結婚式に「ドレスコード」を指定したい!アイディアと依頼方法
結婚式でのドレスコード指定が最近流行っていますが、ゲストに衣装のお願いはちょっぴりしづらいもの。
ですが依頼の仕方やアイディアによっては、ゲストにとっても素敵な思い出となります。
ベストなドレスコード指定で、みんなが主役になれる素敵な式にしましょう♪
結婚式・披露宴のドレスコードとは?
ドレスコードという言葉は聞いたことがあっても、どんなものか具体的には知らないという方も多いのでは?
ドレスコードとはいわば、その場に見合った服装のルールのこと。
一般的に、結婚式にお呼ばれするゲストのドレスコード(服装)は、「白以外のフォーマルな服装」「礼装、略礼装」ですよね。
しかし最近では、新郎新婦がそれ以外のドレスコードを指定し、式場に統一感を持たせるスタイルが流行っています。
海外ウェディングではドレスコード指定は定番!
日本では最近になって見られるようになったウェディングのドレスコード指定ですが、実は海外では以前からあったポピュラーな挙式スタイルです。
アイディアは新郎新婦よってさまざまですが、カラーコードの指定など、ゲストが取り入れやすいお願いをするのが定番。
日本でもモデルや芸能人がいち早く取り入れ、一般にも浸透しました。
ゲストも気軽に楽しめる!オススメのドレスコードアイディア3選!
男性ゲストも女性ゲストも、お年寄りから子供まで取り入れやすいドレスコードとは?
ゲストも楽しめて、披露宴へ気軽に参加できるアイディアを紹介します。
「私の結婚式を華やかなものにしてね!」という気持ちで依頼するのではなく、「ゲストみんなで楽しめるように」という気持ちでドレスコードを決めましょう。
1.無難な色で、カラーコードを指定
結婚式のドレスコードの定番が、カラー指定です。
指定した色を当日のコーディネートに取り入れればいいので、ゲストを困らせず簡単に式の統一感を出すことができます。
指定するカラーは、「白」「黒」「青」といった無難なものがオススメ。
服装やアクセサリーに使いやすい定番カラーなら、ゲストもお金をかけず準備できます。
カラー指定の際には、「新郎新婦のカラードレスと色を合わせる」「式場全体のカラーと統一する」というアイディアならよりまとまった印象になりますよ。
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2.コーディネート全体ではなく、ポイント(小物)のみの指定
- パンツスタイル
- ジャケットなし
- 花柄アイテム
- メガネ、サングラス
- 何か一つ、ピンクのアイテム
など、ポイントでドレスコードを指定すれば、おしゃれで統一感がある披露宴になります。
カラー指定同様、ゲストの誰もが必ず1つは持っているであろうアイテムを指定すると良いでしょう。
カジュアルでラクな式という披露宴だと伝えるために「ノーネクタイ」を指定するのも◎
「平服」よりもイメージがわきやすく、ゲストも悩まずにすみます。
3.ゲストが服装を想像しやすいテーマで指定
色以外でドレスコードを指定するなら「リゾートファッション風」「春らしい服」など、ゲストがイメージしやすいテーマが◎
テーマを「バリの片田舎で過ごすリゾート風」「フランス風の春らしい服」など限定しすぎると、イメージがぼんやりしてゲストを困らせてしまうので要注意。
普段の生活の中で誰もが取り入れたことがあるスタイルを、提案しましょう。
結婚式のドレスコード指定、じつはゲストに迷惑?
披露宴の主催者がゲストに着てくるもの、身に付けてくるものを指定するなんて失礼なのでは?と思うかもしれませんね。
しかしドレスコードの指定はやり方を間違えなければ、ゲストにとっても楽しめるものになりますよ。
色やテーマは、ゲストが取り入れやすいものにする
まず何よりも大事なのは、ゲストの気持ちをよく考えること。
ユーモアあふれる式にするために、普段着ではそろえられないようなユニークなテーマや派手なカラーを指定するのはNG。
ドレスコードをそろえるのに服や小物を用意しなくちゃならないので、ゲストに金銭的負担をかけてしまいます。
誰でもお金をかけず取り入れられる、シンプルなカラーや、わかりやすいテーマのドレスコードで披露宴を行えば、新郎新婦だけでなくゲストにとっても思い入れのある式になるはずですよ。
服装を考えなくて良いからラク!という意見もある
ドレスコードの指定は迷惑どころか「助かった」と思うゲストも多いんです。
服装やドレスに迷っていたゲストにとって、手助けになります。
とくに男性は「フォーマルなファッションを楽しむ」という感覚がないため、披露宴では服装に戸惑ってしまいがち。
ドレスコードを指定すれば、服装を決めやすくなるメリットもあります。
ドレスコードは、ゲスト層や会場の雰囲気を考えて
ドレスコードの指定を「なんで新郎新婦の自己満足に付き合ってあげなきゃいけないの?」という気持ちにさせてしまってはNG。
本当に仲のいい友人や親族だけを呼ぶ結婚式なら、みんなで楽しめるかもしれませんが、それ以外の人も呼ぶ場合はよく検討を。
あまり親交の無いゲストや、人数合わせ・義理で呼んだ招待客がいるなら、ドレスコードの指定はやめたほうがいいかもしれません。
荘厳なチャペルで行うキリスト教式や、高級ホテルなどで行う結婚式に、カジュアルなドレスコードは不向き。
デニム、サンダル、ハーフパンツ、ノーネクタイなど、カジュアルなドレスコードの指定はやめておきましょう。
結婚式のドレスコードを「迷惑」と思われない依頼方法&マナー
ドレスコードは日本に入ってきてまだ新しい文化です。
そのため、年配の方やそうでない方からも理解を得られず、迷惑と思われてしまう可能性も。
ドレスコードの指定は慎重にお願いするのがマナーです。
次のような方法でお願いをすると、ゲスト側も気持ち良くドレスコードにのぞめるようになりますよ。
ドレスコードは招待状で案内しよう
式に招かれるゲストが一番最初に目を通すのが、招待状です。
招待状の中でドレスコード指定のお願いをすれば、ゲストも早めに準備に取りかかれます。
次のいずれかの方法で、招待状でドレスコードについて触れましょう。
- 本文中に入れる(例:なお 当日はドレスコードを〜)
- 最後に「お願い」と項目を作ってメッセージを書く
- 付箋(ふせん)を同封する
ドレスコード依頼文の文例
失礼のないようにお願いしながらも、カジュアルな雰囲気が伝わるような文面がおすすめ。
丁寧すぎるお願いはゲストにとって「律儀にしっかり守らないといけないもの」というイメージを植え付けてしまい、負担になります。
次のような感じでお願いすると良いですよ。
ゲストの皆様がリラックスできる式にしたいと思っております
そのため当日は「リゾート風」をドレスコードとさせていただきたいと存じます
サンダル ノーネクタイ ジャケット無し など 過ごしやすい格好でお越しください
ゲストの皆様に 明るい気持ちで楽しんでいただくために 「オレンジ」をドレスコードに指定させていただきたいと存じます
当日はどのようなものでも構いませんので 服装または小物に「オレンジ色」を取り入れてお越しくださいませ
基本は「式を楽しんでもらうためのドレスコード」ということを頭に置いて、お願いするようにしましょう。
服装でなくて小物などでも構わないということを明記するのもポイントです。
ちなみに結婚式の招待状では、句読点を使わないのがルール!
文章は例文のようにスペースを空けるなどして調節しましょう。
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具体的にお願いしよう!例やイラストなど工夫を
ドレスコードをお願いする場合、具体例やイラストが一緒にあるととても親切です。
【わかりにくい例文】
ビーチリゾート風でお越しください
ピンク色のアイテムを身に着けてお越しください
平服でお越しください
【わかりやすい例文】
ビーチリゾート風でお越しください
(サンダル ハーフパンツ 麦わら帽子 サングラス など)
ピンク色のアイテムを身に着けてお越しください
(ネクタイ シャツ アクセサリーなど ポイントのみでOKです)
平服でお越しください
(ノーネクタイ ノージャケット など)
***
全身図の男女別のイラストやイメージ写真を同封するのもわかりやすくてオススメ!
帽子やメガネなどファッション以外の細かいアイテムも載せ、「アクセサリー類などにこんな感じで取り入れるのもOK」というヒントを示してあげると、ゲストもわかりやすいですね。
難しいドレスコードはゲストの負担!NG例と注意点
難しいドレスコードは、ゲストにとって悩みのタネになります。
ゲストも楽しんでもらう、というのがドレスコード指定の最も大切なポイント。
ゲストの頭を抱えさせるドレスコードは避けるようにしましょう。
奇抜すぎ!コスプレ感のあるドレスコード指定
芸能人やモデルさんなどがよく指定しているのが、60年代ヒッピー風やロックテイストなどのちょっぴりコスプレチックなドレスコード。
一般の人にとっては服装を準備できなかったり、イメージがわかなかったりと困惑してしまいがち。
ゲストの普段のキャラクターやファッションを無視したドレスコードは、避けるようにしましょう。
身内ネタでお願いしない
ゲストが楽しめず、一部の人たちだけが盛り上がるような身内ネタは絶対にNG!
例えば「新郎新婦の両家が猫を飼っているため猫耳を付けてください」というドレスコード指定が来た場合、ゲストはどう思うでしょうか?
猫耳の準備は簡単だとしても、「恥ずかしい、こんな姿の写真を残したくない」というゲストがいる可能性もありますよね。
ましてや猫を飼っていない人、猫に関心のない人からすれば「新郎新婦のわがままに付き合ってあげている」という状態になりかねません。
年配ゲストも疎外感を感じないものを
ドレスコード指定の披露宴は、カジュアルで友人のゲストが多いもの。
ただし、なかには親族全員を呼んで行う披露宴もあります。
その場合、年配のゲストが戸惑ってしまわないドレスコードを考えることが重要です。
若い人には楽しめるアイディアも、年配ゲストは置いてけぼりになってしまいます。
参加者全員が楽しい式だったと思えるようなドレスコードを指定しましょう。
着物(和装)はハードルが高い!
浴衣や訪問着などの着物は、かなり難しいと考えて。
- 着物を持っていない場合レンタル代がかかる
- 自分で着付けができないと、美容院などで着付け代がかかる
- 結婚式の前後に予定を入れにくくなる
これらの理由から、迷惑に思われる可能性が高いでしょう。
「思ったより統一感がなかった」ドレスコード指定の失敗を避けるために
海外のおしゃれなウェディングに憧れてドレスコードを指定したけれど、できあがった写真を見たらイマイチまとまりがなかった…そんな失敗談もよく聞くものです。
そうならないためには、新郎新婦側の段取りが何よりも大切!
ドレスコードの失敗をなくすために、次のような準備をしておくと良いでしょう。
仲良しの友達数人だけにお願いする
参加するゲストの人数が多いと、まとまりを出すのは困難です。
そこで、仲良しの友人数人にだけお願いするのも良いでしょう。
ブライズメイドやアッシャー風に、ドレス・スーツのデザインを指定といった難しいお願いも、仲良しなら比較的言いやすいのではないでしょうか。
花嫁の周りがまとまっているだけでも統一感は感じられますよ
小物アイテムを新郎新婦側で用意しておこう
ドレスコード指定がイマイチな結果に終わるのは、ドレスコードがよくわからないゲストが一定数以上いるため。
そこで、ゲスト全員が身に付ける共通の小物アイテムを、新郎新婦側で準備しておくと良いですね。
ドレスコードの内容と合うロゼッタや花(コサージュ、ブートニア)など、どの年代にも取り入れやすいアクセサリーをチョイスしましょう。
コーディネートにドレスコードを取り入れられなかったゲストでも疎外感を感じず、披露宴に統一感を出せます。
SNSを活用して、ゲストが新郎新婦に質問しやすい環境づくりを
誰でも気軽に質問ができるような環境づくりも、ドレスコードを指定した招待側の仕事。
招待状に「わからない事はこちらで気軽にご質問ください」と添えて、新郎新婦のLINEのIDやQRコードを記載しておくのがオススメ。
その他にも、SNSを活用してドレスコードを提案するのもいいでしょう。
- 招待客のライングループを作って、質問フォーラムにする(会社、友人、など分けて)
- 結婚式専用のTwitterやInstagramで、ドレスコードアイディアを投稿する
- 新郎新婦のLINEホームに、ドレスコードのQ&Aなど載せておく
まとめ:結婚式のドレスコード指定のコツは、ゲストのことを考えること!
- ドレスコード指定はゲストも楽しめる内容なら迷惑にならない
- ゲストにとって簡単なドレスコードにする
- ドレスコードのお願いは、招待状で具体的に伝える
- 統一感のない披露宴にしないようあらかじめ新郎新婦も準備を
ドレスコード指定は新郎新婦も悩んでしまいますが、ゲストを楽しませる気持ちでお願いをすれば大丈夫!
心のこもったドレスコード指定で思い出に残る式にしてくださいね♪