ルールを決めて夫婦円満!新婚生活で話し合うこと・ルール例
結婚してふたりの生活をスタートするにあたって、価値観や生活習慣の違いを心配する方もいるでしょう。
そんな不安の解消に役立つのが、あらかじめふたりの考え方を擦り合わせて、夫婦のルールを作っておくこと。
ここでは、夫婦のルールを設定する範囲や決め方、管理方法について解説します。
カテゴリ別のルールの実例もまとめましたので、ルールを作るときの参考にしてくださいね!
夫婦の間で結婚生活のルール(約束事)は決めるべき?
結婚して新生活をスタートするにあたって、夫婦間のルールを決めるのがおすすめです。
なぜなら、ルールを作っておくことは、スムーズな結婚生活を送るためにとても役に立つから。
夫婦の間にわざわざルールなんて作る必要はあるの?と思うカップルもいるでしょう。
しかし、夫婦といえども他人。
いきなり結婚生活をスタートすると、思わぬところで考え方や価値観の食い違いが発覚して、不満を溜め込んだり、喧嘩になってしまったり…。
あらかじめ考えを擦り合わせて、ルールを作っておけば「なんだか結婚生活がうまく回らない…」「○○してくれると思ってたのに!」というストレスを防げます。
決めるべきルールの範囲
夫婦のルールで決めておきたいのは、次のような範囲のこと。
- お金に
家計や貯金の分担など - 家事
毎日の家事の役割分担など - 子供
子供の有無、出産のタイミング、子育ての分担方法など - 仕事
ふたりの働き方、転勤になった場合など - 異性関係
異性との付き合いの範囲や浮気をした場合など - 喧嘩をしたとき
仲直りの方法など - その他
休日の過ごし方、お互いの家族との付き合い方など
決めてはいけないルールはある?
ふたりで話し合って必要だと思ったルールなら、どんなことでも「決めてはいけない」ということはありません。
注意したいのは、ルールの縛りのきつさ(ゆるさ)です。
いろいろなことをルールで細かく縛りすぎると、生活が窮屈でストレスになる可能性も。
反対に「気付いた方がやる」といった、ざっくりとしたルールは、結局片方しかやらないという不公平な状況に陥りがち。
ふたりが気持ちよく守れることを考えながら、ルールを決めてくださいね。
夫婦のルールの作り方。お互いの価値観を擦り合わせよう
夫婦のルールを作るときのポイントは、新生活を想像したときに気になる(ひっかかる)部分の価値観を、ふたりで擦り合わせていくこと。
次のような点をふたりで出しあって、「このときはどうする?」「目標を実現するために何をする?」という約束事を決めていきましょう。
- これまでのお付き合いの中で、少し引っかかっている相手の行動や考え方
- 新婚生活を想像したときに感じる、「○○はどうしよう?」という疑問や不安
- 結婚生活で「やってほしい/やらないでほしい」こと
- 理想の夫婦像や将来の目標
また、ふたりの話を聞いて問題点を整理し、ルール作りのための「カウンセリングシート」の作成を請け負う「Salviaマリッジカウンセリング」などのサービスも。
ふたりだけではルールがスッキリとまとまらないときには、こういうサービスを利用するのも手です。
夫婦の約束事は、ノートやルールブックで管理
夫婦のルールを作るときは、1つずつノートなどに書いて、目に見えるかたちで管理するのがおすすめ。
書き残すことで、言った・言わないという、いざこざを防ぐことができます。
項目ごとにきちんとまとめて「ルールブック」を作ってもいいですね。
また、結婚前に決めた夫婦のルールを書式化した「婚前契約書」を作るカップルも増加中。
婚前契約書は、行政書司などの専門家を通して作成すると、法的な拘束力を持たせることも可能。
ルール違反があったら確実にペナルティを課したいという場合など、検討してみてもいいかもしれません。
【カテゴリ別】夫婦円満のためのルール実例集
最後に夫婦のルールの実例を、カテゴリ別にご紹介します。
参考にして、ふたりに合ったふたりだけのルールを作ってくださいね。
お金に関するルール
- 家計の分担
(1)項目別に分担(固定費は夫、その他は妻など)
(2)共有の財布で管理
(3)どちらかが家計管理(お小遣い制) - 借金はしない
- お小遣いの使い道には口を出さない
- 仕事関係の飲み代は家計から出す
- お互い給料の○%を貯金に回す
- 妻(夫)が家計を管理してお小遣い制にする
- ボーナスは全額貯金する
など
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新婚夫婦のお金の管理ガイド。家計分担方法とルール
家事の分担に関するルール
- 早く帰宅した方が料理をして、もう片方が食事の片付けをする
- 曜日を決めて持ち回り制にする
- 料理と水回りの掃除は妻、洗濯と部屋の掃除は夫
- 手が空いていたら相手の担当分もできるだけ手伝い、やってもらったら「ありがとう」
など
家族計画や子育てなど子供に関するルール
- 子供は作る/作らない
- 貯金が○円貯まるまでは子供を作らない
- 子供が生まれたら夫も育児休暇を取る
- 子供の世話は分担する
- 子供が生まれたら教育資金の貯金に○円ずつ回す
など
仕事関係のルール
- 結婚後も共働きする
- 子供が生まれたら妻は専業主婦になる(育児休暇を取る)
- お互いの仕事の予定は必ず共有する
- 帰宅予定時間を連絡する
- 仕事上のことに干渉しすぎない
- どちらかが転勤になったらついていく/単身赴任する
など
浮気をした場合など異性関係のルール
- 仕事関係以外で異性とふたりきりで会わない
- 仕事帰りに異性と食事をする場合などは、相手に伝えてからにする
- 浮気をしたら離婚を視野に入れて話し合う
など
喧嘩をしたときのルール
- その日のうちに謝る
- 喧嘩をしても「おはよう」や「おやすみ」の挨拶は欠かさない
- 喧嘩した直後に決め事をしない
- 言いたいことを我慢しない
- 喧嘩をしたら一人になる時間を作って、クールダウンしてから話し合う
- 解決した喧嘩は蒸し返さない
など
休日の過ごし方のルール
- できるだけふたりで過ごす
- 一人で出かけるときは行き先を伝える
- お互いの趣味の時間を確保する
- 休日の予定は1ヶ月分を月始めに計画する
など
お互いの家族との付き合い方のルール
- 実家の家族よりも夫・妻を優先する
- お互いの実家の悪口を言わない
- お互いの実家はできるだけ平等に訪問する
など
夫婦の共同生活のルール作り 話し合いをするタイミング
夫婦のルールを話し合うのは、結婚や同棲を始める前のタイミングがおすすめ。
ふたりでの生活を始めると、お金の管理方法や家事の分担など、生活のあらゆる面に変化が。
一人暮らしのときはマイペースにやっていたことを共同でやることになるため、自分勝手なやり方を押し通すことはできません。
どんなに大好きな人でも、この先ずっと共同生活する、となったら、「○○はどうするつもりなんだろう…」「○○したいんだけど大丈夫かな?」という不安は生まれるもの。
あらかじめ気がかりを伝えあったうえで、約束事を話し合っておけば、安心して新生活を始められますね。
また、実際に生活を始めてみたら、ルールが生活にマッチしないという部分も出てくるはず。
その場合はそのつど話し合いをして、ふたりの生活に沿ったルールに変えていきましょう。
まとめ:ふたりのルールを決めて円満な結婚生活を目指そう!
- 夫婦のルールを決めると、価値観の違いから来るストレスや喧嘩を防げる
- 結婚する前に決めておくのがおすすめ
- ルールの範囲は「お金」「家事」「育児」「仕事」「異性関係」「喧嘩」「休日の過ごし方」「お互いの家族との付き合い方」など
- 結婚生活の不安点やお互いの希望を出しあって、ルールを作ろう
- 作ったルールは、ノートに書いたり文書にしたりして管理を
夫婦間の価値観の違いが、ときに大きな喧嘩に発展してしまうことも。
ルールを作っておくことで、トラブルの種を事前に解消しておきましょう!