フラワーシャワーをやる意味は?基本のやり方・準備方法を解説

フラワーシャワーをやる意味は?基本のやり方・準備方法を解説

お祝いムード満点のフラワーシャワーは、結婚式の花形演出。

キラキラの花びらの中を笑顔でくぐり抜ける様は、まさに「幸せな花嫁」のイメージそのもの!

写真映えもするため、進んで取り入れたい花嫁さんも多いのでは?

お花選び、生花か造花か、量や金額など準備をしっかりと学んでおきましょう♪

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フラワーシャワーとは?意味と由来

たくさんの花束

フラワーシャワーとは、新郎新婦めがけてゲストが花びらを撒く結婚式の演出。

花びらの雨の中を新郎新婦が通り、写真映えは抜群!

さらにゲスト参加の演出のため、お祝いムードが高まります。

フラワーシャワーの由来

フラワーシャワーは欧米の結婚式文化です。

その歴史を辿っていくと、そもそもは「ライスシャワー」が始まりでした。

お米(ライス)は1本の稲穂にたくさんのお米粒がなるため、「2人にたくさんの子宝が恵まれるように」と新郎新婦の祝福に使われたもの。

それが時代とともに「花びらの色、香りが悪魔や悪い事柄を追い払う」という意味でフラワーシャワーに変化したのです。

フラワーシャワーの正しいやり方

散る花びらと手

フラワーシャワーに決まったマナーはありません。

片手で花びらの束を持ち、もう片方の手で新郎新婦めがけて優しく花びらを放ります。

なるべく高い位置に投げるようにすると、キレイに花びらが舞いますよ。

フラワーシャワーのタイミングは?

フラワーシャワーのタイミングは式場によります。

一般的には、以下のような流れ。

  1. 挙式
  2. 新郎新婦退場
  3. 式場外でゲストが列を作って待機
  4. 新郎新婦が戻ってきてフラワーシャワースタート

しかしゲストの人数が少ない、外でフラワーシャワーをやるスペースがない場合、挙式後の新郎新婦退場のシーン(屋内)で行うことも。

ゲストの人数が決まった時点で、プランナーに相談してみるとよいでしょう。

フラワーシャワーは生花?造花?それぞれのメリットデメリット

ハートのお皿に乗る花びら

フラワーシャワーは生花、造花どちらでもOK。

しかしそれぞれにメリット・デメリットがあるので、把握しておきましょう。

生花のメリット・デメリット

生花のメリットは、やはり「花本来の香りがする」ということ。

「花の香りが悪を追い払う」というフラワーシャワーの由来にも添っています。

デメリットは、造花に比べて高価であることと、痛みやすいこと。

なかには式場到着までに花びらが傷ついている場合も。

水分を含んでいる生花は、踏まれるとぐちゃぐちゃになり地面にはりついてしまうため、式場によっては「掃除が大変」と断られることもあります。

造花のメリット・デメリット

造花のメリットは「費用が圧倒的に抑えられる」という点です。

うまく活用すれば、生花の10分の1程度になる場合も…!

また生花よりも軽いため滞空時間が長く、シャッターチャンスが多いのもメリット。

デメリットは花の香りがしない、安っぽく思われる可能性があるという点。

造花を選ぶなら、見た目はもちろん、手触りや舞った時の雰囲気も重視しましょう。

フラワーシャワーの準備の仕方

たくさんの花束

フラワーシャワーは生花・造花どちらで準備してもよいですが、必ず「花びらの状態」でゲストの手に渡るようにします。

式場によっては、提携しているお花屋さんで準備してくれることも。

自分で用意する場合、生花の花びらだけを販売している街のお花屋さんは少ないため、ネット通販が無難。

造花であればネットはもちろん、百貨店などでも入手できます。

フラワーシャワーの費用

フラワーシャワーの費用は生花の場合、一般的に1人あたり300~400円。

50人ゲストがいれば、2万円前後見ておくとよいですね。

造花の場合、生花の半分以下の費用で済む場合がほとんどです。

フラワーシャワー代を節約し、お料理などゲストへのおもてなしにお金をまわすのもアリですね!

フラワーシャワーの量は?少ないとしょぼい?

フラワーシャワーの1人あたりの量は人数にもよりますが、最低でも片手に収まるくらいにします。

花びらなら5枚程度。あまり少なかったり花びらが小さいと、しょっとしょぼい印象になるかも。

ゲストの人数が少ない場合は、1人あたり両手いっぱい=10枚程度で考えてもOK。

準備をする際は、余裕を持って「参加人数×5枚(10枚)×1.2」で枚数を考えるとよいですよ。

コーンやカップに入れてゲストに渡そう

花びらを裸のままゲストに渡すのはNG。

コーンやカップなど、容器に入れるのが一般的です。

お金をかける必要はありませんが、見栄えのする素敵なデザインをチョイスしましょう。

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持ち込みの可否は式場に確認を!

フラワーシャワーの持ち込みは、式場によりけり。

持ち込む時は生花でも造花でも持ち込み料がかかるので、式場に確認しておきましょう。

費用をおさえた造花で持ち込んでも「造花代+持ち込み料=式場で用意する生花よりも高くなる!」というなら要再検討です!

フラワーシャワーに関するよくある疑問

新郎新婦とゲストたち

フラワーシャワーについて、まだまだわからないことがたくさんあるはず!

フラワーシャワーに関するよくある疑問を解決していきます。

曇りの日だと見栄えがしない?

フラワーシャワー=青空の下、というイメージですが、曇り空でも実行は可能!

見栄えは残念ながら晴天には劣りますが、ゲストが見ているのは空ではなく新郎新婦の笑顔。

どんなお天気でも2人が幸せそうに花びらの雨をくぐれば、式の雰囲気は晴れ晴れするものです。

雨天の場合は屋内でできる?

フラワーシャワーを予定していたのに雨…とても残念ですよね。

しかし小雨程度なら「恵の雨」と受け取り、外で決行する場合もあります(もちろん、ゲストの承諾が必要ですが…)。

屋内でフラワーシャワーができるかどうかは式場次第ですので、事前に雨の日のプランを聞いておくようにしましょう。

少人数だと地味?

少人数ではフラワーシャワーの見栄えが気になる…。

解決方法はとても簡単です。

1人あたりの花びらの数を増やせばOK!

ただしフラワーシャワーの列が短くなるため、ゆっくり歩いて退場するようにします。

少人数だからこそ、華やかなお祝い演出であるフラワーシャワーはオススメです。

フラワーシャワーコーン・カップは手作りするの?

手作り・既製品どちらでも構いませんが、「フラワーシャワー専用コーン・カップ」というのは少ないです。

既製品なら、おしゃれなデザインの紙コップや小物入れ容器で代用すると簡単ですよ。

手作りなら、紙コップに装飾をプラスしたり、お気に入りのペーパーを円錐形に丸めたりして作ります。

100均の造花で済ませるのはアリ?

ダイソーではウェディングシリーズとして、80枚の花びらが1セットで販売されています。(※)

費用を抑えたいなら、ぜひ活用したいところ!

しかしやはり100円ですので、糸くずが目立ったり造花感が強かったりするのがデメリット。

100均の造花を使う場合、多少のアラには目を瞑る必要があります。

(※)販売が終わっている可能性もあります

真冬・真夏の屋外でフラワーシャワーはアリ?

寒い真冬、暑い真夏のフラワーシャワーはゲストにも負担。

もし行う場合は、ゲストへの心配りが必要です。

  • 夏でも冬でも事前に「外でのフラワーシャワーがある」とゲストに伝えておく
  • ギリギリまでゲストが建物の中に居られるようにする
  • 冬なら招待客の待合室・結婚式場の入り口などに「外でフラワーシャワーがあるためお使いください」とカイロを準備しておく
  • フラワーシャワー後は冷たいドリンク、温かいドリンクを用意する

夏はともかく、冬はコートくらいでは寒さをしのげません。

できる限りの配慮をしましょう。

フラワーシャワーの花の種類は?

フラワーシャワーのお花に決まりはありません。

しかしコスモスやたんぽぽといった、花びらが小さいものは避けた方が無難。

花言葉にも注意して、お好みのお花を選んでくださいね。

花以外でもOK!代わりの演出アイディア

新郎新婦とゲストたち

フラワーシャワーに代わる演出アイディアは他にもたくさん!

羽を飛ばすフェザーシャワーは幻想的な雰囲気に。

費用を抑えキラキラの色紙で作ったハートや星のシャワー、シャボン玉や風船を飛ばすアイディアもあります。

式場でできる・できないがあるので、どのあたりまで可能なのか線引きをしてからチョイスするとよいですね!

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まとめ:フラワーシャワーでお祝いムードを高めよう!

  • フラワーシャワーには「香りで悪魔を追い払う(場を清める)」という由来がある
  • フラワーシャワーは生花でも造花でもOK
  • 費用は生花だと1人300~400円程度
  • 造花なら生花の半分以下に
  • フラワーシャワー以外にもシャワー演出はある

結婚式の花形演出でもあるフラワーシャワーは花嫁の憧れ。

ゲストも楽しめるとても素敵な演出です。

お財布やプランナーと相談しながら、式の演出に取り入れてくださいね!