結婚式の余興が新郎のみ(新婦のみ)はOK?余興1組の披露宴の流れ
披露宴でゲストを楽しませてくれる余興。
通常は、新郎側と新婦側から1組ずつ行いますが、どちらか一方だけ余興を行うのでもいいでしょうか?
新郎のみ・新婦のみになってしまった時は、何か対応策を考えたほうがいいのでしょうか?
余興が偏ることに関する花嫁さんの悩みを解決します。
結婚式の余興、新郎側・新婦側でやる・やらないをそろえるべき?
結論から言うと、披露宴の余興のやるやらないを新郎・新婦でそろえないダメ!というルールはありません。
新郎側だけ、あるいは新婦側だけがやるといったケースは意外と多いのです。
もちろん両家からの余興があれば、楽しい雰囲気になりますが、絶対に必要なものでもありません。
余興を頼む人がいない、負担を掛けたくない…余興が両家のどちらか一方になる理由
披露宴の余興が新郎側・新婦側どちらか一方になるのは、決して珍しくないのです。
それにはこんな理由がよくあるみたい。
- 余興を頼める友人がいない(遠方に住んでいる、仕事や子育てで忙しい、前にでるのが得意でないなど)
- 依頼したけれど断られた
- 内輪ネタや下ネタになりそうでイヤ
- 以前に余興を頼まれた時、とても大変な思いをした
- ゲストには披露宴を楽しんでほしいし、負担をかけたくない
結婚式の余興を新郎のみor新婦のみにした場合の例
CASE1:
新郎の仲間内で、お互いの結婚式で余興をするといったルールを決めていたので、新郎側だけ行った
CASE2:
新婦の友人は遠方から来る人ばかり。負担をかけたくないので、余興は新郎だけにした。
CASE3:
学生時代にダンスをやっていた新婦側だけが余興をした。
CASE4:
新郎側が自営業で「同期」がいないため、新婦側だけが余興をした
余興が1組だけの場合の披露宴の流れ
- 開宴の言葉
- 新郎新婦の紹介
- 主賓の挨拶
- ウェディングケーキ入刀
- 乾杯
- 会食・歓談タイム
- 新郎新婦お色直しで退場
- 新郎新婦の再入場
- フォトラウンド
- 新郎側余興
- 新婦友人代表スピーチ
- 花嫁の手紙
- 新郎謝辞
- 新郎新婦退場
- 閉演の言葉
- ゲストの送賓
両家のどちらかだけ余興をする時、もう一方は友人代表スピーチで対応
新郎か新婦、どちらかだけが余興をする場合、しない側が友人代表スピーチをしたり、手紙を読むことが多い様子。
また、余興をしない側が注目される演出をすることで、両者のバランスをとる方法が取られています。
- 新婦が注目される演出…ブーケトス・ブーケプルズ、花嫁の手紙
- 新郎が注目される演出…ブロッコリープルズ、サプライズのプロポーズやダーズンセレモニー
結婚式で余興が少ない時、代わりの演出になるものは?
友人によるダンスや歌の余興がない時に気になるのが、時間が余らないかということ。
ゲストが退屈してしまったら…と心配する花嫁さんもいます。
これに対しては、ゲストへのおもてなしを大事にした演出を取り入れることで問題を解決。
テーブルラウンドを充実させる
お色直し後の再入場時に行うテーブルラウンドは、ゲストに感謝の気持ちを表したい新郎新婦に人気の演出。
一人ひとりにお礼ができるだけでなく、色々アレンジが効くのもテーブルラウンドの魅力。
- フォトラウンド
各テーブルでゲストと写真撮影。フォトプロップスを使えばユニークは写真がたくさん - メッセージラウンド
ゲストに書いてもらったメッセージをラウンドする時に箱に入れてもらい、最後に新郎新婦が蓋をしめて、式後にゆっくり読む - 果汁酒ラウンド
ラウンド時にカットフルーツを入れてもらい、最後に新郎新婦がお酒を入れて完成させる - ビールサーブ
ビールサーバーをかついだ新郎がビールをついで回ります。
ゲスト参加型のクイズやゲーム演出をする
ゲスト全員に同じタイミングで参加してもらうから、会場の一体感が高まります。
- カラードレスの色当てクイズ
新婦のお色直し後のカラードレスの色を当ててもらうクイズ - 新郎新婦クイズ(○×クイズなど)
二人が初めて見た映画のタイトルなど、新郎新婦に関するクイズ - じゃんけん大会
新郎(新婦)とゲスト全員がじゃんけん。シンプルで費用もかからないけど盛り上がる - ラッキートラジェ
ウェディングケーキをゲストにサーブする時にトラジェをしのばせていき、そのケーキを食べた人にプレゼントを渡す
○○ビュッフェ
定番にとらわれず、2人らしいビュッフェスタイルを選んで。
新郎新婦がサーブ役を買って出れば、ゲストと話せる機会も増えて◎。
- フルーツやスイーツビュッフェ
- フラワービュッフェ
- おつまみビュッフェ
- お茶漬けビュッフェ
ムービー系演出にこだわる
結婚式の映像演出は、オープニングやプロフィールムービー、エンドロールの3つ。
余興なしなら、プロフィールムービーをちょっと凝った作りにするのも◎。
- テレビ番組「情熱大陸」「テラスハウス」などのパロディ風にして作る
- 自分たちの紹介だけでなく、ゲスト一人ひとりを新郎新婦が紹介
- 有名人のニュース映像やアニメ、映画に声やコメントを入れたパロディにする
余興以外で、受付や二次会幹事も両家で人数をそろえるべき?
結婚式では、余興のほか、受付や乾杯の発声、二次会の幹事など、ゲストにお願いすることがたくさん。
もちろん、両家でバランスよく分担するのが理想的ですが、実際にはさまざまな事情で均等にならないこともあります。
新婦側には、退職したので主賓がいない、友人が妊娠中や子育てで余興や受付を頼めないという理由も多いので、必ずしも均等に役割分担をする必要はありません。
披露宴から二次会でゲストにお願いする役割と、よくある人数は以下のとおり。
◆披露宴
- 主賓…職場上司や年恩師など。新郎新婦から各1人
- 乾杯の発声…職場上司や親族など。新郎か新婦どちらかから1名
- スピーチ&余興…友人などから。新郎新婦から各2人(組)
- 披露宴受付…新郎新婦から各2名
◆二次会
- 二次会幹事…新郎新婦から各3~5名
- 二次会受付…新郎新婦から各2名
- 二次会余興…新郎新婦から各1組
※二次会に関しては、仕切りに慣れている新郎側に幹事や余興をすべてお任せしたという花嫁さんもいますよ。
結婚式でのゲストへのお願い事で、両家に差が出てしまうのが気になるなら、こんな対応をしてみて。
- 受付を頼む友人がいない
親族に依頼。人数が1:3などバランス取れなくても可 - 主賓の挨拶やスピーチがどちらかに偏る
司会者に乾杯の発声を依頼 - 余興が両家で1組だけ
余興をやらない方が二次会の受付をすべて担当する
まとめ
- 余興が新郎のみ、新婦のみになってしまっても問題はない
- 余興をやらない方は友人代表スピーチを行うことが多い
- 余興を全くやらない代わりに、おもてなしを大切にした演出を取り入れると◎
- 余興以外の受付や二次会幹事も両家で分担するのが理想だが、双方が同意しているならかたよってもOK
余興は新郎新婦から各1組と決まっているわけではありません。
大事なのは、結婚式に来てくれたゲストをおもてなししたいという気持ち。
余興というスタイルにこだわらずに、ゲストに楽しんでもらう方法を考えてみてくださいね。