ブーケトスの意味は知ってる?注意点と失敗しない準備ポイント!
ゲストに向かって後ろ向きにウェディングブーケを投げる花嫁さんの姿は、結婚式を象徴するシーン。
「結婚式では絶対にブーケトスをする!」と決めている花嫁さんもいるでしょう。
ブーケトスの意味や具体的方法など、ブーケトスをする時に知っておいてほしいことをまとめました。
結婚式の定番演出!ブーケトスとはどんなもの?
そもそもなぜ結婚式で、ブーケをゲストに投げるのでしょうか?
ブーケトスに込められた意味や、その由来を紹介します。
ブーケトスの意味とジンクス
挙式を済ませた花嫁さんが、誰に届くか分からないように後ろ向きになって、未婚女性のゲストに向かってブーケを投げる演出がブーケトス。
「幸せをおすそわけする」という意味が込められています。
花嫁さんが投げたブーケを見事にキャッチした女性は、次に結婚できるという幸せのジンクスがあります。
ブーケトスの由来
一説によると、ブーケトスの由来は14世紀ごろのイギリス。
幸せにあやかりたい思いから、参列者が花嫁さんのウェディングドレスを引っ張ったり、小物をもらったりしていた代わりとして、ブーケトスが始まったといわれています。
誰が受け取るか分からないようにするために、花嫁さんが後ろ向きに投げるのが主流になっていったとか。
失敗しない!ブーケトスのやり方
ブーケトスの具体的な方法を紹介します。
ブーケトスが向いている挙式スタイルは?
ブーケトスは欧米の慣習に由来する演出なので、教会式にはぴったり。
このほか、演出の自由度が高く、ゲスト参加型の人前式でもオススメです。
ブーケを後ろ向きに投げ上げるので、白無垢や打掛などの和装よりは、ウェディングドレスなどの洋装の方が向いているでしょう。
ブーケトスはいつ・どこでやる?
ブーケトスはブーケを投げ上げるため、ある程度の空間が必要です。
トスする際に、花材が飛んだり、水が飛ぶリスクを考えると、屋外で行うのがオススメ。
教会式や人前式の挙式後に、ガーデンなどで行うケースが多いようです。
ただし、屋内であっても、投げ上げるだけの高さと広さがあればOK。
いずれの場合も、ブーケトスを行ってもOKかを教会や式場、プランナーに確認する必要があります。
ブーケトスのブーケは、軽くて小さいものを用意する
生花のブーケは、ワイヤーやスポンジに含まれた水のため意外と重いもの。
投げた時に水が飛び散る、折れてしまう、ワイヤーがゲストに当たってしまう、といったハプニングが起こる可能性もあります!
ブーケトス用には、軽くて飛ばしやすい造花や、小さいブーケを別途用意するのが賢い方法。
花の茎部分を残したクラッチブーケも、軽く持ちやすくてオススメです。
ゲストの立ち位置
ブーケの重みや花嫁さんの衣装が動きにくいものだと、あまり遠くに飛ばせないことも。
ゲストにはできるだけ、花嫁さんの近くに集まってもらいましょう。
参加してくれたゲストには感謝の気持ちを忘れずに
ブーケトスは「幸せのおすそ分け」ですが、参加してくれる人がいて初めて成立するもの。
幸せいっぱいの自分自身に酔わず、ブーケをもらった人にも、もらえなかった人にも、参加してくれたことへの感謝の気持ちを伝えましょう。
ブーケを受け取ってくれたゲストと一緒に記念撮影をしたり、司会者に簡単にインタビューしてもらうと盛り上がりますよ。
ブーケトスを盛り上げるための準備も怠らない!
ブーケトスを当日のサプライズ演出にすると、「未婚女性が誰も来てくれなかった…」なんて寂しい事態も!
ゲストに参加してもらうことを結婚式前にお願いしたり、その場を盛り上げる「さくら役」を頼んでおくといった準備をするのもアリ。
花嫁さんも当日をイメージしながら、ブーケを投げる練習をしておくといいですね。
ブーケトスをやる時に注意してほしいこと
花嫁さんにとっては「幸せのおすそわけ」のブーケトスですが、もともと「未婚女性対象」の演出であることから、注意が必要なこともあります。
ブーケトスに抵抗を感じる独身女性もいる
未婚女性の中には、自分が独身であることをゲスト全員に知られることを嫌がるゲストもいます。
ゲストが花嫁さんの先輩にあたる場合は、特に参加しづらいと思うかも。
なかには独身だけど、そもそも結婚する気がない女性もいます。
独身ゲストがこのようにさまざまな気持ちを持っていることを、認識しておきましょうね。
既婚者も男性も子供。ゲスト全員で参加してもらうイベントに!
ゲスト全員に楽しんでもらうために、ブーケトスを既婚・未婚、性別、年齢問わず、全員参加型のイベントにする花嫁さんが増えています。
「ブーケトスを行います。幸せのおすそ分けをもらいたい方は、ぜひ前に来てください」と司会者にアナウンスしてもらい、既婚者や男性、子供も含めてたくさんのゲストに参加してもらいましょう。
ブーケトスしない時、代わりの演出は?
ゲストに独身女性が少なかったり、独身女性の年齢が高めの場合は「ゲストに気まずい思いをしてほしくない」という気づかいから、ブーケトスをしない花嫁さんもいます。
ブーケトス意外でも「幸せのおすそわけ」ができる素敵な演出を紹介します。
ブーケプルズ
ブーケプルズは、ブーケに複数のリボンを付けておき、それをゲストにpull、つまり引っ張ってもらう演出。
たくさんつけたリボンのうちの1本だけがブーケに繋がっており、当たった人は幸せになれるというジンクスがあります。
ブーケプルズも独身女性に限らず、既婚者や男性、子供が参加してもちろんOK!
外れのリボンには、キャンディやお守りの意味があるチャームなどを結んでおくと、素敵なプレゼントになりますよ!
男性版ブーケトスのブロッコリートス
ブロッコリートスとは、花婿さんが「ブロッコリー」を男性ゲストに向かって投げる演出のこと。
ブロッコリーには、株がたくさんついているので「子宝に恵まれる」という意味があり、受け取った方が「健康でありますように」という願いが込められています。
ブーケの代わりに○○トス!
「幸せのおすそわけ」として、ウェディングブーケの代わりに、お菓子やキャンディ、ぬいぐるみのほか、新郎新婦に縁のあるものをトスする演出も増えています。
ゲスト全員既婚者だけど、ブーケトスはアリ?
「憧れのブーケトスをぜひやりたい!でもゲストは全員既婚者…」は、ちょっと困ってしまいますよね?
ブーケトス本来の意味は「幸せのおすそ分け」なので、花嫁さんの意志を尊重して全員既婚者でもやってOK!
司会者に「幸せのおすそ分け」であることを強調してもらい、ゲスト全員参加型のイベントにしてはいかがでしょうか?
ブーケトス、こんな時はどうする?
花嫁さんがブーケを投げるという演出のため、ブーケトスはちょっとしたハプニングが起こる可能性も!
屋外でやるつもりが、雨だったら?
屋外に出て行うことが多いブーケトス。
雨が降っていたら、当然できなくなってしまいます。
会場内で広いスぺ―スが確保でき、かつブーケトスを行ってもOKなら、屋内に変更することも可能。
また、ブーケトスよりも場所をとらずにできるブーケプルズもオススメです。
ブーケトスをやりたい場合は、雨天時の対応もプランナーと相談しておきましょう。
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うそっ!ブーケが落ちちゃった!
ゲスト同士がブーケを譲りあったり、うまくキャッチできなくてブーケが地面に落ちてしまうハプニングもあり得ます。
そんなことが起こってしまったら「今のは予行演習です!次本番行きますよ~」と、司会者にうまくかわしてもらうよう、お願いしておきましょう。
ブーケを男性が受け取ったら?
ゲスト全員参加のブーケトスにする場合、男性がキャッチする可能性もありますね。
そんな時には、司会者から男性ゲストに「恋人(奥様)にぜひお渡しくださいね」といってもらったり、女性ゲストにプレゼントするよう誘導してもらいましょう。
ブーケをキャッチしたゲストに「いらない」と言われてしまったら…
ブーケトスにとりあえず参加して、ブーケをキャッチしたものの、「やっぱりいらない」とゲストに後から言われてしまうかもしれません。
男性だったらブーケが恥ずかしいと感じることもあるでしょう。
そんな時は欲しがっている他のゲストに、ブーケをプレゼントしてもいいですね。
まとめ
- ブーケトスの意味は「幸せのおすそわけ」
- ブーケトスに抵抗感がある独身女性もいる
- ブーケトスを独身女性に限定せず、ゲスト全員参加型イベントにすることが増えている
- ブーケトスを屋外でやる場合、雨が降った時の対応を考えておく
結婚式の象徴ともいえるブーケトス。
2人の幸せをおすそ分けをする素敵な演出ですが、ゲストに参加してもらうものなので、自己満足にならず、ゲストへの配慮と感謝の気持ちを忘れずに!