービーを上映すること。
ご友人はもちろん、ご親族やご両親も楽しみにされている演出なので、取り入れたい方も多いでしょう。
凝ったムービーでなくても、お好きな曲(BGM)にのせて思い出の写真をスライドショーするだけでも十分なので、ぜひ検討してみてください。
サブキャンドルに点灯を依頼
再入場の演出として計画されることの多い、キャンドルサービス。結婚式らしい演出なので、ご希望されている方も多いでしょう。
キャンドルサービスの演出では、新郎新婦が点火するメインキャンドルのまわりに、小さなサブキャンドルをセッティングすることがあります。
新郎新婦の中座中に、この小さなサブキャンドルの点灯をゲストに依頼されるのもおすすめです。
中座後におこなうゲームの下準備を依頼
再入場の後、ゲストと一緒に楽しめるゲームなどを企画している場合、待ち時間を利用してゲームの説明や準備をしておきましょう。
カラードレスの色当てクイズであれば、ドレスの色が何色か待ち時間に選んでもらいます。
カゴや箱などを用意し、投票形式にされるといいですね。ゲスト同士でも「ピンクかな?ブルーかな?」と会話も弾み、ワクワクした気持ちで再入場がより楽しみになりますよ!
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元プランナーが「これよかったな!」と思う、待ち時間の暇つぶし演出
今まで多くの新郎新婦さまの結婚式を間近で拝見してきました。
その中でもゲストの待ち時間演出として取り入れたアイデアのなかで、「これよかった!」と思う演出をご紹介していきます。
1)テーブルごとに寄せ書きを依頼
バレーボールが共通の趣味だった新郎新婦さま。入場前の時間や中座中の時間を利用し、ご両家のお父様を除くゲスト全員に、バレーボールへの寄せ書きを依頼されました。
中座後の演出として、ご両家のお父様それぞれから手書きのメッセージを添えて頂き、新郎新婦へボールをアタックしてプレゼント!
ガーデンでの演出としての役割も担ってくれたので、思い出深いアイテムになりました。
2)フォトスポットを用意し、ベストドレッサー賞を計画
結婚式の待ち時間に利用できる、フォトスポット(フォトブース)。ご友人同士で楽しく撮影されたり、SNSにアップできると人気の演出です。
このフォトスポットを利用し、ベストドレッサー賞を計画された演出も、素敵なアイディアだなと思いました。
ステキな写真に残るだけでなく、アフロヘアのかつらやフォトプロップスも用意し、おもしろおかしい写真が残るようアイテムも準備!
結果は新婦の姪っ子姉妹に賞を贈り、お子様ゲストも楽しめるアイデアでした。
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まとめ
結婚式でゲストが過ごす待ち時間や、その時間に取り入れられる演出内容などについてまとめました。
合計2時間の待ち時間と聞くとすごく長く感じてしまいます。しかし実際2時間ずっと待たせるわけではありませんし、ゲスト同士でお話に華が咲いてあっとゆうまに過ぎてしまうことも少なくありません。
とはいえ、せっかくお祝いにきてくださっているゲストを待たせているという意識を忘れずに、おもてなしの気持ちを持って楽しめる演出を計画してみてくださいね!