結婚式の定番「新郎新婦の馴れ初め紹介」出会いの言い替え・嘘はアリ?
結婚式で行われることが多い、新郎新婦の馴れ初めやプロフィールの紹介。
「出会い方が、人には言いにくいんだけど…」と、悩んでいる新郎新婦もいるのでは?
そこでここでは、結婚式の馴れ初め・プロフィール紹介の方法について解説します。
特殊な出会いの言い替え方法や、言いたくない内容をどうするか、内容別の例文などをまとめましたので、ぜひ参考にしてくださいね。
結婚式で新郎新婦のプロフィール・馴れ初めが語られる場面
結婚式や二次会で新郎新婦のプロフィールや馴れ初めが語られるのは、主に次のようなシーン。
- 司会者からの新郎新婦紹介
- プロフィールムービー(プロフィールビデオ)・馴れ初めムービーなどの映像演出
- 友人代表、上司などのスピーチ
- プロフィールブックや席次表などのペーパーアイテム
- 新郎新婦クイズ、新郎新婦インタビュー、エピソードクイズなどの余興
また最近では、新郎新婦がお互いを紹介し合う演出や自己紹介形式、親兄弟が紹介するパターンも。
結婚式でふたりの馴れ初め・プロフィールが登場する機会は、意外と多いのです。
司会者による新郎新婦プロフィール紹介は、どうやって作られるの?
司会者による新郎新婦のプロフィール紹介は、次のような手順で原稿を作成することが多いようです。
1.司会者との打ち合わせ
プロフィールの聞き取りが行われます。質問されるのは次のようなこと。
- 出身地
- 生年月日
- 家族構成
- 出身校(学歴)
- 子供のころのエピソード
- 職業(職歴)
- 趣味、特技
- 性格
- ふたりの馴れ初め(出会い)
- ふたりの想い出
- 結婚を決めたときのこと
- プロポーズのエピソード
司会者は、聞き取った内容をもとにプロフィール紹介の原案を作ります。
盛り込んでほしいこと、触れないでほしいことはこのときに伝えて。
2.原案の確認と調整
司会者が作成したプロフィール紹介文の原案をチェックして、間違っている部分の修正や、内容の追加、削除をお願いします。
ぼかしてほしい部分があれば、表現を調整してもらえますよ。
新郎新婦プロフィール紹介は、なしでもいい?
新郎新婦のプロフィール紹介がまったくない結婚式は、あまり例がないよう。
詳しい経歴を紹介したくない場合には、司会者以外が紹介する演出に切り替えるのがおすすめです。
新郎新婦がお互いの性格や印象などを話すなど、軽めの内容での紹介にすると、詳細なプロフィールがなくても、新郎新婦の人柄がゲストに伝わりますよ。
またゲスト側の意見として、お祝いしている相手について、最低限の素性は知りたいという声が多いようです。
口頭でのプロフィール紹介をしないときは、席次表にプロフィールを載せる、プロフィールブックを作るといった配慮をすると、喜ばれるでしょう。
合コン、ナンパ、出会い系…。言いにくい出会いの言い替えアイディア
最近は出会いの場が多様化していて、親世代や会社の上司などには言いにくい…なんてことも。
そんなときにオブラートに包んだ表現に言い替えて、嘘じゃないけど当たり障りがない内容にするのはよくあること。
言い替えの定番アイディアを見ていきましょう。
合コン「知人の紹介」「知人との食事会」
学生時代や社会人になってからの合コンで、旦那さん、奥さんに出会った方も多いでしょう。
合コンでの出会いは「知人の紹介」や「知人との食事会」と言い替えるとスマート。
ネット、マッチングアプリ「共通の趣味を通じて」
最近増えているのが、ネットを通じた出会い。
出会い系サイト・マッチングアプリ・オンラインゲーム・趣味のサイト・オフ会などでの出会いは「共通の趣味を通じて」と言い替えましょう。
婚活パーティ、街コン「異業種交流会」「イベント」
婚活パーティーで出会ってゴールインというのも、よくあるパターン。
「異業種交流会を通じて」「イベントで出会って」というのが、定番の言い回し。
結婚相談所・お見合い「共通の知人を通じて」
結婚相談所からの紹介やお見合いで出会った場合は、「共通の知人を通じて」と言い替えればOK。
ナンパ「運命的な出会い」
出掛けた先でナンパされたことがお付き合いのきっかけなら、「星の数ほどいる男女のなかで、運命的な出会いを果たした」などと言い替えてしまいましょう。
【例文】馴れ初めムービーの内容(構成)とテロップ
馴れ初め紹介には、ふたりのスペックや時系列の出来事だけでなく、人柄が伝わるエピソードを盛り込むと、温かみのある内容になります。
また、ゲストひとりひとりへ向けた、感謝のメッセージをラストで流すアイディアも。
笑いを取れるくだけた内容にするなど、結婚式の規模やゲストの顔ぶれ次第で、自分たちらしくアレンジしてくださいね。
構成に沿ってテロップの例をみていきましょう。
①タイトル
ふたりの出会いから結婚までを紹介するムービーだと、分かるタイトルがおすすめ。
- ふたりの歩み
- Happy Memories
②挨拶文
冒頭は、ゲストへの感謝の言葉やムービーの内容を説明するコメントを。
- 本日は わたしたちの結婚式にお越しいただき 本当にありがとうございます
- 大切なみなさまへの感謝の気持ちを込めて ふたりが出会ってから今日までの歩みをご紹介させていただきます
③出会いの紹介
写真に合わせて、出会いやお互いの第一印象などを盛り込みましょう。
- ふたりの出会いは○年
愛犬を連れて行ったドッグランで出会いました - はじめて○○さんを見たときは「やさしそうな人だな」と思いました
- はじめて○○君を見たときは「すごくスポーツできそう!」と思いました
④告白やデートのエピソード
告白の経緯やデートの思い出を紹介するパート。
ふたりの趣味がわかる内容や、クスリと笑える微笑ましいエピソードを盛り込んで。
- 愛犬を通じて意気投合し ○○さんから告白されて付き合うことに
愛犬を交えたふたりと2匹のデートを重ねました - はじめてふたりきりで遠出したのは大阪
食べて飲んでの食い倒れツアーでした
⑤プロポーズのエピソード
結婚を考えるようになったきっかけや、プロポーズ、結婚までのエピソードを紹介します。
- ○○さんは料理も得意
「○ちゃんの作る晩御飯を毎日食べられたら、やせ形の僕もマッチョになれるかも!」と思ったことが 結婚を考えたきっかけです - プロポーズは○○で
○○さんの心のこもった言葉に 即答で「はい!」と答えました - 両家の両親を交えたはじめての食事会
緊張しすぎて頭が真っ白に…
いつもおふざけばかりのお父さん しっかりもののお母さんも緊張の面持ちです - ○月○日に婚姻届を提出 わたしたちは夫婦になりました
ふたりで手を取り合って これからの人生を歩んでいきます
⑥エンディング
ムービーの最後は、これからの抱負や〆の挨拶でまとめます。
- みなさまのおかげで本日を迎えることができました
未熟なわたしたちですが これからも末永くおつきあいください - このあとも どうぞ ごゆっくりお過ごしください
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これが定番!プロフィールムービーの構成(流れ)&コメント例文集
新郎新婦の馴れ初め・プロフィールで言いたくないことがある
生い立ちや馴れ初めがワケありで、言いたくないことがある、という新郎新婦もいるはず。
また、離婚歴、学歴、職歴、年齢などを伏せたいというケースも。
このような場合、どんなふうに馴れ初めやプロフィールを伝えるべきか見ていきましょう。
馴れ初めで嘘をついてもいい?
本当の馴れ初めを言いたくないときは、嘘の馴れ初めを使うのもあり。
すべてを嘘のエピソードで固めてしまうと、掘り下げて聞かれたときにボロが出る可能性も。
言い替え表現を上手く使ったり、本当のことを少し混ぜたりすると、真実味のある馴れ初めになります。
嘘の馴れ初めを使うときは、新郎新婦の間で認識を合わせておくことも大切。
それぞれの話すエピソードが食い違っていると、不審に思われてしまいます。
言ってほしくないことは司会者やスピーチ担当者伝えておく
馴れ初めやプロフィールで言いたくない内容があるときは、プランナーや司会者、スピーチを頼んだゲストに次のことを伝えて。
- 出会い方を言い替えるなら、本当の出会い方
- 本当の馴れ初めを誰が知っていて、誰が知らないのか
- 公にしてほしくないこと(離婚歴、年齢、学歴、職歴など)
事実や、知っている人・知らない人が分からないと、プランナーや司会者は、適切な対策を講じることができません。
きちんと事実を伝えたうえで言いたくないことや理由を説明して、無難で不自然にならないかたちに内容を調整してもらいましょう。
まとめ:内容を工夫してゲストの印象に残る馴れ初め紹介に!
- 新郎新婦の馴れ初めはプロフィールムービーをはじめ、結婚式のさまざまな演出で触れられる
- 司会者からの新郎新婦(馴れ初め)紹介は、司会者が原稿を作ることが多い
- 新郎新婦の人柄が伝わるプロフィール・馴れ初め紹介だとゲストの印象に残りやすい
- はっきり言いたくない内容は言い替えや嘘のエピソードを交えてぼかしてもOK
結婚するふたりのこれまでを知ってもらえるプロフィール・馴れ初め紹介は、どうやって人柄やエピソードを上手に伝えるかがカギ。
ふたりらしい話題を盛り込んだ、すてきなプロフィール・馴れ初め紹介を目指してくださいね!