教会式(チャペル式)の結婚式にかかる費用や式の流れをおさえよう!

教会式(チャペル式)の結婚式にかかる費用や式の流れをおさえよう!

綺麗なチャペルや礼拝堂で執り行われる教会式。チャペル式、キリスト教式などともよばれます。結婚式と言えばこの「教会式」を連想する方が多いのではないでしょうか。

一生の中で大イベントですから、絶対に失敗したくない!というカップルの皆さまに、ここでは教会式にかかる費用や挙式の流れ、会場選びのコツなど基本事項を徹底的にご紹介いたします。

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圧倒的人気の教会式(チャペル式)は相場が約10万円から20万円以内

結婚式を経験した先輩夫婦へのアンケートによると、結婚式費用の総額は200万円から300万円程度が主流のようですが、こちらは挙式・披露宴・衣装など全てを合わせたお値段です。

挙式のみの費用は、約10万円から20万円代が相場となります。教会式は神前式や人前式とは異なり、神父や牧師・聖歌隊・オルガン奏者などが必要になるので、少し上のレンジで15万円から20万円がおおよその目安です。

教会式が6割で1番人気!

教会式の費用は少し高めですが、「ゼクシィ結婚トレンド調査2017」では、調査対象カップルの約60%が教会式で結婚式を行っています。

その形式に憧れていたので」という挙式スタイルの選択理由が、2016年の調査よりも5ポイントほど上昇していました。費用は、他の挙式スタイルより少し高くても、「結婚式と言えば教会式!」というイメージがありますよね。

教会もキリスト教の本物の教会もあれば、ホテルや結婚式場に併設された結婚式用のチャペルもあります。結婚式用のチャペルは、宗教的な意味合いはなく、結婚式を演出する目的のものですので、趣向を凝らしたものがいろいろあります。特徴のあるチャペルがたくさんありますので、良く調べてみましょう。

教会式(チャペル式)と神前式の費用項目

  教会式(チャペル式) 神前式
費用項目 ①挙式全体の料金
②衣装代
③美容着付け
④牧師(神父)、聖歌隊、オルガン奏者代
⑤ブーケ・ブートニア
⑥アフターセレモニー演出
⑦写真撮影
①挙式全体の料金(初穂料)
②衣装代
③美容着付け
④移動代
(花嫁行列・着付け場所からの移動)
⑤三管演奏の依頼代 ※任意

人前式は、レストランウエディングなどの場合に多い形式ですが、会場の設備に拠って、できることできないことがだいぶ異なります。

神前式は教会式よりリーズナブルと言われており、平均費用は3万円から10万円程度で5万円代が主流のようです。これに三管という雅楽の生演奏を加えると、3万円から5万円が上乗せされます。

披露宴を行わず、挙式だけ行いたいカップル向けに、挙式のみの専用プランも用意されています。プランの内容は、場所によってだいぶ異なるので、キチンと確認しましょう。一見安くみえても、オプション料金が結構なお値段だったりもします。

また、結婚証明書やブーケ、ブートニア(新郎の胸元につける花束)は、ハンドメイドでつくる人も増えてきており、それによっても費用は動きます。

教会式(チャペル式)の式次第

教会式の流れですが、最も一般的なプロテスタント形式由来の式次第を紹介します。結婚式の所要時間は平均30分から40分程度です。

  1. 列席者の入場…祭壇に向かって右側に新郎親族、左側には新婦親族が着席。
  2. 開式の挨拶…牧師が結婚式の開式の挨拶をする。
  3. 新郎の入場…列席者全員は起立し、新郎は祭壇前で新婦を待つ。
  4. 新婦の入場…新婦は父親と入場し、新郎の横に並ぶ。新郎は新婦の父親から新婦の手を取って祭壇に進む。
  5. 賛美歌斉唱…列席者も起立して賛美歌を歌う。
    ※列席者には式の前に「いつくしみふかき」などの賛美歌の練習を行うケースもあり
  6. 聖書朗読…牧師が聖書を朗読して、神に祈りを捧げる
  7. 誓約(誓いの言葉)…牧師が新郎新婦に問いかけて、最初に新郎、次に新婦が結婚の誓約を答える
  8. 指輪の交換…結婚の誓約が形として表れている指輪を互いに交換する。新郎→新婦の順に交換。
  9. 結婚宣言…新郎新婦が重ねた手の上に牧師が手を置き、祈祷する。
  10. 結婚証明書への署名…新郎新婦と証人(あるいは牧師)が結婚証明書に署名をする。
  11. 結婚成立の報告・閉式の挨拶…牧師が列席者に結婚成立を報告し、閉式を伝える。
  12. 新郎新婦の退場…新郎新婦が腕を組んでヴァージンロードを歩いて退場。
  13. アフターセレモニー…ライスシャワーやフラワーシャワーで新郎新婦を列席者が送り届ける。

流れは式場の設備等によっても変化します。本物の教会で行う場合は、教会の宗派によっては厳格に決められている場合もあるので、注意が必要です。

ホテルや結婚式場にある、いわゆる結婚式用のチャペルの場合は、自由度が高いです。

結婚証明書の署名は教会式の見せ場

結婚証明書以前は、シンプルに紙にペンで署名をする結婚証明書でした。

最近は、結婚証明書を工夫を凝らす人が増え、教会式の流れの中でも、見せ場の一つになっています。

証明書を紙ではなくガラスや木をつかってハンドメイドする人や、列席者にカラフルな朱肉で拇印を押してもらってデザインをつくったり、お皿に寄せ書きをしてもらったりと、カワイく自由な結婚式証明書が増えています。

本物の教会で行う場合は、教会によって異なるルールに注意!

式次第は、宗派によって異なります。プロテスタント系は、比較的自由な場合が多いですが、カトリック系はルールが厳格です。結婚式を本物のキリスト教の教会で行う場合は、教会を調べる段階で、宗派やルールの確認をきちんと行いましょう。

信者であるかどうかに関わらず、教会で式を開く際は、事前講習への参加を求められる場合が多いです。

最低限のキリスト教への理解を深めてから式を開いて欲しいという教会の考えがあるため、毎週日曜日に行うミサ(礼拝)や、聖書研究会への出席を求められる場合もあります。

歴史ある教会の建物の厳かさは、一味違った雰囲気があります。やっぱり本物の教会で挙げたい!という人も多いですが、教会のルールを遵守する必要があることを認識しておきましょう。

教会V.S.結婚式用チャペル

本物の教会は、やはり長い年月をかけて醸成された教会独特の雰囲気がありますし、結婚式用のチャペルは結婚式用であるが故の利点はあります。

教会 ホテル・式場併設チャペル
厳かな雰囲気
・費用が他の会場と比べてやや安価
・事前の講習会で結婚の意識や自覚をを高められる

・準備全般を一箇所でまとめられる
・会場移動が楽!
・臨機応変な対応が可能
・結婚式用に趣向を凝らしたデザインのチャペルもある

主役が重視するポイントをクリアーに

お姫様気分を味わいたい、重厚な場所で式を挙げたい……理想の結婚式像はカップルそれぞれにありますよね。特に花嫁さんが、譲れないポイントを挙げておくと、自ずと選択肢も絞られてきます。

厳かな雰囲気の中で挙げるなら大聖堂スタイルお姫様気分に浸りたいならプリンセススタイルオープンな場所で挙げたいならアトリウムスタイルなどなど、ご自身の好みを明確にしておきましょう。

ブライダルフェアに参加してみる

ホテルや結婚式場の場合は、ブライダルフェアを開催している場合も多いです。ブライダルフェアなら気軽に参加できますので、チャペルにはどんなものがあるのか、空気感は写真だけではわからないので、実際に足を運んでみましょう。

教会は、本来神聖な場所ですので、失礼のないよにしましょう。むやみに写真をとったりもひかえましょう。

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まとめ

  • 教会式の挙式相場は約10万円から20万円
  • 教会によってルールが異なるから必ず確認すべし
  • 教会にするか結婚式用チャペルにするか
  • ブライダルフェアは式場の雰囲気を直に感じるにはうってつけ

思い出に残る挙式には綿密な準備が何よりも大切です。式場選びはしっかりとお互いの意見をぶつけ合って相互理解を深めていくひとつの手段。2人のハレの日が素晴らしいものになるようお祈りしています!