結婚式のコンセプトシートの作り方!元プランナーが選ぶ上手なコンセプト例も
SNSやブログなどから、さまざまな結婚式の様子をリサーチできるので、プレ花嫁さまたちは、どんな結婚式にしようかと夢を膨らましていることも多いですね。
その中で、「自分たちらしさ」や「オリジナルの演出」など、少しのエッセンスを入れたいと願う方もいるのでは?
そこでおすすめできるアイテムが「結婚式のコンセプトシート」です。
筆者がプランナー時代に活用していたシートをもとに、結婚式のコンセプトシートについてご紹介いたします。
結婚式のコンセプトシート(プランニングシート)とは?
結婚式のコンセプトシート・プランニングシートとは、「どんな結婚式にしたいか」という自分たちのこだわりをまとめたシートのことで、いわば企画書のようなものです。
自分たちならではの、結婚式のテーマや雰囲気に加え、ゲストをどのようにもてなしたいか?ということをまとめるのにとても有効です。
趣味や好きなことなどからイメージを膨らませたり、結婚式で大切にしたいキーワードを決めることで、自分たちらしい結婚式を作り上げることができますよ。
自分で手作りもできますが、式場側からテンプレートや用紙を渡されて、記入することもあります。
結婚式のテーマを作ることのメリットは?
結婚式にテーマやコンセプトを作ることには、たくさんのメリットが詰まっています。
入れるべき演出を選択できる
結婚式の演出はどれも魅力的なものが多く、全て取り入れたい!という気持ちなっている方も多いかと思います。
どの演出を取り入れたらいいか迷ってしまう…と言う場合も。
あれこれ詰め込みすぎると、披露宴の時間も長くなりますし、演出ばかりであわただしい雰囲気になってしまいます。
そんなときに結婚式のテーマが決まっていると、演出内容をセレクトしやすくなります。
例えば、「アットホーム」がテーマの場合、キャンドルサービスよりもキャンドルリレーの方が温かみが増しますね。
披露宴全体に統一感が出る
コンセプトを決めるだけでなく、テーマカラーを決めることで披露宴全体のカラーに統一感が出ます。
例えば、夏にイエローをテーマとし、ヒマワリを会場装花にチョイスすればぐっと華やかで明るい印象を演出できますね!
これだけでも十分ステキな演出になりますが、ペーパーアイテムやテーブル装飾などにもテーマカラーを使用することで、ぐっとオシャレな空間にまとまります。
ゲストにも自分たちの好みを伝えやすい
自分側のゲストは自分の好みを知っていることも多いでしょう。
しかし、相手側の趣味まで熟知していることは少ないかと思います。
そこで新郎新婦が2人で考えた結婚式のテーマを設けることで、自分たちらしさを演出できるようになります。
相手の良さや好み、自分たちについてもっと知ってもらえることでしょう。
他の人の結婚式と差別化できる
結婚式の多いシーズンであれば、何度も結婚式に招待されることもあり、ゲストの目も肥えています。
自分たちらしさを取り入れ、オリジナルの結婚式を演出することができれば、多くの挙式に参列してきたゲストも「すごい!」と感じてもらえるはず。
結婚式のコンセプトシートの作り方例
結婚式コンセプトシートの制作方法にコレといった決まりはありません。
プランナーさんと共有することで、結婚式の演出が膨らむ可能性もありますので、誰が見てもわかりやすいように仕上げるのが成功の秘訣です。
コンセプトシートに書くこと・項目(内容例)
- 結婚式のテーマ(コンセプト)
- テーマカラー
- 雰囲気(ナチュラル、派手、アットホーム…など)
- 結婚式で大切にしたいキーワード、ゲストに伝えたいことなど
結婚式のテーマやカラー、大切にしたいことをかき出し、自分たちのこだわりをしっかり詰め込みましょう!
また、まだテーマが決まっていないカップルは以下の項目も書いてみましょう。
必須ではありませんが、そこから結婚式で大切にしたいことや、好みの雰囲気を思いついたりすることも多いですよ。
- 出会ったきっかけ
- 思い出のデート先
- 共通の趣味や好きなこと、今ハマっていること
イラストや画像を添えて、イメージを見える化
「ナチュラル」「派手な感じ」など抽象的なイメージは、画像があると伝わりやすくなりますね。
インスタグラムやインターネット検索で、イメージに近い画像を探して、シートに張り付けてみましょう。
絵やイラストが得意な方は、手描きで仕上げることもおすすめです。
もちろん、イラストなどに描き方の決まりはないので、自由に描いてOKです。
項目ごとにまとめて、プランナーと共有しやすく工夫
プランナーさんと共有する際に、詳しい解説をしなくても、二人のコンセプトを理解してもらえるように、わかりやすく工夫しましょう!
エクセルやワードを使用して、テーマやこだわりなど、段落に分けて記載していくとわかりやすいですね。
テーマカラーが決まっている場合、白黒ではなく色を使うと視覚的にもイメージしやすくてGOOD!
結婚式のコンセプト作り おすすめ方法
結婚式のコンセプト(テーマ)は、自分たちが好きなことにフォーカスを当てて考えていくといいでしょう。
- 好きな映画
- スポーツ
- 趣味
など、二人の好みをどんどん書き出していって、共通点を見つけてみて。
どうしてもテーマやコンセプトが切らない場合は、打ち合わせの中でウェディングプランナーに相談してみるのもオススメです。
イメージやキーワード、希望のカラー、新郎新婦さまが大切にしたいことなどを元に、良いアドバイスがいただける事と思います。
プランナーがおすすめする、結婚式のテーマ例 3選
筆者が担当した結婚式の中で、とても上手く設定されていたと感じるテーマをご紹介します。
Smile Wedding 〜笑いを大切に〜
いつも笑顔いっぱいの新婦さまの笑顔にひかれた新郎さま。彼女に「ずっと笑っていて欲しい」と結婚を決意されました。
そのため、披露宴では涙ではなく笑顔を増やしたい!というテーマに。
所々にお笑いや面白いの要素を入れ、笑いのシーンも用意されました。
ご友人たちに協力していただき、余興でも笑いを誘いました。
また、ペーパーアイテムには「ニコちゃんマーク」を登場させ、たくさんのSmileに囲まれた披露宴でした。
「ありがとう」を伝えたい
今まで育ててくれたご両親、悩んだときには頼りになったご友人、今職場でお世話になっている方々、全てのゲストへ感謝の気持ちを伝えたいというこだわりをテーマにされた結婚式。
BGMにもありがとう・感謝といった歌詞が含まれているものをチョイスし、ありがとういっぱいにおもてなしをされました。
新郎さまからのサプライズで「ありがとう!」いっぱいの手紙を新婦さまに届けたことが印象的でした。
テーマは「ディズニープリンセスの世界」
大好きなディズニーの映画のプリンセスのように、かわいくて心の強い女性に憧れていた新婦さま。
結婚式のテーマカラーもプリンセスのテーマカラーに設定し、BGMももちろんディズニーの楽曲をチョイスされました。
ウェディングドレスや装花に至るまでディズニープリンセスをイメージされ、映画の雰囲気を再現されました。
ゲストからは大人かわいいと大好評でした。
まとめ
- 結婚式のコンセプトシートとは、やりたいことをまとめた企画書のようなもの
- 結婚式の雰囲気、テーマカラー、大切にしたいこと(キーワード)などを、1枚のシートにまとめる
- コンセプトが決まらないときは、自分たちの趣味や思い出から、自分たちの好きなことを考えてみよう
- 悩んだ場合はウェディングプランナーに相談を
結婚式のコンセプトシートについてまとめました。
コンセプトシートの内容に決まりはなく、やりたい事やゲストへ伝えたい気持ち、自分たちの趣味などヒントにコンセプトをまとめると良いですね。
テーマが決まることで演出や装飾などにも統一性がでて、会場全体のまとめりがUPします。
結婚式準備の前にコンセプトについて話し合うことには、たくさんのメリットが待っています。ぜひチャレンジしてみて下さいね!