結婚式で初対面同士の相席はアリ?テーブル配置の考え方&席次注意点
ゲストから結婚式への出欠ハガキが出そろったら、披露宴の席決めに取りかかります。
披露宴の席次は、新郎新婦別に、職場・友人・親族といった同じグループ毎にテーブルを分けるのが基本。
でも実際には、そんなに都合よくまとまらないものなのです。
ゲストテーブルの振り分けに困った場合、初対面のゲスト同士を相席にしなければならないこともよくあるんです。
招待客を相席にする方法や、注意するべきことをまとめました。
披露宴の席次で、初対面ゲストの相席はアリ!
結論からいうと、披露宴の席順で、初対面ゲスト同士の相席はアリです。実際によくあることで、相席はマナー違反ではありません。
席次を決めようとすると、親族・会社・友人といった同じグループで1卓にまとめられないケースが多く出てきますね。
また1人で出席してくれるゲストの席次に頭を悩ませることも。
相席してもOKかどうかを考える時重要なのは、ゲストが居心地よく楽しく過ごしてもらえるかどうか。
この点を忘れずに席次を考えれば、大失敗ということはないでしょう。次の段落から、具体的な方法を解説していきます。
こんな相席はアリ?場合別!披露宴の席順の決め方
相席にもさまざまなパターンがあります。相席の悩み別に解決策を提案します。
1.2人~3人くらいの友人グループが複数ある
高校時代や大学時代の友人など、2~3人の少人数グループがいくつかある場合。
まずはプランナーに相談して、少人数用の小さめのテーブルがないかどうか確認しましょう。小グループごとにテーブルを分けて構いません。
もし、他テーブルとの人数のバランスが悪いのが気になるなら、大きなゲストテーブルに、複数のグループを相席で配置しましょう。
2.新郎側&新婦側、男女ミックス
本来新郎側と新婦側ゲストは別々のテーブルに座りますが、両家で中途半端な人数が出てしまったら相席でもOK。
その場合は、お互いの友人同士などで、話の合いそうなメンバーを選んで相席にする工夫をしましょう。
円卓(丸テーブル)でミックス席を作る時は、中央に向かってテーブルの右側が新婦、左側に新郎ゲストを配置します。
席次表の肩書きは「新郎の友人」「新婦の友人」あるいは「新郎新婦の友人」に。
長テーブルにする場合でも、新郎ゲストと新婦ゲストが隣り合っていて、何の問題もありません。
3.主賓同士の相席
主賓テーブルに座るべき人が両家とも2人~3人ずつしかおらず、他テーブルとの調整もできない場合は、両家主賓の相席をしてもいいでしょう。
主賓や乾杯を頼むようなゲストは、他の人の結婚式や会合などで、初対面の人と会食することに慣れていることが考えられます。
初対面同士の相席でも、お酒も入って、楽しく過ごしていたなんてことも多いようですよ。
4.主賓や職場上司と、同僚や後輩の相席
職場の人を招待する場合、主賓や上司などの主賓席と、同僚や後輩を分けなくてはダメという決まりはありません。
例えば部署ごとにテーブルを設けて、主賓から同僚まで、職場メンバー全員を1つのテーブルにまとめてもOK!
その場合テーブル内で、主賓や上司は上座、部下は下座に配置します。
5.単独で出席してくれるゲストは誰と相席にする?
1人参加のゲストは、他に知り合いがいないと分かっていても結婚式に来てくれるなんて、とてもうれしいですね。
そんな単独ゲストには、緊張せずに楽しい時間を過ごしてほしいもの。
単独ゲストには社交的な友人のいるテーブルに相席にする、両親と面識があるなら親族席にするといった方法がオススメ。
友人テーブルに配置するする場合、単独ゲスト以外をすべて同グループにするより、複数グループ混在にするほうが、アウェイ感は薄れるみたい。
単独ゲストへの配慮については後述します。
6.新婦ゲストに男性が1人。新郎ゲストと相席にすべき?
たとえば新婦側の友人に男性が1人だけの場合、他の新婦ゲスト(女性)と相席で大丈夫。
仲良しグループの場合は男女ミックスでも、同じテーブルにして問題ありません。
ちょっと目立ってしまうかもしれませんが、知り合いのいない新郎側の友人テーブルに1人だけ入るより、仲間と同席のほうが楽しめるでしょう。
一方で地元の幼馴染など、異性ゲストが単独で出席してくれる場合は、家族と面識があれば親族テーブルに配置を。
どんな事情があっても、ゲストの居心地のよさを優先して考えてくださいね。
7.仲のよくない親族同士。友人との相席はアリ?
仲の悪い親戚同士を同じテーブルに配置したら、新郎(新婦)も他の親族もハラハラして、結婚式どころではありません。
親族テーブルにまとめずに、テーブルを分けましょう。
親戚と相席をお願いするのは、社交的で気の利く友人が最適。
親戚の数が多いなら、親族テーブルを2つに分けたり、両家の親族を相席にする方法もあり。
結婚式のテーブル配置は、人数がバラバラでもOK
披露宴のテーブル配置を考えているときに、「1テーブル6人掛けだから、絶対に6人ずつ分けなきゃ…」という考えは不要です。
テーブルごとに人数がバラバラなのは、よくあることです。
ゲストの居心地を考えて、グルーピングするのが大切です。
そのほか、新郎新婦で人数のバランスが悪いのも気にしないでOK。
交友関係が異なるので、招待客の人数差があって当然。きっちり5対5にするために、人数合わせでゲストを追加する、などはやめましょう。
これはNG!結婚式でやってはいけない席次パターン
新郎新婦の希望や、ルールばかりに気をとられた相席はマナー違反。
あくまでゲストが居心地がいいかを考えてくださいね。
グループが1卓に入りきらないので、1人だけ違うゲストテーブルにする
たとえば、大学時代の友人7人を招待するとします。ゲストテーブルが6人までだからといって、1人だけ他のテーブルに混ぜるのはNG!
以下のような対応をしましょう。
- 何人かずつに分け、他のグループと相席にする(この場合は、4人・3人で分けるなど)
- 大きめテーブルを用意できないか、式場側に相談
テーブルの定員オーバー!でも同じグループでまとめたい
グループをまとめたいからといって、一つのテーブルに人数を詰め込み過ぎるのはNG!
たとえば8人グループを、6人掛けテーブルに詰め込むなど。本人たちはもちろん、はたから見てもとても狭そうに見えます。
この場合も次の方法で検討してみましょう。
- 何人かずつに分け、他のグループと相席にする(この場合は、4人・4人で分けるなど)
- 大きめテーブルを用意できないか、式場側に相談
ただできれば、グループみんなで楽しくおしゃべりしてほしい、と思うのも当然。ゲストもそれを望んでいることでしょう。
はみ出るのが1人程度なら、どうにか1つのテーブルに配置できないか、プランナーさんに相談を!
さらに事前に、グループでまとめたゲストには、「8人みんなでで1つのテーブルなんだけど、ちょっと狭くなっちゃうかもしれなくて…、ごめんね。」など、断りを入れておくのがオススメ!
初対面同士が相席するなら、事前連絡は必須
会社・友人・親族といった違うグループのゲストが相席する場合は、事前に一言説明しておくのが、招待する側のマナー。
くれぐれも、ゲストが当日席次表の肩書きを見て「えっここに座るの?隣の人だれ?」なんてことにならないように!
初対面同士が相席する場合
同じテーブルに知り合いがいたとしても、違うグループが相席するなら、事前連絡は必要です。
「披露宴の席次、高校の部活仲間3人と相席してもらうんだけど…」など、それぞれに新郎新婦との関係を伝えておくと、当日打ち解けやすいでしょう。
ちなみに着席スタイルの二次会でも、初対面同士になる時は事前に連絡を。
1人参加の単独ゲストには、招待状を送る時点で説明を
他に知り合いがいないゲストを招待したいなら、招待状を送る前に「高校の友だちで呼ぶの○○ちゃん1人だけなんだけど、来てもらえるかな?」などと聞くことを忘れずに。
呼ばれる側も「単独参加」を知ったうえで、出席するかどうかを決めることができます。
出席することがわかったら、単独ゲストとその隣に座る人には、ゲスト同士の情報を簡単に伝えておきましょう。
隣には社交的な人のほか、趣味や仕事の業界が同じなど、共通点がある人がいるテーブルで相席にするといいですね。
もちろん、単独ゲストの隣に座る人には「高校時代の友だちが1人で参加してくれるから、よろしくね」と伝えておくのを忘れずに。
長テーブルの場合は、正面よりも距離の近い隣の方に話やすい友人を配置して。
まとめ
- 披露宴で初対面同士の相席をしてもOK
- 同じグループでまとめたくても、キャパオーバーの人数を詰めこむのはNG
- 相席にする場合は、予めゲストに連絡しておく
- 他に知り合いがいない人を呼ぶ時は、招待状を送る前に単独になることを伝える
披露宴の席次決めで優先するのは、ゲストが楽しめるかどうか。
これを基本に席を決め、相席になった人へのケアを怠らなければ、みんなが楽しく過ごせる披露宴になりますよ。