【新郎新婦向け】結婚式で赤ちゃんゲストの離乳食は準備すべき?
赤ちゃんにも結婚式にぜひ来て欲しいと、新郎新婦から積極的に招待することはもちろん、預ける人がいないなどの理由でも、ゲストが赤ちゃん連れで結婚式に出席することがあります。
2歳くらいの子供ならキッズメニューでおもてなしすることができますが、赤ちゃんの場合は離乳食を用意するべきか気になります。
赤ちゃんの食事について、新郎新婦がすべき配慮についてをまとめました。
赤ちゃんゲストの離乳食は、新郎新婦で準備すべき?
披露宴では料理でゲストをもてなしますが、赤ちゃん用の離乳食は基本的にママゲストが用意します。新郎新婦側が準備する必要はありません。
「失礼な対応では?」と心配になりますが、離乳食の進め方は家庭によってまちまち。
赤ちゃんによって好き嫌いもありますし、「自分の作ったものしか食べさせたくない」と言うママもいます。
なにより食事に慣れていない赤ちゃんが、披露宴に出されたものが原因で体調をくずしたら大変です。
ただゲストによっては、離乳食も用意されるものと考えている人はいるので、「赤ちゃんの食事はどうしたらいい?」と、子連れゲストに確認は必要。
また離乳食自体を準備しないとしても、赤ちゃんの食事のお世話をするママゲストへの配慮は不可欠です。
そもそも赤ちゃんって、どんなものを食べてるの?
赤ちゃんがどんなものを口にしているのかは、たいていの花嫁さんには未知の世界。
以下は離乳食の進め方の目安なので、参考にしてくださいね。
- 生後~6ヶ月:ミルクや母乳で育つ時期
- 5ヶ月・6ヶ月:離乳食初期(とろとろのポタージュ状)
- 7ヶ月・8ヶ月:離乳食中期(指で潰せる程度の硬さ)
- 9ヶ月~11ヶ月:離乳食後期(バナナくらいの硬さ)
- 12ヶ月~18ヶ月:離乳食完了期(歯茎でかめる硬さ)
- 2歳前後~:幼児食(ほぼ大人と同じ硬さ)
恋愛と一緒で、育児もセオリーどおりには進まないものなので、離乳食の進め方には個人差があることを忘れずに。
また離乳食と並行してミルクや母乳を飲むので、18ヶ月くらいまでは、授乳も必要だと考えておいたほうがいいでしょう。
結婚式場に、離乳食の持ち込みはできるの?
結婚式当日、ママゲストは赤ちゃんの食事をどのようにお世話しているのでしょうか?
ゲストが会場に離乳食を持ち込み
食中毒防止の観点から、結婚式場で食べ物の持ち込みは基本的に禁止されていますが、離乳食については例外で、たいてい持ち込みOKです。
ただしママ手作りのものは持ち込みNGで、パウチタイプなど市販の製品に限られることが一般的。
花嫁さんは、会場に離乳食やおやつの持ち込みの可否、赤ちゃん用食器の有無を必ず確認してくださね。
もしゲストから離乳食の準備をお願いされたら、「○○堂の□■煮」など、赤ちゃんお気に入りの製品を、具体的に聞いておくのがオススメです。
赤ちゃんが好きな離乳食をいくつか用意しておけば、赤ちゃんはご機嫌でママも安心です。
式場によりますが、スタッフにお願いすれば、離乳食を温めてもらうことは可能です。
タイミングを調整するので、食事なしでOKということも
挙式と披露宴の合間に授乳や食事を済ませるから、赤ちゃんには何も用意しなくて大丈夫というケースもあります。
お腹いっぱいになった赤ちゃんが披露宴中に眠ってくれたら、ママは結婚式を楽しむことができるので、このパターンにするゲストは多いようです。
食事なしの場合、赤ちゃんの席にはベビー用お菓子や音のでないおもちゃをいくつか置いておくと喜ばれるでしょう。
離乳食メニューがある結婚式場も
会場によっては、赤ちゃんが口にできるものを確認したうえで、おかゆなどの離乳食を準備してくれるところもあります(別料金が発生)。
ママゲストにとっては荷物が少なくなるので、会場で用意してもらえば助かりますね。
もちろん対応していないところもあるので、会場側にまずは確認を。
赤ちゃん連れ(子連れ)ゲストを招待する時の流れ
赤ちゃん連れや小さい子連れゲストを招待する時に、気を付けることをまとめました。
1.赤ちゃんの名前入りで招待状を出す
「赤ちゃんにもぜひ来て欲しい!」という場合は、招待状発送前にゲストに赤ちゃん連れで来て欲しいことを伝えましょう。そのうえで、招待状にも赤ちゃんの名前を併記して発送します。
子供の年齢が小学生くらいまでは、親の名前の後に「○○くん」「○○ちゃん」と書きます。
2.招待状の返信ハガキにアレルギーの有無を書いてもらう
招待状の発送の際には、アレルギーに関する付箋を付けるか、返信はがきにアレルギーの有無を聞く欄を設けるのが一般的ですね。
おやつをプレゼントすることもあるので、赤ちゃんのアレルギーについても知っておきたいもの。
電話やLINEなどで招待を打診する時点で、赤ちゃんのアレルギーも書いてもらうようお願いしておきましょう。
アレルギーなどをお持ちで食べられないものがございましたら ご遠慮なく返信ハガキにてお知らせくださいませ
3.離乳食について確認の連絡をする
赤ちゃん連れゲストから出席のハガキが届いたら、お礼をかねて連絡をとりましょう。
この時「結婚式のころって○○ちゃんは8ヶ月だよね。離乳食はどうしたらいい?他に何か気を付けることがある?」と聞いておくといいですね。
ゲストに連絡する前に、会場に離乳食の持ち込みが可能かどうかを確認しておくとスムーズです。
離乳食以外で注意すること
赤ちゃんも招待する場合、設備面などで確認することがたくさんあります。
式場との1回目の打ち合わせの時に、以下の項目は必ず確認を取っておきましょう。
- 授乳室、おむつ替えスペースの場所(無い場合、代わりの場所)
- 赤ちゃんの対応になれたスタッフががいるか
- ミルク用お湯が入ったポットは用意してもらえるか
- 赤ちゃんが機嫌が悪くなった時に備えて、席次は入口近くにできるか
- ベビーカーごと宴会場に入ってよいか
なお赤ちゃん連れゲストの場合、自分で椅子に座れない月齢の子でも、席次表には名前を記載します。
赤ちゃんの場所には座席ではなく、ベビーチェアやクーハンを置きます。また離乳食を持ち込む場合は、赤ちゃん用食器もゲストに用意してもらいます。
子連れ出席は大変!ママゲストへの料理の配慮
赤ちゃんへの対応ばかりで忘れがちなのが、ママゲストのこと。
披露宴中でもママは赤ちゃんのお世話で大忙しで、ナイフとフォークを使ったコース料理を楽しむことができないかも。
ママゲストには食べやすい軽食を用意する方法もありますが、本人が婚礼料理を楽しみにしていたり、周りと同じメニューがいいと感じるかもしれません。
まずはママゲストの希望を聞いてみましょう。
ナイフとフォークのほかにお箸を用意したら、食べやすくて喜ばれた!という花嫁さんもいますよ。参考にしてくださいね。
赤ちゃん連れゲストのご祝儀事情
赤ちゃん連れで招待された場合、ゲストも新郎新婦の気遣いに配慮して、ご祝儀の額を決めている様子。
赤ちゃんの食事が必要ない場合でも、大人のご祝儀に3,000円~5,000円の額を足すか、その額と同等のギフトを用意してくれることも多いようです。
新郎新婦側も赤ちゃん連れで出席してくれたお礼として、おもちゃやタオルなど、引出物に赤ちゃん向けプチギフトをプラスしておくといいですね。
まとめ
- 赤ちゃんの離乳食を用意しなくてOK
- ただし、子連れゲストに赤ちゃんの食事をどうするべきか、事前に相談を
- パウチタイプの離乳食なら持ち込みOKの場合もあるので、会場に確認を
赤ちゃんを連れての結婚式出席は本当に大変です。
新郎新婦自身ができるのは、親ゲストが赤ちゃんのお世話をしやすい状況をつくること。
赤ちゃん連れで来てくれたことへの感謝の気持ちも忘れずに伝えてくださいね。