婚約通知状を出したい!文例&書き方マナー解説
プロポーズを受け未来をともにすることを決めた2人。
婚約したことをを親戚や友人たちにも早く知らせたいところですが、どんな方法をとるか迷ってしまいますよね。
そこでオススメなのが婚約通知状。
正式な書面として周りにいち早く婚約を知ってもらえるうえ、結婚式のだいたいの日取りも合わせてお知らせできます。
婚約通知状を出すために、まずは文例やマナーを知っておきましょう。
婚約通知状とは「婚約報告」のお知らせ
婚約通知状とは、その名のとおり2人の婚約を多くの人に知ってもらう手紙です。
結婚式の招待状と違って細かいルールはなく、2人で自由に文面や内容を決めるもの。
婚約通知は欧米ではポピュラーな習慣で、婚約通知状はもちろん、地方新聞に載せて発表することもあります。
婚約通知状を出すメリット
「結婚しました」というはがきを出すことはあっても、婚約通知状を出すカップルは少ないもの。
では、わざわざ婚約通知状を出すメリットは何でしょうか?
婚約通知状は結婚報告のはがきより事後通達感がなく、受け取った人が2人の現状を知ることができます。
「近々結婚する」という報告をきちんと書面で出すことで、律儀な印象を与える効果も。
また、結婚式の時期もざっくりとお知らせできるため、ゲストのスケジュール調整がしやすいなど、さまざまなメリットがあるのです。
婚約通知状は誰に出すもの?
婚約通知状は親戚や友人、恩師や先輩後輩などに出しましょう。
基本的には年賀状や暑中見舞いを出す相手と同じでかまいません。
ですが、毎日会う会社関係の人は避けた方が無難。
「口で言えばすむことなのに…」とマイナスな印象を与える可能性もあります。
会社の人に伝えたい場合、親しい同僚、先輩後輩にはランチや飲み会の時にさらっと伝えるのがベター。
上司には時間のある時に直接「先日婚約をして、結婚式を○月ごろに予定しております。また改めて招待状を送りますので、よろしくお願いします」と伝えておきましょう。
「プロポーズ」で婚約成立!通知状はいつ出してもOK
婚約通知状を出すのは、もちろん婚約が成立してからです。
では婚約は、いつ成立するものでしょうか?
実はプロポーズを受け入れた瞬間から、法的にも婚約成立とされています。
婚約~結婚式予定まで6ヶ月以上あくのであれば、婚約通知状はプロポーズ後どの時期に出しても大丈夫です。
婚約から結婚式までが短い期間の場合、結婚式の招待状とかぶってしまうため婚約通知状を出す必要はありません。
婚約報告の書き方と内容
婚約通知状には、「婚約をしました」という内容を書くものですが、厳密なルールはありません。
ただし「マナーとして文章内に入れておいた方が良い」程度のものはあります。
次の3つは、なるべく記載しておきましょう。
- ざっくりした結婚式の日時
- 婚約した日付
- 仲人や立会人の名前(いるのであれば)
3番目に関しては、結納は行っておらず仲人や立会人がいない場合、特に記載する必要はありません。
結婚式のざっくりした日時を知らせておくと、受け取った側もスケジュールが組みやすくなります。
婚約通知状には、受け取った人に「婚約の証人になってもらう」という役割もあります。
婚約の日付も添えて、いつ2人が結婚を決意したのかを明確に知ってもらいましょう。
結婚招待状とは違うため、書面ははがきでOK
婚約通知状は結婚式招待状のように華美にする必要はありません。
暑中見舞いや年賀状の感覚で、ハガキでも大丈夫。
普通の郵便はがきじゃ味気ない、と思う方は、イラストやデザインが工夫されたものでも素敵ですよ。
もちろん、封筒入りのきちんとしたものでも可。
お好きなデザインを選んでくださいね。
手書きよりも印刷の方がベター
手書きで婚約報告をするのも温かみがあってよいですが、やはり結婚式の招待状同様、印刷印字の方が無難。
婚約通知状は日本ではポピュラーな習慣ではないため、手書きでは「浮かれている」という印象を与えかねません。
目上の人にも知らせる以上、きちんとしたもので出しましょう。
メールやSNSで婚約通知するのもOK
メールやSNSは一度に多くの人に連絡ができ、とても便利ですよね。
しかし婚約通知をするうえでアリかナシかとなると、答えは「相手による」でしょう。
例えば普段からSNSやメールで繋がる友人、先輩後輩などは問題ありません。
しかし上司には顔を合わせて、目上の親戚にも直接か電話で伝えた方が無難です。
とはいえ上司全員に直接、親戚全員に電話は難しい場合もありますよね。
会社関係でどこまでメール・SNSを使ってよいかわからない場合、まずは直近の上司に相談をしましょう。
誰にはメールでOK、誰には上司から伝えてもらう…といったアドバイスをくれるはずですよ。
親戚関係も同様に親に相談をして、どうするべきかを判断しましょう。
婚約通知状の差出人は連名が一般的
婚約通知状は2人の連名で出すのが基本です。
最近では本人の連名が多数ですが、両家の連名でもかまいません。
結婚式の招待状ほどマナーが厳密でないため、好きな方でOK。
ご両親に相談して、判断をあおってもよいですよ。
婚約通知状の文例
婚約通知状に雛形はないため、自分たちらしい内容でOK。
例文を参考にして、2人に合った内容で作ってみましょう。
例文1:目上の人に出す場合
春も近いと思わせるようになりましたが、お変わりありませんか。
さて、私達は去る○月○日、かねてより親交のある〇〇様ご夫妻にお立ち会いいただき、正式に婚約を致しました。
まだまだ未熟者の2人ではございますが、日頃から沢山の方々に支えられ、今回お互いに一生を共に歩んでいく決意を致した次第でございます。
今は2人で結婚式・新生活への準備を整えている段階で、挙式は今年の〇月に行う予定です。
時期になりましたらご招待状を送付いたしますので、ご列席いただけますと幸いでございます。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。
例文2: 友人や親戚など、カジュアルな文章の場合
いつも私たちを支えてくださり、ありがとうございます。
さて、私たちは去る○月○日、かねてより親交のある〇〇様ご夫妻お立ち会いのもと、正式に婚約をいたしました事をご報告します。
色々あった2人ですが、今後も手を取り合って一生を共にしていこうと決意した次第です。
挙式は今年の〇〇月を予定しており、その時は改めて招待状をお送りいたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。
みな様にお会いできるのを楽しみにしております!
例文3:メールやSNSで送る場合
【めったに合わない人、目上の人向け】
お久しぶりです、〇〇です。お元気していますか?
実は○月○日にかねてからお付き合いをしていた〇〇さんにプロポーズをして(プロポーズをされて)(△△さん仲人のもと)婚約をする事となりました。
結婚式を○月に予定しており、□□さんにはぜひご列席していただきたく事前にメール(SNS)でご連絡をいたしました。
詳細につきましてはあらためて招待状をお送りしますので、ご確認いただけましたら幸いです。
本来、直接お伝えできれば良かったのですが、メールでのご連絡となってしまい申し訳ございません。
結婚式でお会いできるのを楽しみにしております。
〇〇より
***
メールやSNSで送る場合、もっとくだけた表現が自然な相手も多いかと思います。
親しい先輩、友人など、あなたの事をよく知っている人物には、下記のような文例でも大丈夫。
【先輩や同僚など、カジュアル向け】
お久しぶりです!○○です。
どうしていますか?
実は○月○日に以前からお付き合いをしていた○○さんにプロポーズをされ(プロポーズをして)、(△△さん仲人のもと)婚約が成立しました。
結婚式を○月に予定しているのですが、ご参列は可能でしょうか?
詳細はあらためて招待状を送るつもりですので、もし来られるなら確認してもらえると嬉しいです。
本当は直接伝えたかったのですが…□□さんには早く伝えたかったので、メール(SNS)という形をとらせていただきました。
婚約したとはいえまだまだ未熟者ですので、これからもどうぞよろしくお願いします!
○○より
***
友人の場合は、上記をベースにさらにくだけた風にしても良いですね!
参考にして、あなたらしい内容を作ってみてくださいね。
まとめ:婚約通知状でたくさんの人に現状の2人を知らせよう♪
- 婚約通知状は婚約と結婚式のざっくりした日取りをお知らせするのに便利
- プロポーズ〜結婚式まで6ヶ月以上あく場合に出す
- 会社関係には出さないのが無難
- 文例を参考に、自分たちらしい内容で出そう
婚約通知状は多くの人に2人の現状を知ってもらう、良い手段です。
2人をよく知る人たちに、2人の婚約の証人となってもらいましょう。
プロポーズを受けたら、ぜひ婚約通知状について検討してみてくださいね♪