結婚後の親戚付き合い、どこまでやる?嫁をうまくやる為のちょっとしたコツ
大好きな彼と結婚するのはうれしいけれど、ちょっと不安がよぎるのが親戚付き合い。
義両親や彼の親戚との付き合いは、自分の常識が相手の非常識だったりするので、大変やっかいです。
うまく親戚付き合いをする方法や、ストレスになるからやめたい時の対処法を紹介します。
仲良しになりたい!親戚付き合いをうまくやるポイント
結婚してご縁ができたのだし、なんとか義両親や親戚とうまくやっていきたい時、おさえておきたいポイントはこちら。
1.なんでも姑に相談する
彼の親戚付き合いのキーマンとなるのは、姑(義理の母)。
彼の家のことは知らなくて当然と割り切り、「集まりには毎回参加したほうがいいですか?」など、疑問点はどんどん聞いてしまいましょう。
直接聞きにくいのであれば、メールやラインを使っても大丈夫。
マメに連絡をとることを心がけましょう。
分からないことは知ったかぶりをせず「分からない」と正直にいうのも、可愛がってもらうポイントのひとつ。
2.トラブったら彼から話してもらう
義理母や親戚と考えが合わないことがあったら、自分が矢面にたたず、彼に間にたってもらいましょう。
2人で話し合った結果であっても、彼本人の考えとして言ってもらうのがポイント。
「○○(新婦の名)がこう言っているから、親戚の集まりには出ないらしい」などは、角が立つので避けたほうが無難。
次に、具体的な親戚づきあいをどうするかを考えてみましょう。
親戚付き合いのよくある問題!会う頻度や回数の決め方
親戚付き合いにおける大きな悩みの種は、どのくらいの頻度で会うかということ。
これは、各家庭によって違いが顕著に現れます。
お正月だけ親族が集まる家もあれば、毎週末のように集まっては、ごはんを食べる間柄のところもあります。
地域性も関係あるので、どの家が普通で、それ以外が間違っているものでもありません。
「自分の実家が正しくて、相手の家はおかしい」という姿勢をとると、トラブルのもと。
それぞれがスタンダードと思っておいたほうがいいでしょう。
自分たちはどうしたい?話し合ってスタンスを決めて
結婚後、親戚の集まりにどのくらい顔を出すかは、夫婦が2人で話しあっておくことも必要です。
積極的に仲良くしたいなら、集まりにはなるべく顔をだして。
辛いのが、自分の実家は年に2、3回しか親戚が集まらなかったのが、彼の親族はしょっちゅう会うというパターン。
頻繁に会うのが嫌、もしくは無理なら、お盆とお正月だけは顔を出すけど、自分たちでルールを決めてもいいでしょう。
義父母に伝える時は、彼を通すのがポイント。
お中元・お歳暮は、どこまでの親族に、いつまで送る?
普段の生活では、あまりなじみのないお中元やお歳暮といった、季節のご挨拶。
結婚してはじめて贈る人もいるかもしれませんね。
お中元・お歳暮は、一度贈るとずっと贈りあうのがマナーとされているので、注意が必要です。
義両親
同居している場合を除いて、結婚後の初めてお中元・お歳暮は、義父母親には贈ったほうがいいでしょう。
母の日や父の日、誕生日にプレゼントを贈っているから、お中元・お歳暮は贈らなくてもいいと感じる花嫁さんもいるかもしれませんね。
でも、お中元やお歳暮を、他のギフトより重要視する親世代も多いものなのです。
念のため、彼に贈った方がいいかを確認し、好みのものも聞いておいて。
価格は2,000円から3,000円程度で大丈夫。
価格より、「贈る」気持ちが大事です。
一度贈って「ありがとう、でもこれからは気にしないでね」と言われたら、次のお歳暮(お中元)以降、彼に確認したうえで、贈るのをやめてもいいでしょう。
親戚
彼の兄弟や親族にも贈るとなると、数もどっと増えてお金もかかるので、判断がさらに難しいですね。
一番いい方法は、やはり姑に相談すること。
親戚同士贈りあう暗黙のルールがあったり、親族内の自分の面子を大事にしたい義理母なら、贈った方が無難です。
ただ、一度始めたらずっと続くことを考えると、時間的・金銭的負担が大きくなっていくのも事実。
なるべく贈らずにすむよう、彼から義理母や義兄弟に根回しをしてもらうのもアリです。
年賀状はどこまでの親戚に、いつまで送る?
メールやSNSで新年の挨拶をすます一方で、結婚を機に、親戚と年賀状のやりとりを始める花嫁さんもいます。
結婚直後は報告をかねて、写真付き年賀状(結婚報告はがき)を作る人も多いですね。
送る相手は、以下のような関係にある人が一般的。
- (義)両親
- (義)兄弟
- 祖父母
- 叔父叔母
- 仲の良いいとこ
年賀状はいつまで送るべき?
結婚式で会ったきり顔を合わせていないような親戚の場合は、毎年送るべきかを悩むこともあります。
親戚に対して、一度年賀状を送ったのであれば、出し続けるのが一般的なマナー。
とくに親世代は年賀状を重視している人が多いので、送っておいた方がいいでしょう。
冠婚葬祭などで久々に顔を会わせた時に、気まずい思いをせずに済みますよ。
年賀状を出すのをやめる場合
年賀状を出しても返信が来ない状態が2年以上の続く場合は、送るのをやめることを検討してもOK。
ただ、自分だけの判断でやめてしまうのはちょっと危険。
まずは、(義)両親に相談してみるのが、スマートなやり方です。
「○○おばさんは病気で返信できないけど、年賀状を楽しみにしている」「あの家にはもう出さなくていい」などの相手側の事情が見えて、モヤモヤがすっきりすることも。
次のような特別な事情がある場合は、年賀状を送るのをやめても失礼にはあたりません。
- 他界し、その家を継ぐ人もおらず、家が絶えてしまった
- 高齢や病気などの事情で相手が書くことができない
- 連絡が取れなくなってしまった
父の日・母の日、誕生日のプレゼントは贈るべき?
お中元やお歳暮以外にも、父の日・母の日、誕生日、クリスマスなど、年間を通じてプレゼントを贈る機会はたくさん。
全部贈るとなると、お金もかかってしまい、大変です。
結論からいうと、毎年すべてのイベントにプレゼントを用意する必要はありません。
贈る優先順位を決めたほうがいいでしょう。
ただ母の日や誕生日のことは、さすがに義理母に相談する訳にもいかないので困りますね。
まずは、彼に実家の様子を聞いてみましょう。
義理の兄弟姉妹がいたら、それとなく聞いてみるのもいいですね。
以下を参考にしつつ、彼と相談して贈るイベントを決めてくださいね。
父の日・母の日
父の日・母の日は、全国共通で決まっている日なので、義両親も「自分はもらえるのか」とそわそわすることが多い様子。
誕生日やクリスマスより、父の日・母の日を優先して贈ったほうがいいでしょう。
誕生日
家族を集めて誕生会を開くのであれば、プレゼントを持参したほうがいいでしょう。
義兄弟と話し合っていっしょに贈ったら、コミュニケーションもとれるし、節約もできるので◎。
毎年はお祝いしなくても、還暦などの節目の時は、お祝いの席を設けることをオススメします。
クリスマス
クリスマスプレゼントを義両親に贈らなくても、特に問題はありません。
クリスマスパーティーを開くなら、クリスマスらしい料理を持参する程度でもOK。
義兄弟にも贈るべき?
義兄弟が未婚や未成年なら、結婚や成人式、卒業などの人生の節目でお祝いをしてあげるといいでしょう。
すでに結婚しているなら、義兄弟本人よりも子供の出産祝いや入学祝いを重視するのが◎。
甥っ子や姪っ子がらみのイベント(お誕生日やひな祭りなど)に招待されたら、プレゼントを持参して。
1,000円未満の可愛くラッピングしたお菓子などでOK。
プレゼントの相場
どのギフトにしても、あまり高額だと贈る側の負担になるし、贈られた方も気を使ってしまうことに。
3,000円から5,000円を目安に選ぶといいでしょう。
メッセージカードや電話でもOK
贈り物をする時は「日頃のお礼をしたい」「お祝いをしたい」という気持ちが一番大事なので、「物」にこだわることはありません。
例えば父の日(母の日)にはプレゼントを贈るけど、誕生日はカードを贈ったり、電話やメールでお祝いを伝える方法でもOKなのです。
このほか、特にイベントは重視せず、旅行先のお土産などを持参して、マメに近況報告に伺う方法も◎。
いずれにしても、彼とよく相談して決めていきましょう。
義両親からプレゼントを贈られた時は?
義両親からプレゼントや地方の特産品などのをもらう機会も結構多いもの。
宅配便などで届いたら、遅くとも翌日までに電話でお礼を伝えるのがマナー!
ただし「わざわざ電話しなくても」という義理母なら、メールやLINEで伝えてもいいでしょう。
お金かかるし、煩わしい!苦手な親戚付き合いをやめる方法はある?
盆暮れだけに会う、年賀状を送る程度の親戚付き合いにしてもなお、いやでたまらない場合もあります。
親戚付き合いコレが嫌!
親戚付き合いにストレスを感じるのは、以下の場合が多いようです。
- 「孫はまだか」と会うたびに聞かれる
- 家庭内のことにあれこれ首をつっこんでくる
- 居場所がない・なじめない・話が合わない
- 嫌味ばかり言われる
- 他の嫁と比較される
- 親戚同士の仲が悪い
ちょうどいい距離感を見つけて
親戚との付き合いをやめたいと思っても、残念ながら「ご縁」は簡単に切れるものではありません。
嫌だからといって、いきなり音信不通にすると、一族をまきこんだ大騒動や家庭崩壊につながってしまうこともあります。
親戚を会う頻度や時間をとにかく減らすことで、妥協点を見つけてみて。
適度な距離感を保つことが、親戚付き合いをストレスにしない方法です。
- 親戚の集まりに顔を出しても、理由を作って早く切り上げる
- 電話がかかってきても「申し訳ありませんが、いま手が離せないので」とはっきりいって早めに切り上げる
- 親戚の集まりは夫だけ、または夫と子供(孫)だけでいってもらう
- 親戚付き合いだと思わず、仕事だと割り切る
- 直接話すことを減らし、メールでのやりとりをメインにする
まとめ
- 親戚付き合いをうまくやりたいなら、義理母にマメに相談する
- もめそうになったら彼から話してもらう
- お中元・お歳暮・年賀状は一度おくったら続けるのがマナー
- 親戚付き合いがストレスになるなら、会う頻度・時間をへらす
彼を大好きであっても、彼の親戚とうまくやるのは、はっきり言って別問題。
親戚付き合いが大きなストレスになるなら、どこまでできて、どこからが無理かの線引きをして、自分たちのできる範囲で付き合う方法を見つけてくださいね。