結婚式で指輪交換をしないなら?代わりの演出アイディア5選
結婚式の指輪の交換は、とても気分が高まる瞬間ですね。
結婚指輪の交換は、やるのが当然と思われがちですが、やらない花嫁さん花婿さんもいます。
じつは結婚式の指輪交換には、とくに伝統的・宗教的な意味合いはなく、演出のひとつ。やらなくても問題ありません。
指輪交換の代わりにできる演出もあるので紹介しますね。
どんな挙式スタイルでも、指輪交換はなしでもOK
新郎新婦がお互いに指輪をはめ合う「指輪交換」は、結婚式の象徴的なシーン。
教会式はもちろん、人前式や神前式でも多く行われています。
実はもともと神前式には、指輪の交換は含まれていなかったのですが、希望する人が多いので昭和30年代から取り入れるようになったとか。
実はこの指輪交換、宗教的な意味合いは何もない、単なる演出なのです。
キリスト教式であれ神前式であれ、指輪交換がないと宗教上結婚が成立しないというわけではありません。
指輪の交換をやる・やらないは新郎新婦の考えで決めていいものなのです。
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指輪交換をしない理由
実際さまざまな理由で結婚指輪を用意せず、指輪の交換をしなかったというカップルはいます。
- もともと指輪をつける習慣がない
- 金属アレルギーなので、日常的に身に着けることができない
- 仕事上、結婚指輪を付けることができない
- 結婚指輪を買うお金がない
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、結婚指輪を買わなかったカップルの割合は全体の1.7%。
少数派ではありますが、2013年以降の調査を見ると、毎年1%から2%のカップルは、結婚指輪すら買っていないのです。
指輪交換なしは非常識?
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」によると、6.2%のカップルが挙式で指輪の交換以外の儀式を行ったとされています。
指輪交換には宗教上の誓いの意味合いはなく、ひとつのセレモニーです。
やらなくてもOKですし、代わりの演出を行う方法もあります。(指輪交換の変わりの演出は記事後半でご紹介します!)
ただし、「挙式といえば結婚指輪の交換でしょ!」「やるのが当たり前だと思っていた」と考えるゲストがいるのも事実。
代わりの演出をすることでゲストの目が気になるなら、司会者から”指輪交換の代わりにする”ことを簡単に説明してもらうといいでしょう。
結婚式で指輪交換をする理由
そもそも、なぜ結婚式で指輪の交換をするのでしょうか。
指輪交換の意味・由来
指輪の丸い「円」の形は「永遠」の象徴とされています。
結婚式で指輪指輪をお互いの左薬指にはめて交換をするのは、永遠の愛を誓い合うという意味が込められているのですね。
ちなみ欧米から日本に指輪交換の儀式が伝わったのは、明治時代にさかのぼります。
第二次世界大戦以降に生活スタイルの欧米化にともなって定着し、結婚式にはかかせないものになりました。
左手薬指の理由
そして左手の薬指にはめるのは、かつて左薬指の血管は「心のある場所」つまり心臓に直接つながると信じられていたから。
実は指輪を付ける指にも意味があり、左手の薬指にはめると、愛や絆が深まるといわれているんですよ。
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挙式の流れ&指輪交換のタイミング
教会式や宴内人前式(披露宴会場で行う人前式)の流れの一例を紹介します。
指輪の交換は、結婚を誓い合うことの象徴として位置づけられています。
◆教会式の場合
- 開式挨拶
- 新郎の入場
- ベールダウン&新婦の入場
- 賛美歌斉唱
- 聖書朗読
- 誓約(誓いの言葉)
- 指輪の交換
- ベールアップ&誓いのキス
- 牧師による結婚宣言
- 結婚証明書にサイン
- 結婚成立の報告・閉式の挨拶
- 新郎新婦の退場
◆宴内人前式の場合
(披露宴会場で行う人前式)
- 新郎入場
- 新婦・父入場
- 開式挨拶
- オリジナルの誓いの言葉
- 指輪の交換
- 結婚証明書にサイン
- 結婚承認宣言
- 立会人による拍手
- 閉式の辞
- 披露宴開始
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指輪交換の代わりの演出アイディア
指輪交換は、しないとダメというものではありません。
指輪交換のタイミングで、代わりに行う演出アイディアを紹介します。
どの演出も結婚を誓う、これからともに歩むといった素敵な意味合いを持つものばかりです。
ユニティキャンドルセレモニー
ユニティキャンドルセレモニーとは、両家が別々に灯したキャンドルの火を、新郎新婦が新しい1つのキャンドルに灯す演出のこと。
ユニティとは「ひとつになること」という意味があります。
別の人生を生きてきた2人が、新しいひとつの家族になることを象徴しているので、結婚への決意表明ともいえますね。
サンドセレモニー
サンドセレモニーとは、様々な色の砂を容器に流し入れ、世界にひとつしかないサンドアートを完成させるセレモニーです。
細かい砂は一度混ざりあうと、別々に分けることができないことから「他人だった2人が、ひとつの家族として生きていく」ことを表しています。
ウェルカムスペースに容器を置いてゲストに砂を注いでもらい、挙式や披露宴で新郎新婦が仕上げる、ゲスト参加型の演出も人気です。
ラブレター&ワインボックスセレモニー
ラブレター&ワインボックスセレモニーとは、お互いへあてたラブレターとワインなどをいっしょに箱に入れて、封をするセレモニー。
結婚5年・10年の節目か、はじめて喧嘩をした時などに箱を開け、ワインを飲みながら手紙を読んで、お互いの想いを確認し合うというロマンチックな演出です。
ラブレターとワインが入った箱は、まさにタイムカプセルそのもの。
ワインは、どちらかが生まれた年や結婚した年のものを選ぶと素敵ですね。もちろん、ウイスキーや日本酒などのお酒に変えることも可能です。
欧米では定番演出ですが、日本ではまだ真新しいので、ちょっと変わったことがしたい花嫁さんにオススメ。
ハンドファストセレモニー
ハンドファストとは、「手を握りあい、正式な約束を交わす」という意味。
握り合った新郎新婦の手をリボンや紐で結び、その状態のまま、誓いの言葉を述べるセレモニーです。
手を握ったままで誓いの言葉を口にするなんて、ロマンティックですね。
交換するのは指輪以外でもOK!
交換するのは指輪じゃなくてもOK。
指輪の代わりに、ブレスレットや時計を交換するカップルもいます。仏前式では数珠を交換した二人も。
数珠は昔から厄除けやお守りとしての役割も担っているんですよ。
神前式で指輪交換の代わりになる演出は?
指輪交換は欧米のイメージが強く、神前式では他の演出にしたい、という場合は 「結い紐の儀」を検討してみて。
「結い紐の儀」とは、水引で編んだ赤い「結い紐」をお互いの左手小指に結び合う儀式のこと。
「結ばれる二人は、小指と小指が赤い糸で繋がれている」という日本の言い伝えを元にしたロマンティックなセレモニーです。
以前は縁結びで有名な、川越氷川神社の神前式だけで行われていたものですが、それ以外の会場でも取り入れることが可能に。
もちろん、人前式でも 「結い紐の儀」を行うことができます。
指輪の交換もしたいなら、どちらかを披露宴の演出として取り入れてみては?
結婚指輪は買わないけれど、「指輪交換」はしたい!
結婚後に指輪を着けるつもりはないから結婚指輪は買わないけれど、挙式で「指輪交換」をしたい場合もありますよね?
ただそのためだけに、結婚指輪を買うのはちょっと無理…そんな場合の解決策はこちら。
結婚式場で結婚指輪をレンタル
たいていの結婚式場では、当日指輪を忘れたり紛失してしまった新郎新婦のために、予備の指輪を用意しています。
結婚式場から結婚指輪をレンタルできるかどうか、プランナーに事情を話して確認してみましょう。
結婚指輪ほど高額ではないペアリングを使って指輪交換をする方法もアリ。
婚約指輪と結婚指輪を兼用にして、指輪交換
結婚に際しては、婚約指輪と結婚指輪を両方用意するのが昔からのスタンダードですね。
でも彼が、日常的に指輪をつけない、節約したいなどを理由に、婚約指輪と結婚指輪を兼用にするカップルもいます。
兼用リングなら、婚約指輪で指輪交換をしてもOKです。
花嫁さんだけ彼から指輪をはめてもらうか、彼には別の指輪で代用して交換をしましょう。
ちなみに婚約指輪と結婚指輪を兼用にする場合う、ダイヤなどの宝石を埋め込むなど、一般的な結婚指輪よりゴージャスなものを「婚約指輪兼結婚指輪」として購入するようです。
ソリティアのように立体的でなく、パヴェや小さな宝石を埋め込んだリングなら、日常的にはめていても何かにひっかけたりしないので、オススメです。
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まとめ
- 指輪の交換は宗教的な意味合いがなく、演出の一つ
- 指輪の交換の代わりに他の演出をしてもOK
- 指輪以外のものを交換してもOK
- 結婚指輪を貸してくれる会場もある
指輪の交換は、結婚式の大事なシーンですが、やらない選択をしても問題はありません。
指輪の交換に代わりになる演出にも素敵な意味が含まれているので、2人らしい方法を取り入れてくださいね。