結婚式を挙げる時期の選び方!ベストシーズン&不人気シーズン
結婚式をいつ挙げるかは、新郎新婦2人だけでなく、来てくれるゲストの事も考慮して決める必要があります。
結婚式をどの時期や季節に挙げるべきか、選び方のポイント紹介します。
結婚式を挙げるのが多い・少ないのは何月?
まず最初に、結婚式を挙げる月はいつが多いのかをチェックしてみましょう。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2018」によると、挙式月の人気ランキングは以下の通り。
-
- 11月(14.5%)
- 10月(12.8%)
- 9月(9.2%)
- 5月(9.0%)
- 3月(8.8%)
- 2月(7.9%)
- 4月(7.7%)
- 6月(7.6%)
- 7月(7.1%)
- 12月(7.0%)
- 8月(4.9%)
- 1月(3.1%)
人気の季節(シーズン)は気候のいい、秋と春
結婚式件数の割合が最も多いのが11月、ついで10月、9月なので、人気のシーズンは「秋」ということがわかります。
天気が崩れる心配があまりなく、連休が多いので仕事のやりくりがしやすいことが理由のようです。
とくに10月中旬から11月にかけては、台風シーズンが終わり、日本全体で晴れる日が多いと言われています。
秋の次に人気が高いのが、5月、3月、4月の「春」。
さわやかで過ごしやすい時期であることが理由といえるでしょう。
天気が厳しい夏冬はあまり人気がない
逆に、真夏(8月)や真冬(1月)の時期は、厳しい暑さ(寒さ)のためか人気が低く、結婚式のオフシーズンといえるでしょう。
結婚式というと「ジューンブライド=6月」が人気では?と考えがちですが、6月は意外にも8位。
そもそも日本では6月は梅雨時。蒸し暑く天気が安定しないことが、それほど人気がない理由でしょう。
ゲストのことを考えると、季節のいい時期がウェディングの王道
データからは、人気のあるのは秋と春、オフシーズンは夏と冬という結果が出ます。
結婚式はゲストをおもてなしをする場なので、やはり気候のいい時期を選ぶのが王道です。
ただ不人気のシーズンでも、四季の魅力を生かした結婚式ができるのも事実。
春夏秋冬、それぞれのオススメポイントを見てみましょう。
結婚式の季節別!メリット&デメリット
春夏秋冬、1年間の季節別にメリットをご紹介します。
春挙式のポイント&ウェディングアイデア(3月・4月・5月)
寒い冬が終わり、木々が花を咲かせる春は、何かを始めるのにふさわしい時期。
暑くもなく寒くもないので、ゲストにとってもうれしい季節です。
会場装花やウェディングブーケに使える、花材のバリエーションが多いのもうれしいですね。(季節の花を使えば、装花代の節約に!)
春挙式のデメリット
ただ花粉症の人にとっては、ちょっと辛い季節ということを忘れずに。
またゴールデンウィーク中だとゲストの予定とかぶる恐れがあるので、参加率に影響するかもしれません。
3月後半は職場によっては、年度末や異動の時期で、いつも以上に仕事が忙しいこともあり、迷惑をかける恐れもあります。
また春は、雨の多い季節。
2018年の東京の降水量を見ると、1番多い月は9月ですが、その次が3月、5月と続きます。
雨の日対策もしっかりとっておきましょう。
夏挙式のポイント&ウェディングアイデア(6月・7月・8月)
海や太陽といった、明るいテーマのウェディングが良く似合う夏。
青い海が見える会場なら、夏のウェディングにピッタリです。
貝殻やシーグラス、うちわなど、夏らしいアイテムを使った会場装飾を楽しんで。
こういった小物を活用すれば、装花を少なくしてもボリュームが出せるので、装飾費用の節約ができますよ。
夏挙式のデメリット
男性ゲストにとっては暑い中、スーツを着込んでの出席は想像するだけで暑くなります。
女性は会場に着くころには汗でメイクが落ちているかも。
キンキンに冷えたウェルカムドリンクや、おしぼりを用意するなど、暑い中出席してくれるゲストへの熱中症対策はしっかりとしておきたいですね。
梅雨時のウェディングなら、雨天時の変更プランも考えておいてくださいね。
猛暑対策として、気温が下がってくる、夕刻スタートのナイトウェディングを検討するのもおすすめ!
なお帰省と重なるお盆の時期(8/13~15)は避けるのが基本です。
秋挙式のポイント&ウェディングアイデア(9月・10月・11月)
なんといっても過ごしやすい秋が、結婚式では一番人気のシーズン。
気候が安定していて、暑すぎず寒くもないので、あこがれのガーデンウェディングや屋外演出が実現できそうです。
紅葉をバックにした和装ウェディングも素敵。
しかも、「食べ物の秋」ということもあり、ゲストにとっては料理がとても楽しみになりそう。
秋挙式のデメリット
9月初旬はまだまだ残暑が厳しい季節なので、夏ウェディングと同様に熱中症対策が必要。
また、9月から10月中旬にかけては台風のシーズンでもあります。
台風の影響で中止・延期という最悪の事態になった時のシミュレーションをしておくといいですね。
冬挙式のポイント&ウェディングアイデア(12月・1月・2月)
クリスマスにお正月、バレンタインと、大きなイベントが目白押しの冬。
イベントと絡めたロマンティックなプランニングできるのが、うれしいですね。
例えば12月の場合、テーマカラーは赤と緑、クリスマスケーキ風のウェディングケーキを用意してクリスマス感いっぱいの結婚式にしたら、みんなハッピーになりそう。
冬ウェディングの場合、寒い中出席してくれるゲストには温かいウェルカムドリンクを用意するなどの気配りを忘れずに。
冬挙式のデメリット
大雪で交通ダイヤが乱れることもあるので、式場へのアクセス方法については、何通りかの行き方を提案しておくと親切です。
またクリスマス(12/24~25)や年末年始の時期(12/31~1/3)は、ゲストにも予定が入るので迷惑と思われてしまう可能性があります。
インフルエンザや風邪がはやる時期なので、ドタキャンが出てしまう恐れもアリ。
結婚式の人気シーズンに共通するデメリット
シーズンそれぞれに特長があるものの、やはり春秋ウェディングには魅力がたくさんあることがわかります。
ただ人気のシーズンには、共通したデメリットがあることを忘れないで。
オフシーズンより費用が高い!
人気のシーズンだけあって、料金が高くても予約が取れるので、結婚式場では春秋ウェディングの価格をオフシーズンより高く設定しています。
同じ内容でも、数十万単位で変わってくることも。
予約がとりにくい!
人気のシーズンは早くから予約が入ってしまいます。
人気の会場や、土日祝日、縁起のいい日は1年以上前から予約が入っていることも珍しくありません。
春秋を選ぶなら、早め早めのスタートが必要です。
他の人の結婚式とかぶる!
人気のシーズンは他の花嫁もねらっているので、結婚式がかぶってしまう可能性も。
学生時代の仲良しグループの友人とまったく同じ日に予約を入れてしまったので、日程を変更した、なんてケースもあるんですよ。
迷惑と思われがちな夏婚・冬婚のメリット
「この暑い(寒い)時に結婚式なんて…」とゲストに思われそうなオフシーズンの結婚式ですが、大きなメリットがあります。
オフシーズンの費用は通常より、安く設定されているのです。
結婚式場にとっては、予約が入らない日は作りたくないもの。
だから、オフシーズンは人気シーズンよりも安い価格設定になっているのです。
10月から2月に挙式日を変更したことで、50万円も費用が安くなったカップルもいますよ。
以下の点をクリアすれば、夏冬でも費用を抑えつつ、素敵な結婚式を挙げることができるでしょう。
- ゲストも忙しいGWの中日、お盆休み、年末年始はを避ける
- 暑さ(寒さ)対策は完璧に
- 招待状に「屋外でのイベントを行う予定ですので平服でお越しください」など、気遣いの1文を加える
結婚式を人気シーズンに挙げたいときのコツ
予約がとりにくく、費用が高いと分かっていても、人気の春秋に結婚式を挙げたいときはこんな方法を検討してみて。
平日に結婚式をする
人気のシーズンでも、平日なら空きがあることも珍しくありません。
また会場によっては、平日割引もあるんですよ。
平日に結婚式というと、非常識と考える人もいるかもしれないので、周囲への相談や配慮は忘れずに。
- 2人だけで決めずに、まずは両親に相談する
- 休みをとる必要があるゲストがいるので、決まり次第早めの連絡を
- ゲストには平日に挙式する理由を説明したうえで出席をお願いする、無理強いはしない
- 遠方のゲストの負担を軽くするために、週の真ん中のより、土日祝日前後の平日にする
- 仕事が終わってから参加できるナイトウェディングにする
お日柄割引(仏滅など)を利用する
古くからの慣習で、結婚式の挙げるのは縁起のいい大安や友引がふさわしいとされています。
逆に仏滅の日は敬遠される傾向にあるので、会場によっては割引が適用されることがあります。
中にはピーク時と比較して、30万から50万円ほど安くなるケースも!
親世代にはお日柄を気にする人が多いのですが、「気にしない」のであれば、希望の季節を優先して選んでみては?
【関連記事】こちらもcheck!
リゾートウェディングの時期の決め方
青い海と空、白い砂浜が魅力のリゾートウェディング。
沖縄やハワイを考えているなら、各エリアに適した時期を選んで。
沖縄
実は沖縄はお天気が心配なエリア。
梅雨や台風のせいで、雨が降ったら台無しです。
5月のGW明けから6月の梅雨シーズン、9月~10月の台風の時期は避けましょう。
また家族旅行が多く、非日常感を味わえない夏休み時期もオススメできません。
ベストシーズンは、台風シーズンが過ぎた10月~11月、気候が安定している3月~4月末、梅雨が明ける6月下旬。
ハワイ
常夏の島ハワイは、沖縄ほど天気の心配をする必要がありません。
ただ日本から多くの観光客が訪れるゴールデンウイークや夏休み、年末年始は費用も高く、人も多いのでオススメできません。
ゴールデンウィーク明けから6月、10~11月なら、費用もそれほど高くないのオススメ。
またクリスマスの時期も、費用の面で実は穴場です。
授かり婚(妊娠中)の時期の決め方
授かり婚の場合は、人気の季節よりも花嫁さんの体調を優先することが大事。
授かり婚に適した時期は、妊娠5~7ヶ月です。
この時期は安定期に入って流産のリスクが減りますし、おなかもそれほど目立ちません。
妊娠初期から4ヶ月くらいまでは、見た目には妊婦を分からないものの、つわりで厳しい時期。
一方、妊娠8ヶ月を過ぎるとお腹が大きくなって動きにくく、ドレスを着るだけでも辛くなってしまいます
入籍日の決め方は?
結婚式の時期と同様、気になるのが入籍の時期。
入籍日の決め方にルールはありませんが、結婚式よりも前に入籍を済ますことが多くなっているようです。
入籍日は結婚式のようにゲストの都合を配慮する必要がないので、以下のように2人のこだわりの日に婚姻届を出すカップルも多い様子。
- プロポーズの日
- どちらかの誕生日
- イベントの日(七夕・クリスマス・バレンタインデーなど)
- 記念日(11日22日のいい夫婦の日など)
- ぞろ目の日(2月2日・11月11日)
まとめ
- 結婚式の人気シーズンは春と秋、オフシーズンは夏と冬
- 人気シーズンは費用が高く予約が取れないのがデメリット
- オフシーズンは費用が安いのがメリット
- オフシーズンでも、工夫次第で素敵な結婚式になる
どの時期に結婚式を挙げるにしてもメリット・デメリットがあります。
自分たちやゲストにとってのベストシーズンを見つけて、結婚式を挙げてくださいね。