元プランナーの実例!結婚式の面白い演出7選!
結婚式のテーマを検討し、自分たちだけのユニークな演出を考えたいと思っている方も多いかと思います。
会場内のゲストが楽しめるような演出なら、印象的で思い出に残ります。ユニークな演出で、おもてなしの気持ちを伝えるのもおすすめですよ!
そこで今回は、元プランナーの筆者が実際の披露宴でご案内した演出の中から、少し珍しい、笑える演出をまとめてご紹介します。
実例1)結婚式のテーマは「1月」。ゲストも楽しめる、冬らしく面白い演出
結婚を決めた際、すでにお子さんを授かったことが分かっていたTさまご夫妻。
ご新婦さまの体調を考慮すると、1月が結婚式の開催となりました。
縁あった1月。1月らしいことを結婚式でも楽しみたいというご希望でした。
人前式の挙式は、赤い毛糸でリングリレーを
挙式で行った演出が、赤い毛糸のリングリレー。運命の赤い糸を使ったリングリレーを取り入れよう、とおすすめしました。
通常リングリレーには長いリボンを使用しますが、冬シーズンということもあり、毛糸をチョイス。ただ長い毛糸ではおもしろくないなと感じ、ゲストに結んで頂く演出にしました。
バージンロード側に座ったゲストの方に、長さをカットした毛糸をお配りし、お席が前後になった方同士できつく結んで頂きます。
長く一本に結ばれた毛糸に結婚指輪を通し、リングリレーを実行!
ゲスト参加型演出の定番の演出であるリングリレーですが、少しのアレンジで季節感を演出するだけでなく、より感動的なシーンとなりました。
また毛糸は、リボンよりも1玉の長さも長く安価です。費用の節約にもなりました。
披露宴のテーブルラウンドで「あいうえお作文カルタ」
披露宴の中で新郎新婦のお二人が一番こだわったところが、再入場のテーブルラウンド演出です。
ここで提案したのが「あいうえお作文カルタ」!
まず受付で、ゲストひとり一人の写真をチェキで撮影。そのタイミングで受付のご友人に協力していただき、あいうえお(五十音)のシールを貼って、ゲストに写真を返却して頂きます。
お二人がお色直しで中座し、不在の間にゲストにはシールのひらがなから始まるワードで新郎新婦さまへのメッセージを記入して頂きます。
再入場時には、新郎新婦が各テーブルへご挨拶にまわり、写真&メッセージをビンに回収。これがキャンドルサービスのかわりになります。
メインテーブルに着いたときに、くじ引きのようにビンからメッセージを選び、そのメッセージを書いたゲストにプレゼントを渡す、という内容です。
「お(おめでとう)」や「し(幸せになってね!)」など、簡単なワードもありますが、「む」や「ぬ」は難問!ゲストも頭を抱えながらも楽しんでいらっしゃるご様子でした。
「なつかしい事をさせてもらった」「今までにない結婚式だった」との感想もいただき、ゲストも楽しめて思い出にも残り、まさに一石二鳥以上の演出になりました。
実例2)ゲストが笑える演出たっぷり!おもしろいこと好きカップルの演出
お好きなアーティストが一緒でライブに出かける事がお好きだというAさまご夫妻。
好きなアーティストの楽曲に乗せて、おしろいことを演出されたいご希望でした。
結婚式の日取りにちなんだ、オープニングムービー
結婚式の日付は3月21日。この日付に注目され、オープニングムービーのラストに一工夫。
3月21日
↓
3 21日
↓
3 21
↓
3・2・1
とカウントダウンになるよう、アレンジすることに!
映像編集のスタッフとも何度も打ち合わせをし、思うような仕上がりになりました。
これは珍しいサプライズ!披露宴を乾杯で締めくくる
忘年会などでも、一本締めや再度乾杯することは多いもの。
結婚式でもラストに乾杯したい!と話し合った末、退場後にもう一度新郎新婦が再登場し、乾杯することに!
エンドロールにも工夫を加え、途中から乾杯の楽曲にすり替えました。
スクリーンには「グラスをお持ち下さい」のメッセージが!ゲストが「あれ?」と思っている際に、新郎さまの実の声で、「あ!忘れ物しちゃいました、とりに入っても良いですか?」とアナウンスが流れ、新郎新婦が再登場!
新郎さまの「最後にもう一回乾杯します!」の音頭で、締めの乾杯を実行!
ゲストにも大きなサプライズとなり、「まさかもう一回出てくるとは!」「笑わされた!よかった!」ととても好評でした。
実例3)自分たちの家にゲストを招いた気持ちで!をテーマに
結婚と同時に、新居を建てられた、Kさまご夫妻。
こだわりの新居を結婚式でも披露されたいご希望で、自分たちの家にゲストを招く気持ちで結婚式を組み立てていきたいというご希望でした。
受付は玄関をイメージ。ウェルカムアイテムは表札!
受付会場は新居の玄関をイメージされました。そのため、お二人の写真はもちろん、表札もしっかり設置。
この表札は新居に飾る予定の物で、新郎のお父様が手彫りされた木の表札でした。
ウェルカムボードではなく、「表札が飾ってある受付会場は今まで無かった!」とゲストも驚くウェルカム装飾になりました。
掃除が大変だから。フラワーシャワーではなくゲスト参加型バブルシャワーに
「家の前にお花を巻かれたら、掃除が大変でしょ?」という主婦ならではの発想から、フラワーシャワーは予定していませんでした。
しかし、何もないのも寂しいかな?とバブルシャワーを予定することに!やりたいゲストだけに、シャボン玉を吹いてもらうことになりました。
参加が少なかったらどうしよう...という不安をよそに、当日はシャボン玉が足りないほどの人気でした。
ご両親にも参加頂き、たくさんのバブルにつつまれ華やかな時間になりました!
新居をイメージしたオリジナルウェディングケーキ
お菓子の家のようなウェディングケーキにしたい!という花嫁さまの願いもあり、立体的なウェディングケーキをオリジナルでデザイン。
新居の模型や図面などもご持参頂き、パティシエと何度も打ち合わせをすすめました。
結婚式の朝、ほぼ完成したケーキをチェック頂いたときに新婦さまの笑顔は本当にステキで、パティシエと安堵したことが私にとっても思い出です。
また、大切な新居にナイフは入れたくないという希望から、ケーキ入刀のかわりにフルーツをのせる作業を二人でおこなって頂きました。
結婚式で人とかぶらない変わった演出を考えるコツ
他の方とかぶらないような変わった演出をされたい希望があれば、以下のコツを参考に検討してみてください。
テーマをしっかり考える
結婚式に対しテーマを決めることはとても重要です。
このテーマがあるからこそ、こだわりたいポイントも見えてくるので、オリジナル演出を考えやすくなります。
自分たちの希望を具体的に伝える
テーマを決めてた上で、自分たちはゲストに何を伝えたいのかと考えましょう。
- ハロウィンを通じて季節感を感じてもらいたい
- ゲストとめいっぱいお酒を飲んでワイワイしたい
- 趣味であるサーフィンの素晴らしさを伝えたい
など、できるだけ具体的に希望が決まっているとなお良いです。
プランナーに相談をして、アドバイスをもらう
テーマや希望が具体的に決まっているなら、その内容に添ってどんな演出ができるのか、プランナーに相談しましょう。
自分たちの希望が実現できるよう、プランナー任せにせずに、納得いくまで話し合うことが大切です。
またウェディングプランナーは数多くの結婚式を見ています。
自分自身がご案内していなくても、他のプランナーが担当している結婚式でおもしろい演出をみることもたくさんあります。いいアドバイスをもらえるでしょう。
まとめ
- オリジナルで面白い演出を考えるためには、結婚式のテーマが大切
- 結婚式でどんなことがやりたいのか、希望を愚弟的にまとめる
- プランナーに納得がいくまで相談し、アドバイスをもらう
筆者の実体験を元に、他にはないオリジナルで面白い、かわった演出を予定された結婚式をご紹介しました。
どの結婚式もオリジナルテイストを十分に発揮するだけでなく、ゲストとの時間も大切にされている印象でした。
しかし、「こだわりがなかなか見出せない」という方も少なくありません。
その場合は、入場の仕方をガーデン入場にしたり、新郎新婦別々に入場するなど、少しのアレンジでも変わった演出になるためおすすめです。
海外挙式後のパーティーであれば、挙式の感想をスピーチしたり、挙式風景を上映すれば十分オリジナル感も演出できますね。
定番演出に少しのアレンジを加えれば特別になるので、ぜひプランナーに相談してみて下さいね!